JaSSTソフトウェアテストシンポジウム

JaSST'08 Tokyo セッション概要

A0 オープニングセッション 1/30(水) 10:00〜10:15 第1・第2会場

総合司会:JaSST東京実行委員会
実行委員長によるJaSSTの紹介とご挨拶

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A1 基調講演 1/30(水) 10:15〜12:00 第1・第2会場

■A1 基調講演:Software Quality In 2008

Capers Jones (Capers Jones & Associates LLC)
(※同時通訳)
ソフトウェアの計測や見積もり分野の第一人者であり、ファンクションポイント法を用いたコストや品質を見積もり/計測ツールの設計、 ソフトウェア開発のマネジメント分野のコンサルタントとして国際的に活躍しているCapers Jones氏を迎え、品質やコストの計測に基づく膨大なデータをもとにした講演をいただきます。

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A2 エイヤッ!からの脱出 1/30(水) 13:00〜14:10 第1会場

■A2-1 どこでテストをやめるのか?

川村 真弥(NEC)
品質を上げたいからテストを沢山やりたい、しかし限られた工数・納期の中では120%納得出来るまでテストをする余裕はない。開発者なら大半の人がこのような問題に突き当たり、 そして自問自答する「どこでテストをやめるのか?」
本講演では「信頼度成長曲線」に着目し、バグの収束を判断するための実践手法と陥りやすい注意点について紹介する。また更に一歩踏み込んで、 信頼度成長曲線から見えてくる現実をどのように解釈し品質向上につなげていくのか、という課題について考察する。

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■A2-2 出荷判定ライブ:「寸劇から学ぶ出荷判定 −安心・安全な製品を出荷するために−」

(ソフトウェア技術者ネットワーク)
JaSST史上初の試み!出荷判定をライブ形式で行ってしまおうという企画。
S-open有志(劇団メトリ)が出荷判定会議を寸劇で演じます。
会議は、品証や開発、営業に事業部長が入り乱れ、波乱含みの展開・・・。
「安心・安全」をキーワードとした出荷判定のポイントを、ご一緒になって考えてみませんか?最後に出荷可否を決めるのは、会場の皆さんです(判定方法は秘密)。出荷判定の結末はいかに?乞うご期待!!

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B2 ベストの逆襲の逆襲 1/30(水) 13:00〜14:10 第3会場

<JaSST'07 ベストスピーカ賞受賞者による講演>
■B2-1
 蟲眼鏡で蟲が見つかるか 〜テストプロセス改善の意義〜

小川 秀人 (日立製作所)
様々なソフトウェアテスト技法やツールが提案され、多くが有効に活用されている。
しかし、技法やツールを導入すればソフトウェアテストや製品品質が改善する、というものでもない。
ソフトウェア品質向上に向けて、テストプロセスを改善することの意義、テストプロセス改善検討時に考えるべきこと等について述べる。

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<JaSST'07 ベストスピーカ賞受賞者による講演>
■B2-2
 バグレゴ その後- レゴブロックから学んだもの

懸田 剛 (チェンジビジョン)
「レゴブロックを使った欠陥の「見える化」- バグレゴによる試行 -」を発表した後の、バグレゴの近況をお知らせします。現在我々のプロジェクトでは、バグレゴ が使用されなくなりました。なぜ使われなくなったのか?バグレゴから得たもの は?について語ります。そしてソフトウェア開発における、物理デバイスのもたら す可能性を考えてみます。

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C2 リスクのクスリ 1/30(水) 13:00〜14:10 第2会場

■C2-1 Risk based Testingの実践方法と適用事例からの考察−短期間で要求品質を確保する−

石田 智亮 (NEC通信システム)
昨今のソフトウェア開発では、顧客要求や市場競争の激化により開発期間が短期化している。
その短納期化するソフトウェア開発では出荷後の重要品質問題を防ぐため、早い段階から品質リスクを逓減させる活動が必要である。
この要求を満たすテスト手法として提案されているリスクベースドテストを実際のプロジェクトに適用し、手法の効果を確認した。実践結果の考察から、より効果的な適用プロセスと管理手法を提案する。

