セッション 0
(JaSST Tokai実行委員会)
セッション 1
松尾谷 徹 (デバッグ工学研究所)
セッションの内容
仕様書を基にテストを行う「仕様ベースのテスト」には様々な限界があります。
年期の入った派生開発のようにベース部分の仕様書が不完全であったり、オーバーフローフォルトやセキュリティフォールなど仕様では「無いこと」としか表現できない困った冗長な機能?に対するテストの限界です。
経験を積んだテスト技術者は「経験ベースのテスト」で対応できるかもしれませんが、穴だらけのテストになってしまいます。
どのようにテストや検証を行えば合理的に進められるのか?
この問題は、何を探し出すのか(探索目標)と探し方(探索戦略)から構成される探索モデルに帰着します。
さらに、設計や実装は、探索の迷路(探索空間)を暗黙のうちに作ることであり、探索効率(テストの効率)に多大な影響を与えます。
合理的に設計するためのモデル=従来のモデリングの陰に隠れている、合理的に検証するためのモデル(探索モデル)について、具体的な例を挙げて解説します。
例)ベース仕様が不完全な派生開発のテスト、複雑度など従来のプログラム構造と探索の難易度、制御プログラムの連続性評価など
講師プロフィール
1972年NEC入社し周辺装置のHW設計、汎用大型機のOS開発を経験した。
2002年早期退職し独立。明治大学、東京理科大を経て法政大学・理工学部兼任講師。
人的資源とソフトウェアテストに興味を持っている。
最近の論文:
2015.6 SS和歌山 『Concolic Testing を活用した実装ベースの回帰テスト 人手によるテストケース設計の全廃』
セッション 2
セッションの内容
今回、JaSST'15 Tokai に協賛を頂いているスポンサー企業のセッションです。
セッション 3
セッションの内容
ポスターセッションではスポンサー様/一般参加者による、品質向上、生産性向上、組織改革などの展示、コミュニティ活動の紹介などを展示/プレゼンを行います。
藤田章奨(SHIFT 営業本部)
ベリサーブ 中部事業部営業部
JSTQB技術委員
東海ソフト
藤田航輝/仲田洋平/河合和樹/金田芳博/横地真吾/山崎拓人/木南浩司(マネジメントソリューションズ/刈推)
ちかみ かつゆき/すずき しょうご(バグ票ワーストプラクティス検討プロジェクト)
柏原 一雄((ソフトウェア品質技術者のための)データ分析勉強会)
秋元 重徳(バルテス)
らち(TEF東海)
魅力品質勉強会
AFFORDD 中部部会
やの よしを(JaSST東海)
セッション 4-1
植月 啓次(フェリカネットワークス)
セッションの内容
コンピュータの処理能力の飛躍的な向上により、プログラムコードにたいする解析技術は大きく進化しています。
近年、実用段階に入り盛り上がりを見せている解析技術およびその応用技術が、コンコリックテスト(Concolic Test)です。
コンコリックテストは、プログラムコードベースのホワイトボックステストとして発展してきましたが、プログラムの挙動解析や、派生開発時の修正の影響分析など、ソフトウェア開発効率を改善する見込みのあるさまざま応用可能性を秘めています。
本セッションでは、コンコリックテストの基本原理から、事例の紹介、ツールのデモ、応用のアイデアと今後の展望などについて、はじめての方でもわかりやすく解説します!
