JaSSTソフトウェアテストシンポジウム

JaSST'09 Kyushu セッション概要

S1  チュートリアル 11/12(木) 10:00〜11:40 新館 AIMビル3F 311, 312, 313会議室

■S1 ムリ・ムダ・ムラのないテストを考えるための事前知識について −JaSST'09 Kyushuの歩き方−

片山 徹郎 (宮崎大学)
テストにかかるコストは、開発全体のコストの3割から7割を占めると言われており、テスト工程は、ソフトウェア開発におけるボトルネックになっているのが現状です。この現状を踏まえて、 今年のJaSST九州のテーマを「ムリ・ムダ・ムラのないテストを考えよう!」としました。シンポジウムでは、いろんな方面でご活躍の方々に講演を依頼してますが、 その講演を聴く前に押さえておきたい点について、話す予定です。
講演者プロフィール:
写真/片山 徹郎氏 (宮崎大学)

片山 徹郎

1996年九州大学大学院工学研究科情報工学専攻博士後期課程修了。同年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科助手、2000年宮崎大学工学部情報システム工学科助教授、現在准教授。博士(工学)。
並行処理プログラムや組込みシステムを対象としたテスト手法についての研究に従事。
ソフトウェアテストシンポジウム(JaSST) 東京実行委員。九州共同実行委員長。
NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER) 副理事長。
テスト技術者資格認定(JSTQB) 技術委員会 委員。
九州地域組込みシステム協議会(ES-Kyushu)幹事会 幹事。

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S2  オープニングセッション 11/12(木) 13:00〜 新館 AIMビル3F 311, 312, 313会議室

JaSST Kyushu実行委員会

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S3  JaSST/PLWS 共同基調講演 11/12(木) 13:10〜14:30 新館 AIMビル3F 311, 312, 313会議室

■S3 商品価値を高めるコア資産中心の品質向上技術−メディカルデバイスソフトウェア開発の世界で最新の開発方法論−

酒井 由夫 (組込みソフトウェア管理者・技術者育成
研究会(SESSAME))
ソフトウェア搭載製品は効果効能に関する機能や性能といった顕在的な価値と、安全や信頼といった潜在的な価値、すなわち当たり前品質の二つの側面から成る価値から構成されている。 これらの価値を同時に高め、顧客満足度の高い競合力のある商品を開発するにはコア資産の抽出とそれを中心とした品質管理が不可欠である。 この品質管理・設計技術のノウハウをメディカルデバイスソフトウェア開発の歴史と経験に基づいて解説する。
講演者プロフィール:

酒井 由夫

1987年よりメディカルデバイスのソフトウェア開発に約20年間従事する。
商品開発を常にアーキテクトの視点から分析し、「具体から抽象へ」というアプローチにこだわる。
2003年より、SESSAME(組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会)、EEBOFに参加している。
2006年よりソフトウェア品質技術の指導・支援、ソフトウェア技術者の育成に携わる。
組込み技術者向けブログ『組込みソフトウェア工房』を掲載中。

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S4  JaSST 基調講演 11/12(木) 14:40〜16:00 新館 AIMビル3F 311, 312, 313会議室

■S4 テスト・デバッグのトレンド、過去40年から近未来へ〜テストへの期待とその変化〜

松尾谷 徹 (デバッグ工学研究所)
1970年から現在まで、制御系、OS系、パッケージ開発、大規模システム開発など様々なソフトウェア開発とテストに係わり続けた実経験から、テストに求められる要件の変化と、 それに応える技法やプロセスの進歩について解説します。現在、主流となっている、テストの観点やリスクベーステストに至る流れと、その次に来るであろうトレンドについて考察します。
講演者プロフィール:
写真/松尾谷 徹氏 (デバッグ工学研究所)

松尾谷 徹

メーカーに30年勤務した後、デバッグ工学研究所として独立しコンサルとテスト技法のセミナーを生業とする他、明治大、東京理科大を経て現在は法政大学の兼任講師を務める。
国際規格にも関与し、現在はJTC1/SC7 WG26(Software testing)に参加中です。
現在の興味は、ソフトウェア開発やテストなどエキスパート職場のモティベーション問題と、拡張CFDでソフトウェア設計を行う技法開発です。

