セッション1
関 将俊
深谷 美和 (開発ライブ担当)
セッションの内容
テストケースを用いて意図を明らかにしながら進むプログラミング手法 - TDDは多くの人に親しまれています。テストケースが絶え間なく実施されていく様子はテストの自動化を連想させました。一方でテストは未知の問題を探し出す、創造的で破壊的な行為でもあります。本講演では設計とテストの関わり、TDDへの理解と変形を経て、テストの計算機支援についてみなさんと考えたいと思います。
後半は開発ライブです。
「とちぎテストの会議02」「JaSST'14 Tokyo」で私のいつもの開発を紹介したのが「開発ライブ」です。このライブは、壇上の世界的なプログラマと会場の皆さんとでソフトウェアを作っていく参加型のライブです。私がプログラミングするのでみなさんはテストで手伝ってください。設計とテストが調和する開発を一緒に楽しみましょう。
参加に当たって特別な準備は必要ありませんが、マイヤーズの三角形の練習問題を事前に考えておくとより楽しめると思います。またTDDを予習しておくのもよいでしょう。
講師プロフィール
プログラマ。Rubyコミッタ。ERB, dRuby, Rindaの作者。ポケモンWCS2010栃木県代表(カード部門)。JaSST'04以降不定期にeXtremeProgramming、反復開発とテストについて報告、今年はXP祭り2014のキーノートを予定している。
主な著作:
セッション2
セッションの内容
申込み時のアンケートを基に、テスト自動化のメリット/デメリットやテスト自動化の導入時の問題点などを、会場の皆様と一緒にディスカッションを行うセッションとなります。
セッション3
半谷 充生 (楽天)
稲田 優子 (SRA東北)
高橋 理 (JaSST Tohoku 実行委員会)
セッション4
今井 勝信 (日本ユニシス)
セッションの内容
ソフトウェア開発のプラクティスである「継続的インテグレーション(CI)」は普及期を過ぎ,今や当たり前のように浸透しました。CIツールの代名詞的存在だったJenkinsも今や後発CIツールに追われる立場となりました。
そうは言っても「実は名前は聞いたことあるけど,それ以上は知らないんだ」という人も少なくありません。改めて初心に戻り,Jenkinsとはどのようなことができるツールなのかをデモンストレーション主体に紹介します。
講師プロフィール
日本ユニシス株式会社システムエンジニア
客先担当SEとしてシステム開発に携わるかたわら、継続的インテグレーションとその支援ツールであるJenkinsに出会い自動化の腕を磨く。統合開発環境 IntelliJ IDEAの熱心なユーザ。
主な著作:
セッション5
浦山 さつき (エスイープランニング)
セッションの内容
「自動テストは繰り返し実施することで費用対効果があがる」言うのは簡単ですが、実際は、テスト対象への仕様追加や仕様変更、テスト環境の変化など、様々な壁が立ちはだかります。システムにメンテナンスが必要であるように、自動化したテストにもメンテナンスが必要なのです。では、メンテナンスしやすい自動テストはどのようなものなのでしょうか。実例とともに紹介します。
保守開発のサイクルに合わせ、5年間メンテナンスし続けた自動回帰テストの運用サイクルを、約10年の時を越え、本邦初公開。
講師プロフィール
株式会社エスイープランニング テストエンジニア
テスト自動化研究会(STAR) コミッター
エンプラ、Web、組込みシステムにおいて、QTPやSeleniumといった自動テストツールの導入を中心に、ソフトウェアテスト全般を担当。自動テストが"Garbage In Garbage Out"にならないよう、テスト設計の勉強にも力を入れている。ソフトウェアテストワークショップ(WACATE)で出会ったメンバーとチームしなてすを立ち上げ、テスト設計コンテストに挑戦中。岩手県出身。東北LOVER。
セッション6
高井 直人 (クックパッド)
セッションの内容
テスト自動化が大きなトピックになっています。テスト自動化に関する研究会や大きなイベントも開催されるようになってきました。そういった中で、テスト自動化をどうやって導入していいのか分からない、職場でテスト自動化のメリットを伝えることができない、そういった悩みをお持ちの方も多いのではないかと思います。
この発表では、クックパッドがどのようにテスト自動化に取り組んでいるのかという事例を紹介いたします。私たちの環境では17,000を超えるテスト項目が自動化され、独自開発した分散コンピューティング環境で実行されています。このようなテスト環境が、どのように活用され、リリースのプロセスに組み込まれているのかを説明いたします。
また、そのことを通じて、テスト自動化とは開発プロセスそのものの話であり、自分たちがどのようにソフトウェアをつくりたいかということに帰着するんだということをお話できればと思います。
講師プロフィール
1977年生まれ、ソフトウェアエンジニア。大学在学中からネットワークやWeb技術にたずさわる。Web制作会社、システムインテグレータを経て、現在はインターネットサービスの開発に従事。
セッションの内容
本会で会場の皆様から出た疑問・質問などを基に、パネリストと会場の皆様で一緒にディスカッションを行うセッションとなります。