2/3(金) 13:30-13:45 (15分)
(JaSST Tokyo 実行委員会)
2/3(金) 13:45-15:15 (90分)
東 基衞(早稲田大学名誉教授)
セッションの内容
ICT(情報通信技術)の急速な進歩により、 ICTを応用したシステム及びソフトウェア製品(S&S)が多様化し,普及しています。特にその欠陥が多様な利害関係者に重大な影響を与える恐れのあるクリティカルなS&S製品の品質向上は現代社会の最重要課題のひとつです。
ISO/IEC JTC1/SC7は,この問題解決への貢献を目指して多様なS&S技術の国際標準化活動を行っています。ISO/IEC 250nn SQuaRE シリーズは, ICT応用S&Sの品質向上を狙いとして体系化された国際標準集で,JTC1/SC7/WG6が推進しています。日本はWG6のConvener,SQuaRE シリーズのプロジェクト エディタ,各文書のCo-editor などを担当して,主導的な役割を担っています。また,情報処理学会・情報規格調査会のJIS化委員化は,SQuaRE シリーズの翻訳JIS化を進めています。
SQuaRE シリーズは,SC7/WG6が担当して,1991年に刊行されたISO/IEC 9126 (JIS X0129) 品質モデルから始まり,ISO/IEC 9126シリーズ,及びISO/IEC 14598シリーズを基に,1999年のSC7/WG6金沢国際会議で日本が提案し,2000年のJTC1/SC7国際会議で承認され,作業を開始,これまでに多くの国際標準及びその対応JISが出版されています。
本講演では、JTC1/SC7及びSC7/WG6の歴史及び活動の概要を紹介した後, SQuaREシリーズ制定までの経緯,SQuaREシリーズの狙い及び構想,SQuaREシリーズを構成する各部門及び各標準の概要,並びに今後の計画を解説します。
講師プロフィール
早稲田大学名誉教授。
1963年早稲田大学第一理工学部卒,日本電気(株)入社,各種システム開発を担当。1980年同社ソフトウェア生産技術研究所部長。1987年同社退社,早稲田大学教授就任。創造理工学部経営システム工学科にてソフトウェア工学の教育・研究に従事。理工系英語教育センターを設立・初代センター長。元英国South Bank大学客員教授,及びカナダMontréal ETS客員教授。2010年早稲田大学定年退職,早稲田大学名誉教授就任。
1975年よりISO国際標準化活動に参加,1987年より2014年末迄ISO/IEC/JTC1/SC7/WG6 Convener,ISO/IEC 25000 SQuaREシリーズ国際標準統括エディタ。情報処理学会情報規格調査会元SC7専門委員会委員長,同SC7/WG6委員会主査,SQuaRE シリーズ標準JIS化委員長。
通産省標準化功労者表彰,日経品質管理文献賞,IEEE-Computer Society Golden Core Member,IEC1906賞など受賞。 ICSE, COMPSAC, AQuIS, OOIS その他多くの国際会議で委員長,基調講演。
コンピュータソフトウェアの標準化(編著),ソフトウェア品質管理ガイドブック(編著),Software Excellence(編著):Productivity Press,その他著書,論文多数。
2/3(金) 15:40-16:40 (60分)
佐々木 方規(ベリサーブ)
セッションの内容
「人材を育成することは難しい」と常日頃の悩みです。その障壁は、ゴールが曖昧であることと育成をする側とされる側の意識ギャップが大きいのではないかと考えています。Education Architecture(EA)は、HRMの技術要素として定義しました。EAを利用してテストエンジニアのスキル分析を行い、そのスキル要素を用いてテストエンジニアの能力開発を実現する手法を紹介します。その一例として、テストエンジニアが保有する能力を分析して作成された「Test.SSF」を用いた、テストエンジニアの能力可視化などを理論的に解説します。
後藤 三佳(富士通)
セッションの内容
富士通のテストツールを紹介します。