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■C2-2 FMEAによるテストケース選択

粕渕 清孝 (大日本スクリーン製造)
限られた工数で効率的なテストを行うために、4点法 FMEA(Failure Mode and Effects Analysis) によるリスク判定(影響度・優先度・発生確率)を活用してテストケースを選択するための仕組みを構築しました。 組込みソフトウェア開発プロジェクトでの FMEA に関する取り組みとテストへの応用について説明させていただきます。

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■C2-3 状況変化に対応したリスク分析表の活用

田中 均 (オムロン)
並行開発では、他プロジェクトとの結合評価のために、プロジェクト間で複数回試作品を提供することがある。評価途中で予定される試作品の提供、他プロジェクト起因で突然発生する仕様変更に対して、 段階的な評価を行いながら、試作品を提供することが要求される。このように段階的に変化する状況に対して、リスク低減を目的として、リスク分析表の適用を試行した。試行の途中段階ながら、 確認できた効果と改善点について紹介する。

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D2 冬深し、隣は何をする人ぞ 1/30(水) 13:00〜14:10 第4会場

■D2-1 単体テストにおける品質管理の盲点
-オフサイト開発採用でわかった単体テスト局面の品質管理の盲点-

田中 良治 (日本IBM)
大規模なJava開発案件で、オフサイト、オンサイト開発を併用した事例から、両開発拠点での開発実施局面での品質分析の結果、開発工程に重要ながらも、見落としがちなポイントを明確にした事例。 両開発拠点の開発実施局面までの成果物を、指摘項目数、指摘項目傾向分析、ケース密度、トラブル抽出率、トラブル習熟度曲線、発生トラブル傾向分析といった手法で分析した結果、差異が生じた要因を追求し、 品質管理に重要なことを、浮き彫りにしている。

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■D2-2 広告メディアの品質向上とシステム開発

佐々木 潤 (リクルートメディアコミュニケーションズ)
情報誌やWEBサイトなど、広告メディアの陰には、日々の広告制作や媒体の発行、運営全般を支える制作システムの存在がある。制作システムは、クライアントとカスタマーの期待に応えるべく、 純粋なソフトウェアとしての高い品質が求められるいっぽうで、メディアサービスの価値を向上・維持するために果たすべき役割がある。

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■D2-3 出荷後発生する不具合に対する取り組み

西町 和也 (ジャストシステム)
本講演では、出荷後に発生した不具合をいかにしてそれ以降の品質保証活動につなげているかを、組織的な改善活動への取り組みと、いくつかの報告事例を交えながら説明します。
また、改善活動の中から見つけた新たな試みについても紹介します。

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E2 チュートリアル1 1/30(水) 13:00〜15:50 第5会場

■E2 チュートリアル1:Measuring Software Quality and User satisfaction.

Capers Jones (Capers Jones & Associates LLC)
(※逐次通訳)
Capers Jones 氏のチュートリアルは100名を超える参加者がこまめにメモを取りながら進行し、静かな熱気にあふれたものとなりました。終了後のQ&Aでも多くの具体的な質問に真摯に答え、 さらに多くの方がチュートリアル終了後にも列をなし、氏も時間の許す限り自身の知見を伝えようと真剣なやりとりが行われました。

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F2 強敵と書いて「とも」と読む〜ASTAセッション〜 1/30(水) 13:00〜15:50 第6会場

■F2 アジア各国のテストリーダーからの発表 Asian Software Testing Alliance Conference

司会:高橋 寿一 (ASTER)
(※同時通訳)
「(発表内容調整中)」
Xiaodong Ke (中国/天津ソフトウェアテスティングセンター)
「リスクベーステストの実際- ケーススタディをベースに -」
Wonil Kwon (韓国/STEN(Software Test Engineers Network))
「テストシナリオアプローチ -変更影響を分析する-」
Dr. Suhaimi bin Ibrahim
(マレーシア/マレーシア工科大学Centre for Advanced Software Engineering(CASE))
「Testing Management Approach」
Yongtae Jung (ベトナム/Software Testing Alliance Vietnam(STAV))
参照: 第1回 ASTAカンファレンスin韓国の報告 (NPO ASTER のウェブサイトへ)

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テクノロジーセッション 1/30(水) 14:50〜15:50 第1〜第4会場 ・ 1/31(木) 11:50〜12:50 第1〜第4・第6会場 /12:15〜12:50 第5会場

