JaSST'18 Hokkaido-レポート

JaSST
JaSST'18 Hokkaido

JaSST'18 Hokkaido レポート

※本レポートは、都合により写真・資料を公開していないものもございます。あしからずご了承下さい。
NPO ASTER 活動報告

ASTERレポーターによるJaSST参加レポートも併せてご覧ください

オープニングセッション

セッション 0

オープニングセッション

(JaSST Hokakido 実行委員会)

写真:司会:柴田

[写真]司会:柴田

ポスタープレセッション

セッション 1

ポスタープレセッション

セッションの内容

ポスターセッション出展者から展示概要をご説明します。

基調講演

セッション 2

「土俵際で相撲をとるのはやめよう
わかるシステム可視化技法」

神崎 善司(バリューソース)

セッションの内容

システムを可視化する手法であるRDRA2.0(Relationship Driven Requirement Analysis)をご紹介します。
システムの可視化はドキュメント作成が目的ではありません。以下の3つのことが出来なければ役に立ちません。

  • コミュニケーションを促進する
  • 影響度が分析できる
  • メンテナンス可能な仕組みがある

システムを表現するためにはちょっとしたコツを掴むだけで、素早く精度の高い可視化が可能になります。
そのポイントは必要最低限度のアイコンとそれらのつなぎ方にあります。

この技術を要件定義に使えば、システマティックに素早く網羅的で整合のとれた要件を定義できます。既存システムの可視化に使えば保守開発の手戻りを減らし品質をあげることができます。

対象を可視化する表現力を身につけ、簡潔にシステムを可視化しましょう。

【相撲は土俵の真ん中でとる】⇒要件は前工程で定義する

写真:基調講演のグラフィックレコーディング1 写真:基調講演のグラフィックレコーディング2 写真:基調講演のグラフィックレコーディング3

[写真]基調講演のグラフィックレコーディング
[画像をクリックにて拡大]

講師プロフィール
写真:神崎 善司 氏

神崎 善司(バリューソース)

大手Sierにてシステム開発のプロジェクトリーダーとして、数多くのプロジェクトに従事。上流工程からシステム導入までシステム開発全般の経験を積む。1980年代後半から開発方法論やオブジェクト指向などのソフトウェアエンジニアリング習得の必要性を痛感し独学。
1990年、(株)バリューソース設立。オブジェクト指向技術を中心としたコンサルティングに従事。物流・製鉄・ERP・会計などの多様なプロジェクトに参画。アーキテクチャ策定・フレームワーク構築・要件定義を行う。
2000年以降は上流工程を中心としたアーキテクチャ設計、要件定義のコンサルティングを行い、その経験を活かし要件定義の手法をまとめる。

著書

参加者の声
  • RDRAの用途・概念を一から学ぶことが出来た。
  • ドキュメントを目的化するのではなく、コミュニケーションのベース構築を目的にするという理念が良かった。
  • 膨大な仕様を整理するための現実的な不備が出にくい方法論だと感じた。

経験発表・アイディア提案/事例紹介1

セッション 3-1

経験発表・アイディア提案:
アジャイル開発効率化に向けたテスト自動化基盤

写真:都築 浩平 氏

都築 浩平(三菱電機 情報技術総合研究所)

参加者の声
  • 速度、効率化が分かりやすかった。

経験発表・アイディア提案:
テスト自動化の改善に向けた取り組み
~Deploy speedの改善~

写真:江村 禎昭 氏

江村 禎昭(楽天 サービス品質保証グループ)

参加者の声
  • 工数の増加とのトレードオフなどの話があり、それでもやるメリットがあるとことがわかりました。

事例紹介:
不完全な業務フロー図から網羅的にテスト設計するための状態遷移図の活用事例

写真:町田 欣史 氏

町田 欣史(NTTデータ)

参加者の声
  • 書き過ぎない、そもそも必要だったのか?という原点への立ちかえりが気づきになりました。

経験発表・アイディア提案/事例紹介2

セッション 3-2

経験発表・アイディア提案:
4象限を用いたプロセス改善施策の効果分析
~施策を選定して効果を可視化する方法~

写真:廣町 幸治 氏

廣町 幸治(日本ナレッジ)

