安達 賢二(HBA)
セッションの内容
みなさんは何に対してレビューをやっていますか?
そしてそのレビューでやっていることは何でしょう?
欠陥検出?技術解の代替案検討?成果物の承認?それともエンジニアの教育?
その結果は当初の狙いや期待に折り合ってますか?
レビューは欠陥の早期検出、欠陥作りこみの予防、開発生産性向上、プロセス改善などに効果があると言われています。
しかし、それは理想的に実践できた場合の話。
単に慣例に従って実施したり、個々人が好き勝手やりたいようにやってもそのキキメはなかなか得られません。
有識者がいれば、とよく聞きますが、超多忙で希少価値である有識者だけに頼るのも限界があります。
では、レビューが本来持つ「キキメ」を最大限活かすにはどうしたらよいのでしょうか?
今回はこれまで10数年に渡り全国各地で収集してきたレビューの問題点の解析結果を活用して、みなさんと一緒に越後の国新潟長岡に「レビューのキキメ」を探る旅に出たいと思います。
講師プロフィール
安達 賢二(HBA)
HBA入社以来、システム保守・運用・開発業務を経験後、全社品質保証担当、全社品質・セキュリティ・環境管理統括責任者、生産革新活動技術コーディネータなどを担当。
2012年イントレプレナー第一号事業者として品質向上支援事業Software Quasolを立ち上げ。
https://www.software-quasol.com/
レビュー・テスト・自律改善促進手法(SaPID)などのノウハウを駆使して「三方よし」を自ら実践する個人、チーム、組織づくりを目指し、社内外の組織デザイン~業務改善、および管理者・エンジニア育成等を支援している。
- 著書:
「ソフトウェアプロセス改善手法SaPID入門」(日科技連出版社,2014.3)
- 社外活動など:
NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)理事、JSTQB技術委員、SQiP(ソフトウェア品質管理)研究会レビュー分科会アドバイザー、プロセス改善の黒歴史研究チームリーダ、など
石橋 宏之(ジェイマックソフト)
セッションの内容
組織活動において不可欠であるエンタープライズシステムは社会インフラの一部であり、安心・安全を確保するために、より一層の高い品質レベルが要求されます。
その高い品質レベルの確保と品質の見える化をおこなうために、ドキュメントレビューが品質向上施策の中核として位置付けられています。
本講演ではビジネスシステムの実装における、ドキュメント品質を確保する手法や、品質向上プロセスの実務、高品質を生み出すためのチーム構築などについてお話しいたします。
講師プロフィール
石橋 宏之(ジェイマックソフト)
株式会社ジェイマックソフト 執行役員部長
新潟県長岡市出身。
1988年に株式会社日本マネジメントアカデミー(現株式会社ジェイマックソフト)へ入社。
ITエンジニアとして数多くの企業や官公庁などのエンタープライズシステム構築プロジェクトに携わり、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーを歴任。
2013年1月より現職。
人材育成のための教育カリキュラムの策定と推進、開発効率化に向けた開発ツール・基盤の整備などを担当。