テストデータ作成ツールや、GUI自動化ツール、網羅率測定ツール、テスト結果の検証に役立つファイル比較ツールなど、様々なテストシーンで利用できるツールをご紹介します。是非お越しください。
山岸 耕二(SHIFT/メソドロジック)
セッションの内容
品質保証において、V字モデルやW字モデルはすでに常識的な考え方として議論されてきているが、実際の開発現場では要求を扱う上流工程とテスト工程がうまく連携しているケースはまだ少なく、そのための手法も確立されているとはいいがたい。
本講演では、超上流工程の要求品質に「要求開発」というテーマで長く関わってきた演者が、要求の品質保証やテスト工程とのトレーサビリティ確保についての取り組み、その方法論について、これまでの知見や成果を発表する。
能戸 フレッド(MathWorks Japan)
セッションの内容
本講演では、早期段階での高コストであるソフトウェアの欠陥の検出、さらに形式手法によるランタイムエラーがない証明を可能とするコード静的解析ツール(Polyspace Bug Finder、Polyspace Code Prover)を紹介する。また、そのツールを使ったコード検証作業の効率化、検証プロセスの中での使用方法についてもハイライトする。ソフトウェア品質やセキュリティに対する注目が増加するソフトウェアに関する検証作業の効率化に関心のある方にお勧めである。
残田 晋(楽天株式会社)
セッションの内容
楽天トラベルにおける開発プロセスを発表いたします。
楽天トラベルでは開発・PDM・QAと大きく3つの役割に分けて開発を行っています。その中でQAがどこから参加しているのかAutomationをどのように行っているのかを発表いたします。
2/3(金) 17:10-18:10 (60分)
松木 晋祐(ベリサーブ)
セッションの内容
ソフトウェア化していく世界のなか、まずコンピュータがクラウドという形で結実し、昨今はモノのソフトウェア化=IoTが進んでいます。実在の世界における"環境変数"を事前に想定することがどんどん難しくなっていくこれからの時代に立ち向かうために、いわゆる"異常系"の膨大なテストを実現する「ファジング」技術についてその概要、およびウェブサーバを例にとったファザー設計の実例をお話します。
2/3(金) 17:10-18:40 (90分)
岡野 麻子(三菱スペース・ ソフトウエア)
セッションの内容
弊社の鎌倉事業部では、累積誤り検出密度の予測にゴンペルツ曲線を採用している。
その際、曲線のパラメータを最小二乗法により決定しているため、最低4フェーズの実績値が必要であった。
それを補うため、初期段階における誤り検出率データから残りのフェーズを外挿したデータを用いて、曲線のパラメータを決定した。
本発表では、このように構築した品質予測モデルをプロジェクト管理に適用した事例について紹介する。
若井 瑞穂(Acroquest Technology)
セッションの内容
当社では受託開発メインから、プロダクトやサービスを開発するプロジェクトが増え、短期で繰り返しテストを実施するようになってきた。
そのような中、従来のように確定した仕様をもとにテストするのではなく、開発と並行してテストケースを育て、プロダクトの品質を向上する必要が出てきた。
そこで、テストマネジメントツールSquashTMを導入し、プロダクトの品質向上に取り組んだ。
その効果と得られたノウハウを報告する。
2/3(金) 17:10-18:40 (90分)
折田 武己(Cygames)
セッションの内容
コンピュータプログラムが別のコンピュータプログラムをデバッグする・・・エンジニアにとって魅力的な響きのある言葉ですが、"言うは易し、行うは難し"。テスティング・フレームワークが提供する機能は極めて限定的です。クラスやメソッドといったプログラミング上の概念に束縛されるため、「受け入れテスト」には適用できません。AIに関する研究は物凄い速度で進化を続けていますが、いま私たちが直面している課題から解放されるのは、まだ当分先のことでしょう。
