JaSST'19 Tokyo-セッション概要

JaSST
JaSST'19 Tokyo

JaSST'19 Tokyo セッション概要

A0) オープニングセッション

3/27(水) 9:45-10:00 (15分)第1会場
(サテライト会場:第2~4会場 ※会場数は変更になる場合があります)

セッション A0

オープニングセッション

(JaSST Tokyo 実行委員会)

A1) 基調講演

3/27(水) 10:00-11:40 (100分)第1会場
(サテライト会場:第2~4会場 ※会場数は変更になる場合があります)

セッション A1

「AI-Driven Testing: A New Era of Test Automation」

Tariq King(Ultimate Software)(※同時通訳)

セッションの内容

Researchers and practitioners have recognized the potential for advances in artificial intelligence and machine learning to help bridge the gap between human and machine-driven testing. As a result, a new wave of AI-based test automation tools is being developed. Such tools leverage autonomous and intelligent agents to mimic how human testers observe, explore, model, reason and learn about a software product. But is this technology any good? How does it work? And can it truly transform the field of software testing? This keynote explores the world of AI-driven test automation and dives into its benefits, challenges, limitations, and other impacts to software testing.

研究者やプラクティショナーは、人間と機械駆動型testのギャップはいずれ人工知能や機械学習によって埋められるであろうことを認知していました。結果として、AI を基盤とするテスト自動化ツールが次々と開発されています。そのようなツールは、人間のテスターがソフトウェア製品をどのようにして観察、探求、モデル化、論理的な理由づけや学習しているのかを、自律的かつインテリジェントなエージェントが模倣することに活用されています。しかし、この技術は本当に役に立つのでしょうか。どのように機能するのでしょうか。また、ソフトウェアテスト業界に本当に転換をもたらすのでしょうか。本基調講演では、AI 駆動型のテスト自動化を探索し、その利点、課題、限界やソフトウェアテストへのその他の影響について深く掘り下げます。

講師プロフィール
写真:Tariq King 氏

Tariq King 氏(Ultimate Software)

Senior Director Quality Engineering

Tariq King is the senior director and engineering fellow for quality and performance at Ultimate Software. With more than fifteen years' experience in software testing research and practice, Tariq heads Ultimate Software's quality program by providing technical and people leadership, strategic direction, staff training, and research and development in software quality and testing practices. Tariq is a frequent presenter at conferences and workshops, has published more than thirty research articles in IEEE- and ACM-sponsored journals, and has developed and taught software testing courses in both industry and academia. His primary research interest is engineering autonomous self-testing systems. He is cofounder with Jason Arbon of the Artificial Intelligence for Software Testing Association. Contact Tariq via LinkedIn.

A2) 特別企画
PractiTest共同企画

3/27(水) 13:10-14:40 (90分)第2会場

セッション A2

「テストの現状調査レポートからテストの将来を考えてみよう
~ Joel Montvelisky氏に聞く世界のテスト事情 ~」

モデレータ:
 江川 さおり(LOB)

パネリスト:
 Joel Montvelisky(PractiTest)
 鈴木 里惇(State of Testing 日本語翻訳チーム)
 辰巳 敬三(State of Testing 日本語翻訳チーム)
 根本 紀之(State of Testing 日本語翻訳チーム)
 矢野 恵生(State of Testing 日本語翻訳チーム)
(※逐次通訳)

セッションの内容

Thought about the future of software testing based on the State of Testing report
- Open review and discussion with Joel Montvelisky about the global trends on software testing -

イスラエルのPractiTest社のJoel Montvelisky氏とインドのTea-Time with Testers誌のLalitkumar Bhamare氏は2013年から毎年世界のテスターへのアンケート調査を実施しテストの現状調査レポート(State of Testing report)を発行しています。
2018年初めに実施された調査では日本を含む83ヶ国1433人から回答が寄せられました。この調査は、世界のテストコミュニティの動向変化を把握するために毎回同じ質問項目と状況変化を踏まえた新しい質問項目からなっており、世界のテスターの考え方や環境の変化が分析されています。
今回JaSST参加のために来日されるJoel Montvelisky氏に登壇を快諾いただけましたので、本セッションを企画しました。日本語翻訳チームメンバーを交えて、以下の構成で世界のテスト事情をお聞きし、テストの将来の方向を考えます。

【セッション構成(予定)】

第一部:テストの現状調査2018レポートの紹介(日本語翻訳チーム)

第二部:世界のテスト動向、テストの将来(Joel Montvelisky氏)

第三部:パネルディスカッション ~Joelに聞いてみよう~

B2) テスト自動化

3/27(水) 13:10-14:40 (90分)第1会場

セッション B2

「テストの未来、品質の未来
~自動化はテスター撲滅の夢を見るか?~」

モデレータ:
 藤原 大(メルカリ)

パネリスト:
 大園 博昭(LINE Fukuoka)
 木住野 奈夫人(LIFULL)
 根本 征(メルカリ)
 松尾 和昭(HeadSpin)
 山口 鉄平(Yahoo! JAPAN)

セッションの内容

AIの進化、DevOps時代の到来・・・2018年もさまざまなトピックが国内外で議論されてきました。

なかでも、「テスト自動化」は、その技術の発展や数多くの事例発表によって、ソフトウェアテストにおけるメインストリームになりつつあります。

「あたりまえ」になりつつあるテスト自動化について、テスト自動化導入のベストプラクティスとは? マニュアルテストはテスト自動化やAIに取って代わるのか?テスト自動化を取り入れた品質組織のありかたとは? DevOpsやテスト自動化時代のQA/テストエンジニアのあるべき姿とは?