■A3 ISO/IEC9126 & MISRA-C:2004ベース ソースコード品質診断

波木 理恵子 (オージス総研)
中川 忠紀 (東陽テクニカ)
ここ数年で、コーディング標準の遵守やソースコード静的解析の重要性に対する認知度は高まってきた。しかし、これらの取り組みだけではソフトウェア品質の全体像と傾向が把握しにくく、 品質の向上度を実感しにくい状況にある。
本講演では、この点を定量的に評価することで解消した「ISO/IEC9126とMISRA-C:2004ベース・ソースコード品質診断」の仕組みを紹介する。

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■B3 3部構成で送る、テスト専門会社バルテス

司会者 角田 誠 (バルテス)
第1部: お客様が語るバルテステストサービス (中村 直文 / ヤマハ)
第2部: 放送のデジタル化にともなうデータ放送コンテンツテストの必要性 (石原 一宏 / バルテス)
第3部: テスト専門会社によるテスト教育カリキュラム! (石原 一宏  / バルテス)
(概要)
第3者テスト専門会社であるバルテスの、現状におけるテストサービスを、
  【お客様の感想】
  【ワンセグデータコンテンツ】
  【テスト教育】
の3つのキーワードを基にご紹介。

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■C3 Web 2.0アプリケーションの性能を検証する

岡崎 義明 (日本HP)
リッチでパフォーマンスの良いユーザインターフェース、ウェブサービス、SOAなど、ウェブアプリケーションをめぐる環境は、企業においても今大きく進化している。一方でこれらを実現するテクノロジーは複雑で、 これまでのアプローチでは十分に性能を検証しビジネスリスクを削減することはむずかしい。このセッションではWeb 2.0を支える新しいテクノロジー特にAjaxとそこに求められる性能検証について解説する。

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■D3 継続的インテグレーションとテストによるソフトウェアリリースの迅速化

Jeffrey Fredrick (アジターソフトウェアジャパン)
(※逐次通訳)
継続的インテグレーションの導入はソフトウェア開発組織で実行可能な単純な開発プロセスの変更である。継続的インテグレーションによる問題の早期発見は、後のテストの効率化、工数削減、品質向上に役立つ。
このセッションでは、継続的インテグレーションがどのようにして生まれ、どのように機能するかについて紹介する。また、これを実践することがソフトウェア開発組織にどれだけ重要であるかについても解説する。

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■A6 J-SOX法から考える性能テスト

山岡 英明 (エンピレックス)
J-SOX法のITを利用した内部統制では、開発から運用に至るまでのITの統制が求められ、テストも重要な項目となってる。本セッションでは、J-SOX法の情報システムのテストの中でも特に性能テストに焦点を当て、 リスクを軽減するための効果の高い性能テスト方法について解説する。

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■B6 テストの短期化要請に応える『JudgePruefer』 (仮題)

藤川 亮子 (富士通)
ここ数年、システム開発の短期化により、ソフトウェアのテストに与えられる期間についても短期化している。期間は短くなっても、品質を確保するために必要なテスト作業を減らしてよい訳ではない。 与えられた短い期間の中で、効率よく、効果的なテスト作業を支援する『SIMPLIA/JF JudgePruefer』について、適用事例を交えながら紹介する。

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■C6 テストエンジニアの地位向上が、IT業界を変え、日本を作る (現場主導で作るテスト業界)

生田 泰宏 (シーイーシー)
お客様からのご要望をチャンスと捉え、絶えず創意工夫を続けつつ、独自の検証ノウハウとテスティングのプロフェッショナル集団を構築してきた、第3者検証サービス「PROVEQ」。
その現場主導で行なわれてきた、 品質を高めつつ、コストを抑える仕組み作りと、それを支える技術力育成への取り組みをご紹介する。皆さんの経験・ノウハウを主体的に活かし、一緒にテスト業界を変えていきましょう。

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■D6 開発工程からのセキュリティ検査
―安心・安全なWebアプリケーションを実現するWatchfireソリューション

雨宮 吉秀 (日本IBM)
個人情報保護法の施行や情報漏えい事件の急増により、Webアプリケーションのセキュリティ要求はより高いものとなっている。コンプライアンス・リスクを軽減するためには、 セキュリティ品質を開発・テスト工程から維持することが重要。このセッションでは、Webアプリケーションに潜む脅威を解説するとともに、開発工程での早期対策の重要性と、Watchfire によるセキュリティ対策ソリューションを紹介する。