では、すぐに使える枯れた技術を採用し、リーズナブルな工数で「受け入れテスト」を自動化することは可能でしょうか?私たちは、この命題に長い時間をかけて取り組んできました。デバッグ用にビルドされた特殊なバイナリーを使えば、実現の可能性は格段に高まります。しかし、それでは本末転倒です。人間とまったく同じ条件でなければ、「受け入れテスト」を自動化したことにはなりません。リリース用にビルドされたバイナリーを使って、人間と同じようにデバッグする・・・そのためには、人間の「眼」「脳」「指」に相当する器官が必要になります。私たちは、最終的に「OpenCV」「Python」「Appium」で代替することにしました。
「受け入れテスト」の自動化は、とても興味深い技術的チャレンジです。まったく手を触れていないのに、次々と画面遷移していく様は壮観ですらあります。しかし、いくら立派に見えるものでも所詮は人間が作ったものですから、その実行結果を鵜呑みにすることはできません。エビデンスを第三者にも検証可能なかたちで提示出来なければ、自動化することに大した意味はないのです。私の所属する部署では、開発現場からの様々な要望に応えるかたちでエビデンスの「見える化」をサポートする付帯システムも同時に整備してきました。
CEDEC2016で注目を集めたこのシステムは、その後さらなる進化を遂げました。JaSST'17 Tokyoでは、パワーアップしたシステムの全貌やナレッジを余すところなく紹介したいと思います。
2/3(金) 17:10-18:40 (90分)
川口 順央(ライフロボティクス)
セッションの内容
ソフトウェアの品質を確認する手法としてまぎれもなくテストは有効な手段のひとつです。
しかし、ソフトウェアが複雑化していく中、テストが肥大化し必要なテストを行うことが難しくなっています。自動化にも限界があります。
一方、形式手法はソフトウェアの品質を向上させる技術として期待されながら、実際の開発ではなかなか適応されてきませんでした。われわれは形式手法が持つ力に注目し、形式的仕様記述というかたちで実際の開発に適応しました。
形式手法を導入したからといってテストが不要になるわけではありません。むしろそれらは相補的な関係です。形式的仕様記述は、ソフトウェアの設計や実装だけでなくテスト開発にもよい効果をもたらします。
本講演では、われわれが適応した形式的仕様記述、およびそれがテストに及ぼした影響について話します。
また形式的に仕様記述したからこそ活用できるテスト以外の技術についても紹介します。
2/3(金) 17:10-18:40 (90分)
パネリスト:
阿部 聡(富士通)
近藤 康二(SHIFT)
山崎 崇(ベリサーブ)
高野 愛美(日立製作所)
廣町 幸治(日本ナレッジ)
パネルモデレータ:
河野 哲也(日立製作所)
司会:
池田 暁(ASTER)
セッションの内容
JaSST'16Tokyoではソフトウェアテスト改善技術を概説するとともに策定や翻訳に関わった方々によりパネルディスカッションを実施しました。
その後、この1年でテストプロセス改善技術についての国内事例が徐々に増加、コミュニティでの勉強会やベンダによる導入支援サービスも活発化してきています。
JaSST'17 Tokyoでは、この普及が始まりつつあるテストプロセス改善技術について技術導入に取り組んでいる方々によるショートパネルを実施します。
テストプロセス改善技術の導入・実践着手のために考えるべきことを、パネリストの経験から議論します。また、ASTERテストプロセス改善研究会活動を簡単にご紹介します。
2/3(金) 17:10-18:40 (90分)
芸人:
大西 建児(ガイオ・テクノロジー)
柿崎 憲(サイバード)
山本 くにお(mediba)
山本 健(ミクシィ)
湯本 剛(ASTER)
吉澤 智美(日本電気)
ゲスト:
安達 賢二(HBA)
福田 里奈(Fusic)
司会:
KENさん(ASTER)
越中谷 郁美(ジャパニアス)
セッションの内容
テスト/QA技術者の課題として、組織の壁が課題になることが多くあります。例えば、テストに予算をかけてくれない、とか良い人員がアサインされないといった、自分ではどうにもならない要因が、モチベーションを下げてしまいます。
このセッションでは、テスト/QA技術者として転職を通じてキャリアアップしている転職芸人から、「人生こうやって切り開く方法もあるんだ」というテスト/QA技術者のキャリアパスを紹介していきます。また、転職せずとも仕事をきっちりしているゲストには「転職すればいいってもんじゃないよね!」とバサッと切ってもらいます。
