JaSSTソフトウェアテストシンポジウム

JaSST'08 Kansai 〜 「チームワークで目指す、楽しいテスト」〜 セッション概要

オープニングセッション 6/5(木) 13:30〜13:40 6号館2F F会議室

 

page top↑

S1 チュートリアル1 6/5(木) 10:00〜12:30 6号館2F F会議室

■S1 今日からはじめるTestLink

TEF TestLink日本語化部会
判谷 貞彦(ミヨシ電子)
市川 正美(エス・キュー・シー)
川西 俊之(情報工房)
JaSST'08東京で好評のTestLinkが大阪に!今度はより実践的にワークショップ形式で。
このチュートリアルでは、オープンソースのテスト管理ツールとして世界に注目されているTestLinkを紹介する。
TestLinkを使用することにより、テストケースの登録/管理/評価実行/評価結果の集計やユーザ管理を効率的に実施することができる。
さらに、TestLinkはTestLink自体を使ってリリーステストされているという実例もある。
さあ、「テスト管理ツールに興味がある」という方や「TestLinkを使ってみたい」という方も、ぜひ「今日からはじめるTestLink」へ。
参加者には、TestLinkお試しパッケージや日本語マニュアル、便利ツールが入った特典CDを進呈!
【必要環境】
チュートリアル1については、ノートPCおよび、指定ソフトウェアを事前にご準備ください。(実行委員会では、ご準備いたしません)
お申し込みの前に、必要環境をご確認ください。 (必要環境はこちら)

page top↑

S2 関西の底力 6/5(木) 13:40〜14:25/14:35〜15:35 6号館2F F会議室

■S2-1 テスト管理をもっと楽に 〜 TestLinkによるテスト管理

市川 正美(エス・キュー・シー)
テスト管理ツールであるTestLinkを使用しテストを管理している事例を紹介する。本事例ではTestLinkを使用することでテスト計画〜テスト終了レポート報告まで一連のテスト作業の管理を行った。 また、TestLinkの利点を活かすことで、特別なソフトウェアを必要とせず地理的に離れたメンバーがインターネットを通じ作業を行うことでテストの分散実行・一元管理を行う事が可能になった。

page top↑

■S2-2 アジャイル開発における品質保証

細谷 泰夫(XPJUG関西)

開発プロセスに関わらず品質保証は、ユーザニーズを満足させるソフトウェアを提供することを目的としている。
アジャイル開発プロセスは開発ライフサイクル中も変化するユーザニーズを満たすソフトウェアを適正な価格と期間で開発することを目的としている。
本講演では広く実施されているウォータフォール開発での品質保証の仕組みの目的理解と、XP等のアジャイル開発プロセスで定義されている品質保証に寄与するプラクティスについて考察することにより、 アジャイル開発に適用しやすい品質保証の仕組み作りを提言したい。

page top↑

■S2-3 出荷後発生する不具合に対する取り組み−不具合の未然防止につなげる活動事例の紹介−

三橋 尊志(ジャストシステム)
本講演では、出荷後に発生した不具合をいかにしてそれ以降の品質保証活動につなげているかを、組織的な改善活動への取り組みと、いくつかの報告事例を交えながら説明する。
また改善活動の中から見つけた新たな試みについても紹介する。

page top↑

■S2-4 FMEAと影響範囲絞り込みによるテストケース選択

粕渕 清孝(大日本スクリーン製造)
限られた工数で効率的なテストを行うために、4点法FMEA(Failure Mode and Effect Analysis)によるリスク判定(影響度・優先度・発生確率)を活用し、テストケースを選択するための仕組みを構築した。
トレーサビリティマトリックス(TM:要求や障害とモジュールとの関連表)による修正影響範囲絞込みとともにテストへの応用について紹介する。

page top↑

■S2-5 段階的評価におけるリスク分析表の活用

田中 均(オムロン)
製品開発を複数プロジェクトに分割して行う場合に、評価の為にプロジェクト間で試作品提供が繰り返し必要となる。提供先プロジェクトで必要となる機能性能および納期を実現するために、 段階的な評価計画を作成し実行する必要がある。このような段階的評価の実行リスクを低減させることを目的として、リスク分析表を用いた評価スケジュールの立案を試行した。 試行の過程で確認できた効果と改善点について紹介する。

page top↑

S3 パネルディスカッション 6/5(木) 15:50〜17:00 6号館2F F会議室

■S3 求められるテスト技術者の育て方

 

ソフトウェア品質の重要性が叫ばれる中、テストの役割も大きなウェイトを占めてきている。実業務に即対応できるテスト技術者が必要であり、テスト技術のみならず、品質全般の知識を持ち、 ヒューマンスキルを兼ね備えた人材を求めている。
本パネルディスカッションでは、現場のテスト技術者に求められているスキルを整理し、どのように教育すればいいのかというテーマについて討論を進める。