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■E6-1 組込みソフトウェア品質向上ソリューションご紹介

菅野 修也 (エーアイ・コーポレーション)
複雑化、膨大化している組込みソフトウェアの品質向上が課題となっている。そこで本セッションでは、最新の解析方法にて、高精度にバグを検出可能な静的解析ツール「CodeSonar」の紹介を中心に、 さらに弊社エーアイコーポレーションが提供する、その他の静的解析ツールや動的テスト支援ツールの製品概要を紹介する。

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■E6-2 [開発のプロとして] 静的解析ツールの徹底活用〜 PGRelief 2007 autumn 〜

辻本 寛 (富士通ソフトウェアテクノロジーズ)
近年、ソフトウェア品質を確保する手段として静的解析ツールの活用が注目されている。しかしながら、ツール導入によって品質向上の効果はあるものの、その運用にあたって多大な工数増加となっているケースが多い。
本セッションではPGReliefを題材に、静的解析ツールの概要とこれら運用上の問題点に対する解決方法を提案する。

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■F6-1 モジュール単体テストと検出すべき不具合について

嶋田 卓尚 (ガイオ・テクノロジー)
一般に、モジュール単体テストはカバレッジ100%を作業目標に実施されることが多いが、カバレッジを満たしたとしても、不具合が全て検出できる訳ではない。本セミナーでは、単体テストで検出すべき不具合について、 ガイオの検証サービス「モジュール単体テスト代行サービス」を通じて蓄積したノウハウを、一部紹介する。

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■F6-2 ロボットを使ったテスト自動化ソリューション

小宮 洋行 (ベリサーブ)
このまま、人手だけでテスト作業を続けますか?ソフトウェアの開発は加速度的に大規模化しています。人手をかけるだけでは、コスト抑制、納期短縮、品質向上といった開発現場のニーズに対応する事は困難です。 ベリサーブでは、このような問題を解決する為の手段として、ロボットを使ったテストの自動化を提案します。

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■F6-3 テスト時バグ情報の共有と管理を基にした定量的指標に基づく組織的品質保証について
(組織的品質保証ツール「Q-One」のご紹介)

熊懐 直哉 (構造計画研究所)
近年のソフトウェア開発においては大規模化・複雑化が進んでいる。しかし、一方ではエンドユーザから「高品質なソフトウェアを短期間で提供して欲しい」という要求が益々高まってきている。このような環境下、 構造計画研究所では、FP法による定量化手法に基づいてソフトウェアの品質を定量的に把握する手法と組織的品質保証の取り組みの実践を行なっている。本セッションでは、多くのプロジェクト関係者間で連絡票情報を共有し、 定量的指標に基づく組織的品質保証についてご紹介する。

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A4 ワクワクさせたい人寄っといで〜 1/30(水) 16:10〜17:40 第4会場

<ゲーム業界からお知恵拝借>
■A4-1
 パックマンを事例としたゲーム設計のあり方

岩谷 徹 (東京工芸大学)
ゲームは気軽に遊べて、どんどん夢中になってしまいます。
ユーザーが説明書を読まないことを前提に、プレイに導く工夫や人の心を読んだアイデアや時系列に配されたイベントは計算に基づいた「ゲーム設計」です。そのノウハウをお話ししたいと思います。

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■A4-2 ゲームが目指すユーザーフレンドリー

吉沢 秀雄 (バンダイナムコゲームス)
ゲームソフトで一番大切な事は「お客様」であるユーザーの「楽しい!」とか「面白い!」といったような気持ちの流れを途切れさせず,最後まで飽きずに遊んでいただくことです.
折角つくったゲームが「クソゲー」と言われないために、最も注意しているユーザーフレンドリーについて、その考え方のポイントと,検証方法のひとつであるユーザーテストについてお話したいと思います。

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B4 モデル検査ブートキャンプ 1/30(水) 16:10〜17:40 第5会場

■B4-1 支援ソフトウェアを活用した実践的モデル検査

篠崎 孝一 (関西電力)
モデル検査を実務で活用するために必要となる実践的な知識・ノウハウについて、我々の経験から広く共通的と考えられるものを紹介する。さらに、 モデル検査言語による状態遷移モデル作成を支援するモデル検査支援ソフトウェアを活用した実践的なモデル検査について紹介する。

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■B4-2 ModelChecking技術の専門性排除とその効能