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S6  招待講演1 11/13(金) 10:10〜11:10 新館1F 展示会場内セミナー室B

■S6 品質、測ってますか?測りすぎていませんか?〜 品質目標の決め方と測り方〜

吉澤 智美 (NECエレクトロニクス)
近年、品質への注目は徐々に高まっています。ところが、製品を開発するには品質だけでなく、費用・納期も大切です。特に納期を意識し出してしまうと品質は置き去りにされがちです。 ちょっと自分のプロジェクトを思い出してみてください。リリースまでに必要な品質は確保できましたか?作業にムダはありませんでしたか?この講演ではソフトウェアの品質について、プロジェクトの目標を定め、 コントロールしていく手法をお話します。
講演者プロフィール:

吉澤 智美

NECエレクトロニクスへ入社以来一貫して,マイクロコントローラ開発環境の開発,評価およびマネジメントに従事。 2008年より情報処理推進機構(IPA)ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)にて非常勤研究員を兼務。組込みソフトウエアを開発するためのスキーム検討およびその普及活動に従事している。

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S7  招待講演2 11/13(金) 11:20〜12:20 新館1F 展示会場内セミナー室B

■S7 車載システム開発における品質向上のための取り組みと技術

佐藤 洋介 (デンソー)
近年、車載ソフトウェアは大規模・複雑化の一途を辿っており、車載ソフトウェアが社会に与える影響は無視できない状況になりつつある。この課題を解決するため、機能安全規格ISO26262に代表される、 車載システムの安全性を保証する活動が活発化してきている。本講演では、大規模・複雑化に対する車載ソフトウェア技術動向と、そこで使用される検証技術について解説する。
講演者プロフィール:
写真/佐藤 洋介氏 (デンソー)

佐藤 洋介

現在、車載ソフトウェアプラットフォーム研究開発に従事。
会社外では、SWESTプログラム委員長、ETロボコン東海地区モデル審査委員長として活動中。
2001年:携帯電話システム開発、ナビシステム仕様開発
2002年:車載ソフトウェアプラットフォーム開発
2008年:車載ソフトウェアプラットフォーム企画

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S8  演習 11/13(金) 14:00〜16:50 新館1F 展示会場内セミナー室B

■S8 直交表作成ツールを自作しよう

HAYST法により注目されている直交表を用いた組合せテスト。そのテストケース自動生成ツールを自作していただこうという企画です。 演習では開発者である秋山氏によりHAYST法によるソフトウェアテストの要点を解説していただいたあと、直交表の自動生成ツールを各自で作成していただきます。作成したツールはお持ち帰りいただき、 各々の職場できっと実践活用していただけるものになることでしょう。
解説:
秋山 浩一 (富士ゼロックス)
演習:
安部田 章 (九州日立マクセル)
尾鷲 幸代 (九州日立マクセル)
※各自ノートパソコン(Excelを使用)の持参を推奨します!
(パソコンを持参できない方もご参加いただけます。その場合手書きでの演習となります。
講演者プロフィール:

秋山 浩一

1985年、富士ゼロックス(株)入社。現在、同社 品質本部 技術主査。
ソフトウェアテスト技法およびツールの開発に従事。
著書に『ソフトウェアテストHAYST法入門』(2008年度日経品質管理文献賞受賞)、共著に『ソフトウェアテスト入門』、翻訳に『ソフトウェアテストの基礎』がある。
NPO法人ASTER理事、JaSST Tokyo実行委員、JSTQBステアリング委員。
SQiP研究会テスト分科会 主査、IPA/SEC高信頼性手法WG委員。
品質工学会、品質管理学会、情報処理学会に所属

安部田 章

2000年九州工業大学情報システム研究科博士課程修了後、現在まで健康機器、医療機器のソフトウェア開発に従事。
最近の興味は、テストの効率化手法とツール開発、ソフトウェアプロセス改善およびプロダクトライン開発などである。

尾鷲 幸代

2005年九州日立マクセル(株)入社。健康機器のソフトウェア開発に従事。
現在に至る。

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S9  クロージングセッション 11/13(金) 16:50〜 新館1F 展示会場内セミナー室B

JaSST'09 Kyushu実行委員長

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