パネリスト:
  • 宇井 宏樹(JaSST Kansai 実行委員会)
  • 近藤 成直(三菱電機マイコン機器ソフトウエア)
  • 横山 一直(シシンウィザード)
  • 佐々木 方規(IVIA)
コーディネータ:
  • 武田 学(シャープビジネスコンピュータソフトウェア)

page top↑

S4 チュートリアル2 6/6(金) 10:00〜12:30 6号館2F F会議室

■S4  テストの基礎講座

JaSST Kansai 実行委員会
これからテストリーダーを目指している技術者を対象にした定番の「テストの基礎講座」。
経験1年から3年の若手テスト実務担当者を対象に、テスト設計から実施、報告の進め方まで、現場の経験者がテストの基礎をわかりやすく解説する。

page top↑

基調講演 6/6(金) 10:30〜11:30 センタービル(5号館2F)国際会議ホール

技術者の達成感は生産性だけでは測れない〜情工哀史からの脱却〜

松尾谷 徹(PS研究会)
プロジェクトメンバーの達成意欲と、組織が求める古典的な忠誠心や生産性意欲は、ずれてはいないだろうか?設計、製造、検査など機能分担型の組織をつくり、CS、ES、品質などの旗を振りかざした20世紀型企業価値観は、 多様なプロファッショナルを使いこなす21世紀型に合っていないともいえる。プロジェクト競争力が企業競争力なら、プロジェクトに集うパートナーも含め競争力を考えるべきである。 今回はPS研究会での調査結果なども用いながら、これらの課題にメスを入れる。

※基調講演のみ、参加費用は無料です。
※聴講される方は、ET-WESTサイトにてお申し込み下さい。
http://www.jasa.or.jp/etwest/conference/info_k_in.html#K3

松尾谷 徹氏
松尾谷 徹(PS研究会)
1948年生まれ今年還暦。1972年NEC入社、周辺装置の組込み開発を経て、汎用大型OSの開発に従事、その後、大規模プロジェクトの問題解決、 全社CS・品質と人材育成を経て2002年早期退職。現在、有限会社デバッグ工学研究所代表。1999年より明治大学、東京理科大を経て現在,法政大学兼任講師。2002年PS研究会を設立。博士(システムズマネジメント)

page top↑

S5 ミニワークショップ 6/6(金) 13:30〜14:30 6号館2F F会議室

■S5  テストフェーズにおけるチームのビルディングと維持

松尾谷 徹(PS研究会)
チームビルディングには、アイスブレークなどチームを立ち上げる機能と、チームが騒乱状態に陥らないように維持する機能の2つがある。開発フェーズと比べてテストフェーズでは、 様々な利害関係が顕在化しチームを崩壊させる要因が増加しチームワークの真価が問われる。テストを乗り切るには、早い段階でチームビルディングを行い、チームを維持する必要がある。 ここではチームビルディングをライフサイクルの視点から取り上げワークショップを行う。

page top↑

S6 対談 6/6(金) 14:40〜15:30 6号館2F F会議室

■S6 舞台は違えど基本はチームビルディング

西田 尚浩(京都ユースホステル協会)
前畑 佳史(島津エス・ディー)
「3ヶ月かけて一つの作品を創りあげ、公演を行う」といった演劇をグループ体験の素材として用い、創造表現活動の楽しさに触れる機会を提供しようとする青少年育成施設が京都市にある。 演劇は参加者同士のコミニケーションや裏方などの協力も重要で、これらを大切にしながらチームを作り上げてゆく。
ソフトウェアテストと演劇は一見、何の関係もなさそうだが、シナリオ、リハーサルなど我々が聞きなれた単語が演劇でも使われる。作り上げるプロセスは、 チームビルディングという点でソフトウェアテストと非常に似通っているのではないだろうか。
そこで、この事業をサポートするユース・ワーカー(青少年の援助専門職)が独自にサンプリングした参加者の充実度や達成感のアンケート結果も交えて、チームビルディングの秘訣を対談形式で引き出していく。

page top↑

S7 パネルディスカッション・検討会 6/6(金) 15:40〜16:45 6号館2F F会議室

■S7 チームワークで品質向上をめざして

 
ソフトウェアプロダクトの開発は、テストチーム以外にSEチーム、開発チーム、品質管理チーム、トップマネージメントに至るまで、さまざまなチームが連携をとりあいながら進行している。 テストチーム内のチームビルディングをチーム間のチームビルディングにまで視点を広げ、現場で発生している事例より問題提起を行い解決策を探っていく。
パネリスト:
  • 茨木 紀明(シーイーシー)
  • 岸田 昌巳(てふかん)
  • 木下 義直(松下電器)
  • 東 秀和(データプロセス)
コーディネータ:
  • 加澤 繁信(JaSST Kansai実行委員会)

page top↑

クロージングセッション 6/6(金) 16:45〜16:50 6号館2F F会議室

クロージングセッション

 

page top↑