野村 秀樹 (富士ゼロックス)
モデルチェッキングとは、検証対象としたシステムの全状態空間を自動的に徹底検証する技術である。我々は、Executable UML(xUML) で記述された非同期システムの自動検証を実現するため、SPIN Model Checkerをベースとした技術獲得を行ってきた。xUMLからModel検証用言語への自動変換や、SPINの改造がこれに相当し、これらの技術に基づく開発プロセスをEarlyBirdと名づけた。EarlyBirdにおける検証モデルは、 自動生成可能な内部モデルと、手作業で構築する外部モデルから成り立っているが、この外部モデルの構築には専門知識を要し、これが他モジュールへ展開する上で障害となっていた。本報告では、 外部モデルの構築に関する問題とその対策について報告を行う。

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■B4-3 単体テスト支援ツール「パス解析システム」

新原 俊一 (オーエスエー・リミテッド)
・ソフトウェアの真の品質管理を実現するためにはパスに基づくテスト管理が不可欠と考え研究開発に取組んでいる。「パス解析システム」は、 プログラム中の条件分岐処理及び繰返し処理を解析しパス毎のプログラム処理手順表を作成するものである。しかし、繰返し処理のパス数は幾何級数的に膨れ上がり実用的な数に近づけることが非常に困難なため、新たに、 単体テストの「自動テストシステム」の研究開発に取組み始めた。

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C4 はなまるJaSST 〜ソフトウェアテストの生活情報〜 1/30(水) 16:10〜17:40 第3会場

■C4 ライトニングトークス

(JaSST東京実行委員会)

今年もやります、ライトニングトークス。5〜7分の持ち時間に交代1分、の一本勝負。ちょっとまだまとまってないアイデア、ちょっとした小技、ノウハウ、そんなものを大募集。 各地でのコミュニティ活動報告なんてものでもOKです。条件はひとつだけ、テストや品質がテーマになっていること。みなさんのご参加をお待ちしています!

主要な日時:
応募〆切: 01/23(水)(当日の1週間前)
原稿〆切: 01/30(水)
※当日ファイル(またはPC)をお持ちください
公開用原稿〆切: 02/27(水)(発表の約1ヶ月後)
発表申込:
以下の記事にフォーマットに従って返信ください。
(クリックすると別窓で下記フォームページを開きます。)
http://www.mikamama.com/wforum/wforum.cgi?no=13&reno=12&oya=12&mode=msgview

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D4 テスト設計かじり虫 1/30(水) 16:10〜17:40 第1会場・第2会場(中継)

■D4-1 テスト分析の方法 HAYST法とマインドマップを使って

永田 敦 (ソニー)
HAYST法では、テストケースの網羅性を上げるための道具として、FV表を提案しています。これは、テスト分析をするツールです。しかし、仕様書などからFV表を作るとき、いろいろと難しいケースがあります。 このことは、HAYST法ばかりでなくAllPair法などの組み合わせ手法共通の問題です。それを助けるためにマインドマップをつかい、お客様視点でのテストケースを作成する手法を考えてみました。

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■D4-2 テストの"質"評価と欠陥分析によるソフトウェア信頼性評価

堀 明広 (ソフトウェア技術者ネットワーク)
信頼度成長曲線はソフトウェア信頼性の評価に用いる材料の一つである。しかし,信頼度成長曲線が収束していると判定され,そのソフトウェア製品が出荷された後でも,バグの発生が鳴り止まないことがある。 こんな場合には,そのテスト完了判断は,適正であったと言えるだろうか。本稿では,信頼度成長曲線にテストの観点をリンクさせ,ソフトウェア信頼性を評価する方法を提案する。

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■D4-3 不具合に関する知識の抽出に関する研究

河野 哲也 (電気通信大学大学院)
ソフトウェアの品質向上ためには不具合に関する知識を活用することが重要である。
本研究では、効果的に活用できていると考えられるハードウェアにおける不具合に関する知識について述べ、それに基づきソフトウェアにおける問題点を明らかにする。
次に、問題点を解決するためのモデルとして思考過程のモデルについて述べ、知識抽出の基礎となるロジカル・アフォーダンスを解説する。
最後に適用例を示し、考察する。

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A5 笑って仕事しようよ、上向いて仕事しようよ 1/31(木) 10:00〜11:30 第4会場