本セッションでは、Web系企業を中心に、テスト自動化のスペシャリストをお招きして、各社の取り組みを交えながら、QAエンジニアの未来、品質組織の未来を議論しつつ、輝く未来を皆様と一緒に考えていくパネルディスカッションを予定しています。

C2) 論文セッション
経験論文/事例発表

3/27(水) 13:10-13:40 (30分)第3会場

セッション C2-1

「語の類似性判定技術を用いた探索的テストを効率化する手法の提案」

柴崎 友輔(電気通信大学)

セッションの内容

近年, テストの効率化が強く求められている。探索的テストは効率的なテスト手法の1つとして広く用いられているが,その効率はテスト技術者のセンスに依存する.本研究では探索的テストをシステムによって効率化させるアイデアを"Boosted Exploratory Testing(BET)"と呼び,これを実現する方法を提案する。BETの1つであるテスト技術者のセンスの増幅による探索的テストの効率化はバグの偏在性に着目した語の類似性判定技術を用いることで可能とした。

C2) 論文セッション
経験論文/事例発表

3/27(水) 13:40-14:10 (30分)第3会場

セッション C2-2

「First Person Shootingゲームに対するAIエージェントを用いた バランス調整テストの自動化手法の提案」

小澤 陽平(電気通信大学)

セッションの内容

ゲーム開発ではバランス調整テストが必要である。バランス調整テストを自動で行うにはAIエージェントによる入力生成が必要であるがルールベースのエージェントではFPSのような複雑なゲームの入力生成をすることはできない。一方で、深層強化学習の発展によって複雑なゲーム入力を生成できるAIが作成されている。そこで、本研究ではFPSに対して深層強化学習によるAIエージェントを用いたバランス調整テストを提案し、有用性を示した。

C2) 論文セッション
経験論文/事例発表

3/27(水) 14:10-14:40 (30分)第3会場

セッション C2-3

「画像解析技術を用いたUIテストの自動化
~スマホアプリUIテストの新基準~」

折田 武己(レバテック)

セッションの内容

Webアプリの場合、「DOM」という共通のデータ構造があり、Seleniumを使って自由にアクセスすることができた。
しかし、スマホアプリの場合、刻々と変化するピクセルデータに覆い隠されてしまい、有益な情報は得られない。
何かしらの意味を読み取るためには、画像解析技術との組み合わせが必要不可欠である。
「スマホアプリUIテスト自動化」の前に立ちはだかる技術的障壁、その攻略方法について解説する。

D2) 特別セッション
JaSST'18 Tokyo ベストスピーカー

3/27(水) 13:10-14:40 (90分)第4会場

セッション D2

「あなたに捧げる~
TPI Nextを活用したチームメンバーの問題意識から始めるテストプロセス改善
【導入時:改善計画立案編】リターンズ」

安達 賢⼆(HBA)

セッションの内容

JaSST'18東京で運よくBS賞をいただきました。ありがとうございました。
今回その詳細をお伝えする機会をいただきました。

みなさん、TPI NEXTの内容はもう理解できましたか?
そして、TPI NEXTやCMMI等のプロセスモデルを活用したプロセス改善はうまくいっていますか?
プロセス改善が日本に広がり始めてすでに20年以上、TPI NEXT日本語書籍が発刊されてもうすぐ4年、解説スライドや実践結果を知らせるブログ、お試しのワークなどもいろいろありますのでもう大丈夫ですよね!
「いや、実は(汗)・・・」という方、TPI NEXTなどのプロセスモデルがよくわからない、プロセス改善がうまくいっていない、やってみたいけどどうしてよいかわからない方の中で受講をご希望の皆さんは(内緒で)お集まりください。

【コンテンツ(予定)】
  • 前回発表内容の簡単なおさらい(短時間でポイントのみ共有)
  • このアプローチにはどんな意味や価値があるのか?
    ~そのやり方ってどんな意味があんの??
    プロセス改善ってどうやればうまくいくの?? という方のために
  • SaPID流オリジナルクラスタセット構築(我流カスタマイズ)事例(書籍の通りではないのであしからず)
    ~TPI NEXTのプラクティスってどんなものなの?
    クラスタセットって何?どうやって作れば役に立つの? という方のために
  • 質疑応答(時間がある限り)
    ~発表内容のここがわからない、なんでそうするの?? という方のために