経験発表・アイディア提案:
やってみました!探索的テスト
~探索的テスト導入から運用にこぎつけるまでの道のり~

写真:金谷 和博 氏

金谷 和博(東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ)

参加者の声
  • 探索テストはシキイが高そうなイメージが大きいので、導入事例は助かりました。

事例紹介:
複数人で「パーティ」を組んで探索的テストを行った実例

写真:山本 涼平 氏

山本 涼平(日本ナレッジ)

参加者の声
  • スキルマッピングのパラメータについて参考になりました。

ポスター展示

セッション 3-3

ポスター展示

セッションの内容

ポスター展示ではスポンサー様、道内コミュニティ活動紹介等のプーズの展示を行います。

ワークショップ

セッション 4

「影響度分析 実践演習」

写真:神崎 善司 氏

神崎 善司(バリューソース)

セッションの内容

保守開発を念頭にした影響度分析を、実際に手を動かしながら体験します。事前に用意されたシステム仕様(PowerPoint)をベースに変更要求の分析を行います。
参加される方にシステム仕様と分析ツールをお渡ししますので、グループで会話しながらシステム仕様を探索的に分析し、変更内容を確認してください。 このワークショップは基調講演と連携しており、基調講演で示した可視化手法を演習形式で試すことができます。

コミュニケーションしながら影響度分析ができ、メンテナンス可能な可視化手法を体験します。この中で出てくるビジネスルールはテスト工程にも使えます。

写真:ワークショップの模様

[写真]ワークショップの模様

参加者の声
  • 手を動かして、ツールを使って、今まで理解しているつもりだったけど…が、使ってみよう!に変わりました。
  • 使えると便利そうなので練習します!
  • 現場で使いたいと思いました。
  • ユースケースの存在意義に今まで納得していなかったのですが、このワークを通じてユースケースの存在意義を少し理解した気がします。

ビブリオバトル

セッション 5-1

(JaSST Hokkaido 実行委員会)

セッションの内容
【ビブリオバトルとは】

「人を通して本を知る。本を通して人を知る。」
をキャッチコピーに、おすすめの本を持ち合い、本の魅力を紹介しあうコミュニケーションイベントです。

【ビブリオバトルを開催する目的】

本を通じて取り組んだ事を他の人に伝え、その成功・失敗について語ることで新たな発見と知識の伝播を目的としています。
今回はテーマを決めてバトルをやります。
テーマは「書籍を読んでやってみたこと。」
本を通じて、やってみたことの成功談や失敗談を紹介して、その本へ興味を持ってもらいましょう!!

【ビブリオバトルの流れ】
  1. 発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まります。
  2. 順番に一人5分間で本を紹介します。
  3. それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行います。
  4. 全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とします。

「敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法」
アダム・カヘン(著)

写真:マナベ トシユキ 氏

マナベ トシユキ

「ソフトウェア見積り」
スティーブ・マコネル(著)

写真:シマネ ヨシカズ 氏

シマネ ヨシカズ

「理科系の作文技術」
木下 是雄(著)

写真:ヨシタケ ノブヒロ 氏

ヨシタケ ノブヒロ

「いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ 五輪書」
宮本 武蔵(著)城島 明彦(訳)

写真:ナカクキ マコト 氏

ナカクキ マコト

参加者の声
  • 普段読まないジャンルの本の話が聞けて楽しかったです。
  • 自分の興味範囲になかった本が紹介されるのが楽しいです。

ポスターセッション

セッション 5-2

ポスターセッション

セッションの内容

ポスターセッションではスポンサー様のブース、道内コミュニティ活動の紹介ブースがあり、展示/プレゼンを行います。

【出展企業・団体】
  • 富士通
  • ベリサーブ
  • HBA
  • 日本ナレッジ
  • JSTQB
  • ASTER
  • TOC/TOCfE北海道
  • TEF道(TEF北海道ソフトウェアテスト勉強会)
写真:ポスターセッションの模様1 写真:ポスターセッションの模様2