このセッションを通じて、いろいろな選択肢が実際にありえるというのを知ってもらい、多くのテスト/QA技術者のキャリアパスを描く一助になればと思います。
2/3(金) 17:10-18:40 (90分)
2/4(土) 10:00-11:30 (90分)
2/4(土) 14:10-15:40 (90分)
五味 悠一郎(日本大学)
セッションの内容
JaSST'17 Tokyo開催中に論文相談サービスを提供いたします。
というようなお悩みをお持ちの方、JaSST'17 Tokyo実行委員会に所属する博士号学位保有者が対面でご相談に応じます。
この機会をぜひ、ご利用ください。
本サービスの利用に際しては、JaSST'17 Tokyoへの参加登録が必要です。
ただし、追加料金が発生することはありません。
論文相談サービスを利用される場合は、
について、予めご了承願います。
以上を踏まえまして、論文相談サービスをご希望される場合は、以下の書式にてお申込みください。相談日時が確定しましたら、連絡先メールアドレス宛にご連絡いたします。
事前お申込みの無い日時は、当日の飛び入り参加も対応させていただきます。
当日の空き状況は、会場前に掲示予定です。
件名 : 論文相談サービス申込み
内容 :
お申込み〆切 : 2017年1月30日(月)
お申込み先 :
tokyo-query@jasst.jp
ASTER(JaSST実行委員会)事務局 [担当] 五味
2/4(土) 9:00-13:00 (240分)
梅津 正洋(東杜シーテック)
浦山 さつき(ウェブレッジ)
高橋 理(JaSST Tohoku実行委員会)
竹内 亜未(JaSST Tohoku実行委員会)
根本 紀之(東京エレクトロン)
真鍋 俊之(東杜シーテック)
セッションの内容
テストケース作成を仕様書からのコピペで済ませていませんか?本当にそれでいいのでしょうか?
本ワークではチーム毎にVSTePの中心となるテスト観点図を実際に手を動かしながら作っていきます。お題は、実在するソフトウェアの+Lhacaを使います。
各チームでテスト観点を出していきます。出てきた観点についてメンバーがお互いに会話をしながら構造化し、テスト観点図を作成します。
それぞれのメンバーが理解・納得をしながら、テスト観点図を構築していくというプロセスを体験してください!
さらにテスト観点図からテストコンテナを導出し、テストコンテナのメリットをチームメンバー全員で体感していきます。
※本セッションは開始が9時ですのでご注意ください
2/4(土) 9:30-11:30 (120分)
東 基衞(早稲田大学名誉教授)
セッションの内容
クリティカルなICT応用システム及びソフトウェア(S&S)品質の欠陥が社会や企業活動に与える影響が大きな問題となっている今日,ICT応用S&Sの品質向上は,情報通信技術,ソフトウェア技術,S&S品質向上技術の開発技術者はもとより,S&Sの開発技術者,品質管理者,ICT応用S&S品質問題の解決には,適切な技術標準の利用・管理により、対象S&Sの品質要求仕様を定義し、品質を測定・評価して,品質向上技術を用い実施する必要があります。
SQuaRE シリーズは,品質管理部門,品質モデル部門,品質要求部門,品質測定部門,及び品質評価部門から構成された一連の国際標準(対応JIS)から構成され,ICT応用S&Sの品質向上に大変有効な技術を提供しています。
このチュートリアルでは,SQuaRE シリーズの25010品質モデル,25030品質要求定義,25020, 25021, 25022, 25023, 25024品質測定技術,並びに25040及び25041品質評価標準を用いた,S&Sの要求定義及び品質測定・評価・向上の具体的な方法を紹介し考察します。
※本セッションは開始が9時半ですのでご注意ください
2/4(土) 9:30-11:30 (120分)
上田 和樹(TEF道)
小楠 聡美(TEF道)
中岫 信(TEF道)
セッションの内容
皆さんの組織ではプロジェクトのメトリクスを、テストを含む開発プロセスに上手に活用できていますか?