講師プロフィール
2006年よりフェリカネットワークスにて組み込みセキュリティソフトウェアのテストマネージャ、テストアナリスト的な仕事に従事。
本業の傍ら、JSTQB技術委員としても活動。学術界の研究を開発現場に落とし込むことと、現場の工夫を技術に高めることが好き。
最近の論文:
InSTA 2015,「Compatibility Testing Method for Software Logic by Using Symbolic Execution」
セッション 4-2
岸本 渉(デンソー)
セッションの内容
機能安全など、安全系のソフトウェアに対する詳細なテスト要件はMC/DCカバレッジなど具体的な要求として浸透し始めている。
人手に頼ったテストでは抜け漏れ等の問題と、コスト増の問題が生じ対応できないため自動化が行われている。
しかし、現有のツールでは100%網羅することが出来ず、その部分を人手で対処するため大きな損失が生じている。
そこで、ソフトウェア工学における最新の研究成果が反映されているオープン系のツール、具体的にはConcolic Testingを活用してこの問題を解決したので、その結果を報告する。
セッション 4-3
鈴木 三紀夫(リコーITソリューションズ)
セッションの内容
「テストが漏れています」と言われることがあります。
原因を探っていくと、テスト以外のところに問題があったりするのですが、テストでも対応を求められます。
そんなとき、意地悪漢字や対立漢字を使ってみたらいかがでしょうか。
本セッションでは、演習題材のテスト設計をマインドマップを用いて行います。その後に、「テスト分析の三角形」「意地悪漢字」「対立漢字」などの道具を使い、設計内容がどのように変わっていくのかを体感してもらいます。
講義を聴いて何かを持ち帰るというよりも、体感することを重視するセッションになっています。
講師プロフィール
1992年にSIerに入社。昨年まで一貫してエンタープライズ系システムに携わっていたが、今年から組込み系に関与することに。
ソフトウェアテストに関するコンサルテーションの経験多数。
著書に「マインドマップから始めるソフトウェアテスト」。
ASTER理事、JSTQB技術委員、SQiP運営委員他。
現在、リコーITソリューションズ株式会社 エンベデッドソリューション事業部 評価検証室に所属。
セッション 5
森 貴彦 (JaSST Tokai 実行委員会)
林 宏昌 (JaSST Tokai 実行委員会)
セッションの内容
先輩から「テストの効率を上げろ」、「テストの網羅率を上げろ」なんて言われたことはありませんか?
効率の良いテストや網羅率の高いテストを行うためにはテスト技法が欠かせません。
さぁ!みんなでテスト技法を勉強し、バグを退治しましょう!!
本チュートリアルでは、ワークやグループディスカッションを通して、代表的なテスト技法の基礎をお勉強します。
などなど
何となくテストをしている今の自分から一歩前進してみましょう。
本チュートリアルを通じて、勉強したテスト技法をどんなときに使ったら良いのか語り合ったり、ちょっと背伸びをしてテスト設計について考えてみたり、楽しいひとときを一緒に過ごしませんか?
セッション 6-1
テスト設計コンテスト実行委員会
近美 克行 (シーイーシー)
吉澤 智美 (日本電気)
セッションの内容
ASTERテスト設計コンテストチュートリアル'16を東海特別版として再編集、テスト開発プロセスの要点を説明していきます。
東海版では"なぜ、テスト設計が必要となるのか?"という点をからテスト設計コンテストでの審査ポイントを交え進めていきます。
参考リンク: テスト設計コンテストチュートリアル
セッション 6-2
モデレータ (テスト設計コンテスト運営委員会)
西 康晴 (電気通信大学)
吉澤 智美 (日本電気)
パネリスト (東海予選審査委員)
奥村 健二 (JaSST Tokai 実行委員会)
秋谷 勤 (東海ソフト)
近美 克行 (シーイーシー)
セッションの内容
ASTERテスト設計コンテスト昨年度の成果物を用い、東海予選審査委員が公開審査を行います。
"良いテスト設計とは?"を会場の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
(JaSST Tokai実行委員会)
セッション8
情報交換会について
本セッションでは、昨年度に引き続き、シンポジウムの講演者やワークショップ/チュートリアルの講師陣と意見交換できるSIG(Special Interest Groups)を開催します。
※) SIG(Special Interest Groups)とは、オーナが設定するテーマに基づいて参加者同士がざっくばらんに情報・意見交換を行う場です。
シンポジウムで疑問に感じたことを講演者/講師陣にぶつけたり、新しく得た知識や発見、今後の現場でのチャレンジ等を参加者同士で交換/共有してみませんか?
シンポジウムの締めくくりとして、ぜひともご参加くださいませ!