[写真]ポスターセッションの模様

招待講演

セッション 6

「弁護士が大切にする「過程(プロセス)」と「社会的公正」」

小野寺 信勝(北海道合同法律事務所)

セッションの内容

私たちは誰もが順風満帆な人生を送っているわけではありません。大なり小なりどこかで「石」に躓いた経験を持っていると想います。そして、一度や二度は「あのとき、ああしておけばよかった」と振り返ることがあるはずです。私たち弁護士の仕事が扱うのは「過去の出来事」です。例えば、離婚事件では過去の夫婦生活が問題となりますし、過労死事件では過去の労働時間や職場環境の是非が問題になります。IT業界が将来に向かって何かを作り出す仕事だとすれば、弁護士は過去の問題を取り扱うのですから、見方によってはとても「非生産的な仕事」に映るかもしれません。しかし、人間は、過去の出来事と折り合いを付けなければ、前に進むことができないことがあります。わたしたち弁護士の仕事は、依頼者の話を傾聴してその想いを受け止め、法律や判例から結果を予測して、当事者にとって最善の結論になるよう支え、そして、過去の想いを「供養」させることにあります。そのためには、「結論」と同じくらい「過程」が大切です。講演の前半では、このような観点から、弁護士が何を考えて、どういう仕事をしているのかを話したいと考えています。
また、弁護士の大切な仕事の一つに「社会的公正」の実現があります。私は、外国人技能実習生の劣悪な労働問題、障がいを理由とした強制不妊手術、水俣病などのいわゆる人権問題を扱っています。彼・彼女らは経済成長や社会不安の被害者です。こうした「社会的弱者」と呼ばれる人々の声を拾い上げることも、私たち弁護士の大切な仕事の一つです。みなさんの仕事とは無縁に思えるかもしれませんが、今日ではビジネスと人権が高い関心を集めています。また、何よりビジネスマンも企業も社会の中で生きているのですから、人権問題は私たちの問題でもあるはずです。普段は人権問題を耳にする機会は多くないとかもしれませんが、私たち弁護士がどのような考えから、人権問題を扱っているのかを知って頂き、少しでも皆さんの問題として考えて頂くことができれば幸いです。

講師プロフィール
写真:小野寺 信勝 氏

小野寺 信勝(北海道合同法律事務所)

弁護士の仕事は、小さな声を拾い、社会に届けることだと思います。一人一人が人間らしく生きるために、力を尽くしていきたい。

経歴

1978年
札幌市生まれ
2001年
立命館大学法学部卒業
2006年
弁護士登録(59期)/熊本中央法律事務所入所
2014年
北海道合同法律事務所に入所

所属団体・役職など
日弁連人権擁護委員会外国人労働者受け入れ問題PT嘱託委員
外国人技能実習生問題弁護士連絡会共同代表

参加者の声
  • 知らない世界の話が聴けてとてもよかったです。
  • 弁護士活動でもなかなか理解されにくい部分について事例を含めて説明がなされよかった
  • 考えるきっかけとなる講演となりました。

クロージングセッション

セッション 7

クロージングセッション

(JaSST Hokkaido 実行委員会)

情報交換会(受付 18:30~18:40)

セッション X

(JaSST Hokkaido実行委員会)

セッションの内容

今年は情報交換会としてライトニングトークス「ライトニングに語る夕べ」をやっちゃいます。
5分間一本勝負。まだまとまってないアイデア、ちょっとした小技、ノウハウなどを語っていただきます!

「伝わる技術文書の書き方-ダイジェスト編ー」

マチダ ヨシノブ

「多角形を描いてみよう」

コバヤシ ユウタ

「僕らの11日間戦争」

オカノ アサコ

「『〇〇と品質』及びその関係」

オタベ ケン

(タイトル非公開)

イイジマ モエコ

「プロジェクトを横断して不具合レポートを書いている」

ヨシタケ ノブヒロ

スポンサーシップ募集中! NPO ASTER Software Testing

PAGE TOP