このワークショップでは以下の方を対象にしています。
当ワークショップでは、典型的なメトリクスの読み取り方についてのアンチパターンに気をつけながら、開発プロセスの例として「テスト計画」にフォーカスを当てて、メトリクスの読み取り方とプロジェクトへの生かしかたを実践していただきます。
皆さんが現場に戻って、現場の悩みを解決する方法として「メトリクス活用」への一歩を踏み出す際の手助けになれば幸いです。
※本セッションは開始が9時半ですのでご注意ください
※グループワークになりますので、当日9時半までに来られなかった場合は演習への参加ができない場合がございます
※途中退場はご遠慮ください
※ワークショップの都合上、テーブル配置などで入場数に制限があり、満席の場合は見学となります
2/4(土) 10:00-11:30 (90分)
杉本 秀樹(フューチャーアーキテクト)
セッションの内容
大規模業務システムの構築では、厳しいスケジュールと要員のスキルにばらつきがある中で画面や帳票、バッチ、データ連携といった個々の機能を統一的な手法でテストする手段が確立されておらず、品質担保に問題があった。
この状況を打開するために、9年前から社内で汎用的に使える単体テスト自動化ツールを研究開発し、複数プロジェクトへの導入と改善を進めてきた。今回はその取り組みと効果について報告する。
市村 研吾(オムロン)
セッションの内容
テスト対象である産業用画像センサは機能が開発毎に増加し、そのテスト規模も増大している。
テスト規模の増加に対応するために、テスト対象に詳しくない担当者がテストすることがあり、不具合修正後の確認内容の抜け漏れ、仕様か不具合かの切り分けの効率低下を招いている。
本発表では、その対策として実施した、「不具合の混入/流出分析に基づいた再検証」と「Q&A 管理」の内容と実施に当たって工夫した点を紹介する。
2/4(土) 10:00-11:30 (90分)
パネリスト:
神田 繁良(パナソニックITS)
小山 竜治(カスペルスキー)
中野 直樹(ネクスト)
長谷川 聡(JSTQB)
湯本 剛(ASTER)
司会:
佐々木 方規(ベリサーブ)
越中谷 郁美(ジャパニアス)
木田 貴久(NTTソフトサービス)
セッションの内容
みなさんのプロジェクトにはテストチームをマネジメントする役割の人はいますか?
では、次にその役割の人は、「テストマネージャ」でしょうか?
テストチームのマネジメントには、単に工数の山積み、リソースの調達、進捗数値の集計以外にも「テスト」だからこそのマネジメントスキル、「テスト」だからこそのマネジメントノウハウが存在します。
また、テスト担当者がどんなに優秀でも、この「テスト」マネジメントを誤ったがために、不幸になっているプロジェクトがたくさん発生しています。
今回は、その場で初めて出題されるテストマネジメントの課題に対して、様々なコンテキストをもつベテランテストマネージャ達が、その「引き出し」と「センス」で解決のアイデアを発表していきます。
日々の変化に対応するテストマネジメントの領域において、教科書には載っていないエキスパートのノウハウを持ち帰っていただければと思います。
2/4(土) 10:00-11:30 (90分)
山本 久仁朗(mediba)
吉澤 智美(日本電気)
他ゲームテスト実践者(調整中)
セッションの内容
JaSST'16 Tokyoで「三銃士モデル」を提案したのちに、新たなメンバを加えて実際のコンテンツを用いてテスト設計&プロセス&成果物を「三銃士モデル」に照らし合わせて検討してきました。本セッションでは、実際のゲームへの適用を通じて、ゲームテスト設計への「三銃士モデル」の適用方法・活用を紹介し、さらに発展形としてゲームを離れ、さまざまなドメインへの拡張性と使いやすさを提案します。
「ゲームテストの世界」は、熟練のテストエンジニア・マネージャがまるで「騎士団」の如く、活躍されています。しかし他業種のテスト関係者から見れば、まるで「異世界」のように感じている方も少なくないと思います。「異世界」テストをゼロから理解・始めるためにも、どのような品質(ユーザー感情・世界観・実装・コンテキスト)を大切にしているのか、事業という名のクエストを「バットエンド」回避するために、みなさんと一緒に「三銃士モデル」の現在と未来を語り合いましょう。