■A5 実証されたチームビルディング−最高の品質を支えるチーム−とは−

松尾谷 徹、岡田 豊子、 他 (PS研究会)
栗田 太郎、増田 礼子 (フェリカネットワークス)
1.チームビルディングの理論と実践方法
2.やってみよう、アイスブレーク
3.事例 モバイルFelica開発 全体像
4.事例 チームビルディングの実際
5.まとめ

(概要)
製品の品質は、テストだけで決まるものではありません。「高度な技術」(たとえば形式仕様、モデル検証、探索型テストなど)と、それを実践し支える「高度なチーム」の両方が揃わないと、実現することが困難です。
日本では何故、形式仕様やモデル検証が製品レベルで実用化できないのでしょうか?
一方、ここで紹介する事例(フェリカネットワークス)では、元気なチームで当たり前のように高度な技術を実践しています。この違いについて、理論と実践と実証の視点から報告します。

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B5 早期品質警報システム 1/31(木) 10:00〜11:30 第2会場

■B5-1 品質向上のための仕様書&評価 −上流工程からの品質追求−

関 盛昭 (Sky)
要求の高度化に追従するため、従来の評価方法に更なる改善を求める。不具合分析の結果、上流工程での不備が下流工程に与える影響の大きさに着目し、下流工程に閉じた改善から開発工程全体を通じた改善を検討。
上流工程から下流工程をフォローする仕組みとして、仕様書作業チームと評価作業チームを統合したグループを設立。
そこで実施した対策とその効果について報告する。

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■B5-2 定量メトリクス・データによるDefect Preventionの実践

細川 宣啓 (日本IBM)
一般に普及した古典的メトリクスについての先行研究を調査すると様々な特徴が見えてくる。第一に単一のメトリクス(指標)を論じている研究が多いこと、第二に静的なプログラム設計構造に言及した研究の多いことである。 本稿では、各種の品質メトリクスは組み合わせて可視化することで、開発プロジェクトにおけるヒューマンエラーの要因分析に利用できることを示す。最後にこの分析手法に基づき、分析結果から判別した欠陥の根本原因を除去する、 欠陥再発予防活動について述べる。

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■B5-3 目覚めよ! 品質大国ニッポン 始めから正しいことをやる
 - SQuBOK Guideによる「レビュー」 -

古賀 惠子 (日立製作所 ソフトウェア事業部)
池田 暁 (日立情報通信エンジニアリング)
2007年11月末に第一版が刊行された日本発のBOK「ソフトウェア品質知識体系ガイド -SQuBOK Guide-」から、上流成果物の品質確保に特に利用される「レビュー」についてご紹介いたします。

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C5 進化したテスティングライブ2008 1/31(木) 10:00〜11:30 第3会場

■C5 今年もやります。テスティングライブ

 
今年も恒例のテスティングライブを開催します。
今年の対象ソフトウェアはショッピングカート形式のWebアプリケーションとなっており、今回は多少指向を変え、テスト計画だけでなく、パフォーマンステストのシナリオについても発表していただくことになります。
司会・実況・解説:
天野 勝 (永和システムマネジメント)
参加チーム:
チーム ぷろべっQ (シーイーシー)
藤崎ショッピング (ヴェス)
問題作成・バグ判定:
守谷 嘉史 (豆蔵)

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D5自動化マン! 1/31(木) 10:00〜11:30 第1会場

■D5-1 スクリプトレスによるテスト自動化事例

小池 輝明 (NECネクサソリューションズ)
テストツールの採用によるテスト自動化は誰もが検討する内容ですが、テストツールの導入に際しては目的を明確にし、どのような効果を期待するかの検討が不十分であると十分な効果は期待できません。 今回は、テストツールでアプリケーションを駆動するのに必要なスクリプトを敢えて使わない方法にチャレンジし、どのような効果が得られたかについて発表します。

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■D5-2 フリーウェアで作る自動テスト −UWSCの利用例−

古江 智和 (フォーラムエイト)
UWSCは強力なスクリプト言語を備えたフリーのWindows自動操作ソフトです。弊社では長年商用の自動テストツールを利用してテストを行っていますが昨年からUWSCへの移行、移植を始めました。 本事例では商用テストツールとUWSCとの相違点を概観しUWSCへの移行を進める理由を明らかにすると共に、実際にUWSCを使ったテスト実施例をUWSCスクリプトの解説を交えながら紹介します。

