セッション 0
(JaSST Kansai 実行委員会)
セッション 1-1
本城 嘉太郎(monoAI technology/AIQVE ONE)
AIQVE ONE株式会社は、ゲーム分野のテスト・デバッグを手掛ける会社です。当社では、ゲームAI専門企業のモリカトロン社と提携して、AIによるテストの自動化を研究開発しています。また、人間のテスターが行うデバッグ業務のサポートや、自動化や効率化、テスト品質アップなど、デバッグ効率を最大化するためのAIやツールの研究開発も行っています。本セッションでは、AIによるテスト自動化の研究開発の具体的な事例をご紹介します。
本城 嘉太郎(monoAI technology/AIQVE ONE)
monoAI technology 代表取締役
AIQVE ONE 取締役
1978年神戸生まれ。ゲーマーだった19歳の時、世界初の本格MMORPG「ウルティマオンライン」に出会い 強い衝撃を受け、ネットワークゲームを作ることを決意。 サーバエンジニア、大手コンシューマゲーム開発会社を経て、2005年にmonoAI technologyの前身となる会社を創業。 まだ日本でネットワークゲームを作る文化がなかった頃からネットワークゲームの研究開発に着手し、リアルタイム通信ミドルウェア『モノビットエンジン』を開発。 2019年11月に「monoAI technology(モノアイテクノロジー)株式会社」へ社名変更。 ゲーム制作、AR/VR等のXR開発、AIを使った品質管理事業を行う。2020年 XR CLOUD (https://xrcloud.jp) をリリース。
セッション 1-2
誉田 直美(イデソン/公立はこだて未来大学)
アジャイル開発に挑戦したものの、品質確保の方法がわからず苦戦している方や、顧客から品質の説明を求められて困っている方は多い。本講演では、ソフトウェア品質保証という視点から、従来開発と比較したアジャイル開発の違いを説明する。アジャイル開発での品質確保の難しさは、「短期間」という条件にある。
また、アジャイル開発では、個々の開発チームの自主性を尊重するゆえに、他チームとの比較を逆に困難にするため、品質の説明が難しいという特徴がある。これらを乗り越えて、品質重視のアジャイル開発を実現するための方向性を議論する。
誉田 直美(イデソン/公立はこだて未来大学)
株式会社イデソン 代表取締役
公立はこだて未来大学 客員教授 工学博士
略歴:
ソフトウェア品質の専門家として、30年以上に渡って大手電機会社で活躍。ウォーターフォールモデル開発およびアジャイル開発の両方に精通し、現場での豊富な経験を保有している。
近年では、AIシステムの品質保証にも関わる。単なる知識にとどまらず、現場の事情を考慮した実践的な品質保証が特徴である。
2020年、㈱イデソン設立。ソフトウェア品質に関するコンサルティングを中心に活動している。執筆や講演による啓蒙活動にも力を注いでいる。
https://ideson-worx.com/
主な著書・執筆活動:
セッション 2
岩谷 研吾(ベリサーブ)
組み込み機器や車載機器では、最終的なテスト結果確認ポイントが物理メータやLEDなど、画面キャプチャでは取得出来ない場合が存在する。 そのため、Webカメラでテスト対象を撮影し、画像比較による結果確認を行う自動テストシステムを構築した。 比較結果の妥当性向上のための、環境構築における様々な工夫を紹介する。
セッション 4-1
浅黄 友隆(ヒューマンクレスト)
近年、自動テストはキャズムを超え、皆が実施するステータスになりました。特にUnit Testsが根付いてきたように感じます。
一方、UI Testsは、「なかなかできない」「継続してテストできない」という声を聞くことも多いです。
今回は、ブラウザを通したUI Tests自動化時にちょっとしたハードルになる「テスト実行環境」のクラウド化(Amazon ECS、AWS Fargateの利用)に関してお話します。
セッション 4-2
加藤 成美(SHIFT)
プロダクトの品質の定量的計測は比較的容易だが、プロセスの品質の定量的計測は難しいと思われる。
⽇本CTO協会が監修しているDX CriteriaというDX基準のガイドラインを利用して計測しチームのカイゼンを実施した事例を紹介する。
セッション 3
派生開発推進協議会 T19研究会
セッション 5
田中 学二(メルペイ)
市場のソフトウェアサービスに対するニーズの多様化や変化のスピードに対応するため、ソフトウェア開発手法もDevOpsやAgile型開発サイクルを採用する組織が増えています。その中で、短いサイクルで継続的にデリバリーしながら品質を確保するために、コミュニケーション、テスト実施、テスト自動化、テストケース管理に、多くサービスを利用するようになりました。また、QAチームの役割も変化し、QAエンジニアに求められる事も多くなってきております。今回、20年近くQA業界で活動している中で感じている変化と、現在、私が所属するメルペイで活躍しているQAエンジニアについてお話出来ればと思います。
田中 学二(メルペイ)
家電メーカーで品質保証に関しての考え方や基礎を学び、その後、ソフトハウスにて第三者検証事業の立上げを行いカンパニー化に貢献。 また、2013年からソーシャルゲーム会社に入社し、海外法人にてQA/CS部門の立上げを行い品質保体制を構築。 帰国後は第三者検証会社及びスタートアップ企業にてCPO/PMとしてプロダクト開発を経験し2019年3月からMerpayに入社。 「全員品質」で、お客様へ価値のあるサービスを継続的に提供できる組織づくりに奮闘中。 株式会社TSUMUGU、インスタンスゼロ株式会社のFounder。趣味は釣り。
セッション 6
パネリスト:
榎 真治(LibreOffice日本語チーム)
田中 学二(メルペイ)
堀川 透陽(ベリサーブ)
誉田 直美(イデソン/公立はこだて未来大学)
松井 淳(アイ・ティ・イノベーション/派生開発推進協議会)
モデレータ:
宿口 雅弘(イーソル)
あらゆることのソフトウェアによるデジタル化は、ビジネスを継続かつ加速的に変革する一方、ソフトウェア開発自体に革新的な変化を求めます。 この変化は、ソフトウェア開発エンジニア、ソフトウェアテストエンジニアの役割も変えています。
本パネルでは、この変化の渦中にいるソフトウェア品質を担うソフトウェアテストエンジニアは何をすべきであり、何を変えていくべきかを、AI、アジャイル、Open Source Software、Tech企業といった講演者の考え方を踏まえて議論いたします。
【討論テーマ】
1. ソフトウェア開発の変革について
2. ソフトウェア開発変革のソフトウェア品質活動への影響
3. 上記(1,2,)を踏まえてテストエンジニア、QAエンジニアの在り方について
4. 変革したソフトウェア開発における品質観点・ソフトウェアテスト観点
パネリスト:
榎 真治(LibreOffice日本語チーム)
田中 学二(メルペイ)
堀川 透陽(ベリサーブ)
誉田 直美(イデソン/公立はこだて未来大学)
松井 淳(アイ・ティ・イノベーション/派生開発推進協議会)
モデレータ:
宿口 雅弘(イーソル)
セッション 7
(JaSST Kansai 実行委員会)
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