テストアーキテクチャ・設計方法論という「白鯨」の如き大きな目標に立ち向かうために「騎士」「精霊術師」「千里眼」「魔法使い」「傭兵」etc、我と思わん方の参加をお待ちしております。
2/4(土) 11:50-12:50 (60分)
松木 晋祐(ベリサーブ)
山﨑 崇(ベリサーブ)
長谷川 聡(ベリサーブ)
藤原 洋平(ベリサーブ)
鈴木 三紀夫(ベリサーブ)
モデレータ:
江澤 宏和(ベリサーブ)
セッションの内容
テストの現場では、いろいろな悩みを耳にします。
どんなテストをしたらよいかわからないといった悩みから、テスト設計技法、マネジメント、プロセス改善といった悩みまで、、、
テストエンジニアの現場をよりよくしたいという強い思いには本当に限りがありません。
本セッションではそれら現場の悩みを取り上げ、パネル形式で討論したいと思います。
テーマは参加者からも受け付けますので、取り上げて欲しいテーマがあれば、是非それらをもってご参加ください。
ここでの議論が、明日の現場を幸せにするきっかけにしていただけると幸いです。
後藤 三佳(富士通)
セッションの内容
富士通のテストツールを紹介します。
テストデータ作成ツールや、GUI自動化ツール、網羅率測定ツール、テスト結果の検証に役立つファイル比較ツールなど、様々なテストシーンで利用できるツールをご紹介します。是非お越しください。
山下 裕晃(SHIFT)
セッションの内容
入社2年目、IT業界未経験からキャリアをスタートさせた自身が、1年半でテスト自動化アーキテクトに成長した理由を、内的・外的要因に分けて分析し、人が自律的に成長していくための考え方や環境を、自らの経験を踏まえてお話しします。
私は、未経験からテストエンジニアとして経験を積み、現在は品質保証の観点だけでなく、クライアント企業のサービス価値の向上までも視野に入れ、テスト自動化から継続的デリバリー環境の構築までを自ら提案・実施しています。
「若手が自律的に成長する環境とは」と題した通り、本講演の対象者は、現在部下の育成に奮闘されているミドルマネージャー層の方や、1年半前の私と同じくこれから新たなキャリアに挑戦される若手エンジニアの方々を想定しています。
一人でも多くの方に、今後の業務構築に有益な情報を少しでもお伝えできれば幸いです。
大西 建児(JSTQB)
セッションの内容
JSTQBでは、日本のソフトウェア業界の技術力向上のため「JSTQB認定テスト技術者資格試験」を実施しています。
昨年は、Advanced Levelの2つ目の資格種別としてテストアナリストの認定試験を開始いたしました。
また、上位組織であるISTQB(International Software Testing Qualifications Board)では、セキュリティテストの領域のより専門的な知識をまとめたAdvanced Level Security Testerのシラバスが公開されたり、Advanced Levelのさらに上位資格であるExpert Levelのシラバス公開や認定もはじまっています。
本セッションでは、こういったISTQBの動向も含め現在JSTQBが行っていること、また今後行おうとしていることをご紹介いたします。
2/4(土) 14:10-15:40 (90分)
秋谷 勤(東海ソフト/APTJ)
笹瀬 義久(sdtech/Qualis Plus)
吉澤 智美(日本電気)
セッションの内容
JaSST'11 Tokyoから始まったテスト設計コンテストは7回目を迎え、今回はJaSST Tokyoと日を分けて2月23日に決勝戦を実施します。
テスト設計コンテストはテスト設計技術の普及と開発を楽しく行う場として多くの方々の賛同を得てきました。今回、JaSST Tokyoにテスコンはないの?の声にお応えして、本セッションではテスト設計コンテストの全国の予選の状況をお伝えします。
テスト設計ってどのように行うの?効果的にテスト設計を行うには?さまざまな疑問にテスト設計コンテストの「中の人」がお答えします。
コンテストに参加する人も参加しない人も様々なテスト設計の様子をお楽しみください。