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■D5-3 オープンソースのテストケース管理ツールTestLinkの活用事例

川西 俊之 (情報工房)
オープンソースでフリーのテスト管理ツールであるTestLinkのテストを世界中で分担するため、Test Task Forceというプロジェクトが立ち上がった。このプロジェクトでは、 開発者以外のメンバからなるチームがテストの設計および実行を行う。本発表では、TestLinkの活用事例として、Test Task Forceの活動について報告する。あわせて、TestLinkの機能概要についても紹介する。

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■D5-4 デジタル家電に対するAll-Pairテストの改善と適用

川上 真澄 (日立製作所)
デジタル家電は複雑なデータ規格や多様なメ ディアフォーマットを扱うため、仕様の組合せが爆発し、システムテストの困難さが増している。そこでAll-Pair法を応用したテスト項目生成を取り入れ、 システムテスト網羅性の確保とシステムテスト工数の削減を試みた事例を報告する。

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E5 チュートリアル2 1/31(木) 9:30〜12:00 第5会場

■E5 チュートリアル2:現場の仕事がバリバリ進むテスト計画

湯本 剛 (豆蔵)
テストが上手く行かない原因のひとつに、現場にてテスト計画が上手く立てられていないままテストが進んでしまっているケースが考えられる。本チュートリアルでは、業界標準のテンプレートなどにこだわらず、 現場に即したテスト計画の立てるために必要な「戦略」「段取り」「成果物」の3つの視点を紹介する。来場者の方にはもれなく「現場の仕事がバリバリ進むソフトウェアテスト手法」もプレゼント!

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F5 3年B組テス八先生 1/31(木) 10:00〜11:30 第6会場

■F5-1 いまどきのテスト教材

小菅 貴彦 (日本電子専門学校)
現在ソフトウエアテストの教育は理論はもとより、手法などについても概念的な教育が中心となってしまっています。我々、専門学校はこれまでのプログラミング技術など開発側の教育においても、 概念だけに止まらず講義で身につけた概念を確かめるために、演習や実習など実際に手を動かして理解を深める教材を作成して利用してきました。 本学は日本初となるテストエンジニア養成を目的とする学科を来年度から開設いたしますが、そのカリキュラムの詳細と、そのために作成してきた実際に手を動かして学ぶテスト教材についてのご紹介をさせていただきます。

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■F5-2 テスト技術教育の事例紹介−テストエンジニアの知恵を育てる−

沼倉 靖弘 (シーイーシー)

近年、組込み系の機器では搭載機能の拡大に伴い、開発量もテスト量も膨れ上がって来た。一方で開発の短納期化もあり、その必然として効果的で効率的なテスト方法を考える必要に迫られた。
我々は打開策の一つとして探索的テスト手法を活用することにしたが、探索的手法には実施者依存の問題がある。

今回の事例発表は、探索的テスト手法実施に必要なパターン推測と「テストを組み立てる」という考え方の教育についてご紹介する。

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A7 招待講演 1/31(木) 13:50〜15:20 第1・第2会場

■A7 軟件製品の品質保証を巡る人間特性の諸問題

菅野 文友 (系統技術研究所)
過去半世紀余のソフトウェア製品開発は、所望の機能/性能を全うする品質保証の重要性を益々明確にしている。この問題は、縦横多様な面で、人間特性との絡み合いを示す。
関与する人「財」としてのあるべき姿を、諸先達の教訓をかみしめながら吟味する。
多彩なデータによる統計的品質管理や信頼性・保全性技術などを体得・活用するのは当然であり、 それと人間「徳」性の錬成とが論理積として合体することが、基本的に肝要である。

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A8 品質談義 1/31(木) 15:40〜17:10 第1・第2会場

< Capers Jones と 菅野文友 によるスペシャルセッション>
■A8 品質談義:菅野・ジョーンズのバグらない話

モデレータ:
誉田 直美 (NEC)
Capers Jones (Capers Jones & Associates LLC)
菅野 文友 (系統技術研究所)
(※逐次通訳)

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A9 クロージングセッション 1/31(木) 17:10〜17:30 第1・第2会場

総合司会:JaSST東京実行委員会
ベストスピーカー賞の発表と、実行委員長によるクロージング

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