セッション 0
(JaSST Kyushu 実行委員会)
[写真] 実行委員長挨拶
セッション 1
細川 宣啓(日本IBM)
1995年に発表された「ソフトウェア経年劣化(ソフトウェア・エイジング)問題」は、そこから遡ること約20年前に明らかにされていた「ソフトウェアは特別なことをしなければ複雑度が上昇し続ける」というリーマンの第2法則に言及しつつ、経年劣化からさまざまな欠陥が引き起こされるという、いわゆる「ARB: Aging Related Bug」の存在を当時から指摘していました。
そこから20年以上が経過した現代に於いては、経年劣化も含めた様々な「技術的負債」が取り沙汰されています。H/W, OS, そしてソフトウェア経年劣化など様々な負債の原因が議論されていますが、「将来予防」や「今とるべき対策」などにつながる決定的な解が未だに存在しません。
本講演では、経年劣化問題、ARBなどを含めた技術的負債について多様な角度から考察し、真因について議論する。特に諸外国で研究されている技術的負債と異なる国内固有の因子についても解説し、これからのソフトウェア品質やシステム開発のあり方を提言します。
本講演が20年先の未来に参照され業界全体に貢献できること、願って止みません。
細川 宣啓(日本IBM)
ソフトウェア欠陥の研究者。 1992年日本アイビーエム株式会社にSEとして入社。 2000年より同社品質保証部にてレビューを専門に行う「Quality Inspection』チームを設立。 2005年より同社にて Stephen H. Kanに師事。定量メトリクス測定、品質工学、ソフトウェア工学を学ぶ。 現在同社東京基礎研究所にてソフトウェア工学の応用研究を行う傍ら、品質検査技術、品質検査ツールの開発を行いながら、ソフトウェア欠陥の研究に従事する。
早稲田大学 情報理工学部 非常勤講師。
ISO/IEC JTC-1 SC42 WG4 Secretary.
セッション 2
スポンサー各社
セッション 3
秋山 浩一(ソフトウェアテスト技術振興協会)
全ての人が重装備をしてエベレストに登るわけではありません。
シンポジウムなどに参加すると、最新の素敵な技術に触れることが多いと思います。
そして仕事に戻ると、いつものやつとのギャップに落ち込みます。私自身がそうでした。
一方で、もう研究され尽くし、話題にもならないけれど役に立つ技術があります。
本セッションでは定番でご存じのものが多いかもしれませんが、私がいつも使う「役に立つテスト関係の方法」について、それを学ぶ順番とともにご紹介します。
私の体験談が中心となります。
また、テスト分析、設計、実装、実施の流れに沿ってテストの注意点についてお伝えします。
秋山 浩一(ソフトウェアテスト技術振興協会)
2021年4月30日に36年間勤務した某メーカーを早期退職。現在は 株式会社日本ウィルテックソリューションの事業監査部にて、CMMIの推進活動に従事。
前職ではソフトウェアテストのコンサルティングを16年実施。
著書に『ソフトウェアテスト技法ドリル』、『事例とツールで学ぶHAYST法』など。ASTER理事。博士(工学)。
セッション 5
島根 義和
堀川 透陽
セッション 6
(JaSST Kyushu 実行委員会)
[写真] JaSST'21 Kyushu 実行委員
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