2/4(土) 14:10-15:40 (90分)
小山 竜治(STAR)
セッションの内容
昨年システムテスト自動化カンファレンスにおいて「テスト自動化エンジニアに必要なスキルとは何か」を定義したAutomationTest.SSF alpha版を発表しました。その続編をテスト自動化研究会からお届けいたします。
alpha版では4つの技術領域を定義しました。
Beta版では各技術領域の中をもう少しブレイクダウンして内容をご紹介いたします。
2/4(土) 14:10-15:40 (90分)
鈴木 里惇(LINE)
泰楽 無雅(メルカリ)
鶴岡 洋子(ユニファ)
西脇 春名(サイバーディフェンス研究所)
福沢 光(ネクスト)
セッションの内容
「Web Service QA Meeting」はウェブサービスの開発プロジェクトに従事するQAのためのリレー形式の発表型イベント(勉強会)です。
今回のWeb.JaSSTでは、同勉強会のコンセプトをもとに、「若手スペシャル」として、様々な若手QAに登壇していただき、1人15分程度で5~6人程度の方が発表する予定です。
今後のウェブサービス業界で活躍が期待される若手に注目しつつ、現場の生の声を元にカイゼンに向けたヒントとテクニックを探っていただくセッションとなります。
~ Web Service QA Meeting のコンセプト ~
ウェブサービスの開発現場では、スピードとクオリティの両立が求められます。
組み込み開発やエンタープライズシステム開発などのドメインに比べて歴史は浅いですが、その分、QA担当者は現場で高い技術と柔軟性を求められます。
「Web Service QA Meeting」 では、発表を通して知見をぶつけ合い、シナジーを起こすことで現場の技術向上のヒントを生み出すことを目的としています。
2/4(土) 14:10-15:40 (90分)
司会進行:
島根 義和(JaSST Tokyo実行委員会)
藤原 洋平(JaSST Tokyo実行委員会)
対談:
湯本 剛(ASTER)
米山 允章(メルカリ)
セッションの内容
Web上で一時期話題となった、メルカリのTPI NEXTによるテストプロセス改善。
そのきっかけは、昨年のJaSST '16 Tokyo でTPI NEXTを扱ったチュートリアル「「自己評価」と「自己改善」で始めるテストプロセス改善」の受講だったという。
以前から是非担当者の話を聞きたいと望んでいたチュートリアル講師を務めた湯本氏と、チュートリアルを受講しメルカリでTPI NEXT導入を推進している米山氏の二人の対談を通して、TPI NEXT導入・テストプロセス改善の実際について理解を深めていきましょう。
2/4(土) 14:10-15:40 (90分)
伊藤 望(TRIDENT)
増田 聡(IBM東京基礎研究所)
モデレータ:
大月 美佳 (佐賀大学)
セッションの内容
近年、深層学習(ディープラーニン)の出現により、人工知能分野が注目を集めています、IT化が進み、大量のデータが蓄積されるようになった現代社会にて、それらに人工知識技術を適用し、人間では見つけ出せなかったパターンを見出そうとする、あるいはより楽にデータを抽出して応用しようとするデータマイニングの動きも様々な分野で活性化しています。
ソフトウェアテスト分野においても、大量のログ、バグ票、テストデータなどが蓄積されており、そうした資源をうまく活用し、またそこから新しい知見を得ていくことが期待されています。今回は、IBM東京基礎研究所にて回答データ作成手法を研究されている増田聡氏と、ディープラーニングで自動テストスクリプト作成を簡単にするサービス「Magic Pod」を開発されているTRIDENT社の伊藤望氏をお招きして、特にソフトウェアテスト分野での人工知能技術の活用事例についてお伺いするとともに、今後の展望などについて、会場の皆様からの質疑を交えながら議論をしたいと思っています。
2/4(土) 16:00-17:40 (100分)
奈良 隆正 (NARAコンサルティング)
セッションの内容
品質保証という言葉を聞いて皆さんは、日頃の業務を通じてどんなことを思い浮かべるでしょうか?
