セッション 0
(JaSST Hokuriku 実行委員会)
[写真] :会場内
セッション 1
石川 冬樹(国立情報学研究所)
機械学習技術、特に深層学習技術の進化により、AI(人工知能)の産業応用に向けた取り組みが盛んに行われています。
データから機能の実装を得る機械学習を用いた場合、求められる品質やテスト技術のあり方も変わってきています。
本講演ではこの「AIの品質・テスト」に関する最新の話題について紹介しつつ、その話題をきっかけとして、今後のテストのあり方についても議論します。
石川 冬樹( 国立情報学研究所)
国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 准教授、先端ソフトウェア工学・国際研究センター 副センター長。
機械学習工学研究会(MLSE) 主査、AIプロダクト品質保証コンソーシアム 副運営委員長。
自動運転をはじめとした先端システムも対象に含めつつ、自動テスト生成、形式手法など信頼性にかかわる幅広い研究に取り組む。
セッション 2
森崎 修司(名古屋大学)
ソフトウェアテストの実施時に「もっと早く気づけたはずなのに」「こういう仕様にしてしまうと後で困る」という欠陥を見つけたことのある方は多いと思います。しかし、テストでチェックすべきことをすべて前倒してレビューでチェックすればよいかというと必ずしもそうではありません。レビューをはじめ効果的かつ効率的な品質保証活動のためには、コンテキスト(プロダクトやそれを取りまく環境)に合わせ、優先順位を考えて前倒しして確認することを決めたり、開発関係者で役割分担したりする必要があります。
本講演では、レビューをはじめとする品質保証活動に関して、金融、製造、車載、通信、Webサービスといった様々な領域の国内外の組織と議論を通じて得た知見を紹介し、事例とともに詳説します。
ソフトウェアレビューで何をチェックすべきかをはじめとして、要求,設計、イテレーティブな開発の序盤のイテレーションといった開発プロセス全体を通じた品質保証活動においてやるべきことをご自身のコンテキストに合わせて考えるきっかけになればと思います。
森崎 修司(名古屋大学 大学院情報学研究科 情報システム学専攻)
2001年奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士後期課程修了。博士(工学)。情報通信系のITベンダーにおいて、オンラインストレージサービスの企画・開発、無線ICタグの国際標準化・ソリューション化の活動において、数多くのレビューを実践する。奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 助教などを経て、2013年10月より現職。ソフトウェアレビュー、実証的ソフトウエア工学、ドキュメント/データ品質を研究の主軸としている。著書に日経BP社「間違いだらけの設計レビュー」がある。
セッション 3
都築 浩平(三菱電機)
製造業においても、IoTサービスの広がりに伴い、機器を売るだけでなく、Webシステムとしてサービスを提供・継続的に改善していく必要が出てきています。本講演では、継続的サービス改善のための継続的テスト実現に向けた取り組みとして、テスト自動化を適用してきた事例をご紹介します。
また、テスト自動化の組織的な導入と定着について、今までの取り組みから見えてきた弊社の現状と課題、今後の取り組みについてもお話しします。
都築 浩平(三菱電機株式会社 情報技術総合研究所)
2013年入社以来、社内IT基盤共通化やIoT機器連携基盤、データセンターの運用業務効率化などの開発に携わる。
現在はITサービス開発運用効率化に向けた、パブリッククラウドの活用やテスト自動化、モニタリング技術などの開発に従事。
セッション 4
テスト設計コンテスト審査委員
みなさんはテストをどのように行っているでしょうか?
なんとなく与えられたテスト仕様書に従って手を動かすだけ、ということではありませんか?使いまわしているテスト仕様書が何をどのように確認したいかといった意図を表現しているか考えたことはありますか?
テスト仕様書に従ってテストしたのにバグが流出してしまったという苦い経験はありませんか?
このようなテストの悩みや困りごとから脱却するためのチャレンジとしてNPO法人ASTERではテスト設計コンテストを開催しています。
このチュートリアルではテスト設計コンテストのチュートリアルを踏まえ、テストとは何を行うのか、どうやって組み立てていくのかを解説します。また、テスト設計に使用する主なテスト設計技術の第一歩として、テスト技法の演習も実施します。
テスト初心者を対象としていますが、参加資格に制限はありません。なお、本チュートリアルは11月に実施するテスト設計チュートリアルとは内容が異なりますので、11月のチュートリアルの受講を前提としていません。テスト担当者となってどのようなテストをしたらよいか迷っている方、テストについて今一度学び直したい方、多くのみなさんの参加をお待ちしています。
【対象】
ソフトウェア開発関連企業の方は経験1~5年目を目安として,
エンドユーザー企業の方は発注者側の情報部門の立場として,
テスト設計に携わる方,または,興味をお持ちの方。
セッション 5
(JaSST Hokuriku 実行委員会)
[写真] JaSST'20 Hokuriku 実行委員
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