おかげさまで、のべ900名以上のご参加を頂き、好評のうちに開催を終了いたしました。
プログラムは こちら (PDF: 28K)をご覧下さい。
ミニパネルディスカッションでは,コーディング作法・規約の必要性,運用,それをとりまく状況について,産・官・民の立場で出席したパネリストがそれぞれ意見を述べた。
パネリストの意見の中で特徴的だったのは,オープンソース開発 (民)において「コーディングスタイルの統一が非常に重要であり,またそれが守られている」との指摘である。オープンソースの開発は, ある意味究極の「多人数,分散開発」である。多くのメンバがかかわる開発では,何はさておき,理解できるソースコードが重要である。そして,そのために,コーディングスタイルの統一が有効である。
しかしながら,一般的にスタイル統一の重要性は認識されていても,実践,すなわち,開発者に守らせることは難しい。より強制力を働かせやすいと思われる企業 (産)においても,規約は決めてもその遵守には苦労している。
オープンソース開発ではどうして,それが守れるのだろうか。オープンソースの開発者は,自分の作成した新機能を取り込んでもらうために開発している。そして,取り込んでもらうためには, 統一されたスタイルでなければならないということを理解しているらしい。開発者のモチベーションを遵守力として利用できる仕組みになっているということのようである
その他にも,規約やツールの状況など意見が述べられた。企業におけるコーディング規約のあり方を考える上で何かしら参考となる点があったのではないだろうか。
昨年のJaSST'04にて開催し、大きな盛り上がりを見せた「テストライブ」。テストのプロフェッショナル達が、開発側を向こうに回して、自前のテストケースを武器にテスト対象のバグを、 聴衆を前にしてその場で見つけていきます。今年の開発側は、みかまま率いる実装部隊に、シーラカンス総統閣下率いるセサミアンがアドバイザーとして協力した産学連合軍という強敵です。 この1年間にパワーアップしたテストエンジニアの姿を、開発側に見せつけることができるでしょうか!
テスト技術者代表チームとして国内ベンダ、外資系ベンダ、第3者検証会社に所属する3名のエキスパートに参画して頂いた。 また開発側としてSESSAME (組み込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会)の方々に協力して頂いた。
テスト対象は、初日のJaSST'05「100人ライブ」にて使用した通称「100人ツール」に、エラーシーディングでバグを仕込んだものを、ツールを開発した大月先生に依頼して利用した。 25分間でテスト技術者チームがどれだけバグを見つけられるのか、という勝負である。
ライブは、開発チームから100人ツールの仕様についての簡単な説明で幕を開けた。次に、テスト技術者チームのメンバがそれぞれ設計したテストケースの設計方針と、内容の概略を説明。その後、約25分間でテストを実施した。 バグを見つけるとテスト技術者はブザーを押して内容を説明し、それを聞いて開発チームがバグかどうかを判定するという流れである。
テスト開始早々、テストチームは次々とバグを発見! 最初の10分で、なんと7個ものバグを指摘した。最終的な結果は、テストチームは8個のバグと、2個の仕様漏れを検出した。試合終了後の種明かしにて、 開発チームより明かされたバグの数は14個。うち、半数以上の8個を指摘したのであるから、短い時間にもかかわらず立派な結果であり、テストエンジニアの成長を見せつけたライブであった、と言えよう。 開発チームとテストチームはお互いの健闘を称え合い、テスティングライブは終了した。リアルタイムの実況中継もあり、期待以上のライブ感で盛り上がったセッションであった。
その昔「あるあるあるぅ〜!」とテレビの前で叫んだ貴方、お待たせいたしました。JaSSTに「100人に聞きました」がやってきます。司会はIT業界の関口宏こと、榊原彰。 テストや開発で皆が感じていることをアンケートで集め、S-openチームとSESSAMEチームの対戦クイズ形式でお届けする1時間です。楽しみながら世の「常識」を確認してみませんか。ちなみにウサギの名前は「テス太郎」。 JaSSTのマスコットです。
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