無理難題を押付ける品質保証部門、膨大なテストそしてまたテスト、どの様に使われるか良く解らない数多くのデータ取得、チェックリストを埋めるためのチェック、・・・・・
開発者を自称する皆さんからは、こんなネガティブな声が聞こえそうです。
品質保証という言葉を分解すると、「品質」と「保証」という二つの言葉から出来ていて、それぞれ別の意味を持っています。
品質保証は「品質(特性)」を「保証する(行為、活動)」と考えると、本来の意味が理解し易いと思います。
「品質(特性)」はISO/IEC9216や25000シリーズで考え方が示されていますので、ある程度理解されて居ると思われますが、「保証する(行為、活動)」については十分に理解が進んでいない為に、先に述べたようなイメージ(誤解)が付きまとうのではないかと思っています。
「保証する(行為、活動)」とは、その製品(サービス)を使って頂くお客さんに「安心感」を持って貰うために提供組織が行う、諸活動だと言えます。従って、皆さんが行っている仕事全てが「保証する」に直結して居ると考えるべきなのです。
このような考え方に基づく品質保証の枠組み及び技法は40年以上前に生まれ、進化を続けながら現在に引き継がれて居ると思います。しかし、未だに初期の枠組みや技法に依存し、良く理解されないまま何となく保証活動が行われているのではないかとの危惧を最近特に感じます。
本セッションでは、先ず講演者の経験に基づき、品質保証の概念や技術・技法の進歩の経緯を解説し、後半では若手技術者とのディスカッションを通じて、現在の課題や問題を明らかにしながら、今後の有るべき方向や姿勢を探り、品質保証の理解を深めていきたいと思います。
講師プロフィール
NARAコンサルティング 代表
1962年(株)日立製作所入社。1965年以来ソフトウェア開発事業部、情報システム事業部および関連会社において、ソフトウェアの品質保証、ソフトウェアテスト、ソフトウェアプロセス改善、PM普及などに従事。
2007年、NARAコンサルティングを立ち上げ、現在はソフトウェア開発のコンサルタント業務を展開している。
研究論文や著書
2/4(土) 17:40-18:00 (20分)
(JaSST Tokyo 実行委員会)
2/3(金) 12:30-13:30 (60分)
2/4(土) 12:50-14:10 (80分)
<展示ブースツアー>
今年の「展示ブースツアー」は、両日共、先着順で30名(予定)募集します。
「展示ブースツアー」は、JaSST実行委員がツアーガイドとなり、展示ブースを巡ります。
なお、初日のブースツアーに参加された方は、基調講演の本会場のお席までご案内いたします。
(基調講演開始10分前に、予め確保したお席にご案内しますので、お席の確保の心配は不要です。)
今回も、ご協力いただいている各スポンサー企業さんに、我々テストエンジニアが現場で役立つツールやサービスを展示していただいています。
展示ブースに興味はあるけど、なかなか1人では聞いてみるのが難しいという方。
参加者や実行委員とテストツールやサービスの話をしてみたいという方。
展示ブースツアーに参加してみませんか?
《集合時間と場所》
展示ブースツアーへの参加は、両日共、「2階 121会議室(展示ブース前)」で受付いたします。 誘導スタッフが旗を持って待っております。
さあ、最先端のサービスやツールの話をガイドと一緒に聞きに行きましょう。
2/3(金) 19:00~
<情報交換会>
毎度恒例となりました情報交換会、今年も賑やかに開催します!
シンポジウム1日目終了後に行われる情報交換会で、テストや品質に対する関心事を肴に自由豁達に意見交換しましょう。(都合により参加できない方もいますが)セッションの講演者や実行委員も多数参加するフラットな交流の場です。普段名刺を配る機会の少ないという方もたくさんお持ちくださいね。また、実行委員によるお楽しみ企画も計画中です。是非ご参加ください。
なお、情報交換会は事前登録制です。WebサイトでJaSST'17 Tokyoに申し込む際に、合わせてご登録ください。
<コミュニティブース>
全国のコミュニティによるブースを今年も実施いたします。
今回エントリは8コミュニティ。詳細は下記をご覧ください。