E2) テストプロセス改善

3/27(水) 13:10-14:40 (90分)第5会場

セッション E2

「XDDPにおけるテストプロセス」

長友 優治(AFFORDD T4研究会)

セッションの内容

派生開発のアプローチの1つに、XDDP(eXtreme Derivative Development Process)があります。

XDDPは開発工程における欠陥の作りこみ防止に効果を発揮しますが、一方でテストプロセスについて詳しく言及されていないため、テストエンジニアが戸惑うことも少なくありません。テストエンジニアが開発者目線で書かれたXDDPの成果物を理解し、開発者と共通の認識を形成するにはどうしたらよいのでしょうか。変更要求から妥当なテストケースを作成するにはどうしたらよいのでしょうか。

本セッションでは、XDDPにおけるテストプロセスについて、課題を共有するとともに、解決策について事例や提案を交えながら説明します。

G2) チュートリアル1:初心者セッション

3/27(水) 13:00-15:30 (150分)第7会場

セッション G2

チュートリアル1:
「初心者向けテスト実践」

小楠 聡美(HBA)

セッションの内容

普段、テストをなんとなく作っている人やテストを実行している人。今やっているテストだけで大丈夫!と自信を持てますか?あるいは、たくさんやっているけどどこまでやれば終わりなの?なんて思うときはないでしょうか? 効率のよいテストを行うためには、網羅型の技法とピンポイント型の技法をうまく組み合わせてテストケースを作る必要があります。今皆さんがやっているテストは、そんなテストになっているでしょうか?

本チュートリアルでは、皆さんが効率よくテストケースを作ることができるようになるために、テストの基本知識と網羅型とピンポイント型の代表的なテスト技法によるテストケースの作り方と使いどころを教え、実践練習していただきます。

H2) チュートリアル2:形式手法

3/27(水) 13:00-15:30 (150分)第8会場

セッション H2

チュートリアル2:
「TLA+で学ぶ仕様の書き方とデバッグの仕方」

川口 順央(Preferred Networks)

セッションの内容

プログラムをつくるとき、テストをするとき、対象としているシステムがどう振る舞うかを理解していることはとても重要です。この"システムを理解する"は、"まあ、だいたいこんな感じだろう"と頭の中でイメージする程度では不十分で、いざ作業してみると"あっ、そうか"と気づかされることが多いです。仕様を書くという行為は、この"あっ、そうか"という気づきを実装前にたくさん与えてくれます。
本チュートリアルでは、TLA+というツールを使って仕様の書き方を学びます。TLA+は、Amazon Web Serviceの開発でも使われているツールです。TLA+を使うことで仕様を書くだけでなく、デバッグも可能になります。書いてデバッグを繰り返すことでたくさんの気づきが得られ、システムをより深く理解することができます。本チュートリアルでは、演習で実際に手を動かして仕様の書き方とデバッグの仕方を学んでいただきます。

【ご参加にあたっての注意事項】

受講に先立ち、以下の手順を参考に各自のPCにTLA+をあらかじめインストールしておいてください。

●TLA+のインストール手順

B3) テクノロジーセッション

3/27(水) 15:10-16:10 (60分)第2会場

セッション B3

「テスト自動化を10年続けて分かったこと
- 開発者が語るINTARFRMテストツール -」

頭島 俊樹(富士通)

セッションの内容

富士通の標準開発基盤「INTARFRM」におけるテスト自動化機能はどのように作られたか。その取り組みの10年間を振り返りながら、テスト自動化の現状と今後目指す姿をツール開発者自身が語ります。

C3) テクノロジーセッション

3/27(水) 15:10-15:40 (30分)第3会場

セッション C3-1

「C/C++コードに潜むランタイムエラーの流出を阻止する安全性証明」

田中 康博(MathWorks Japan)

セッションの内容

0割りや整数オーバーフローなど、動的テストで検出することが容易ではないランタイムエラーの検出には、静的解析が必須である。
抽象解釈による静的解析を行うPolyspace®では、網羅的なランタイムエラーの検出とコードの安全性を証明するので、ランタイムエラーの流出を阻止することを可能とする。
本セッションでは、Polyspace®を活用したコードの安全性証明を実例に則して紹介する。

C3) テクノロジーセッション

3/27(水) 15:40-15:55 (15分)第3会場

セッション C3-2

「我々が考える、QA・テストエンジニアのキャリアについて」

山本 久仁朗(ビズリーチ)

セッションの内容

QA・テストエンジニアのキャリア・スキルチェック・評価について、課題をかかえている組織は多いと考えています。
本セッションでは、我々の部署で策定中のキャリアパスとスキルマップについて、ご紹介させていただきます!
QA・テストエンジニアのスキルアップ・キャリアアップの一助になれば、幸いです。

D3) テクノロジーセッション

3/27(水) 15:10-16:10 (60分)第4会場

セッション D3

「クリーンコードのためのAIベースの静的解析とコード修正推奨エンジン」

Sudarshan Bhide(Acellere GmbH)(※逐次通訳)

セッションの内容

ソフトウェアの設計と実装の品質は、テストや本番で発見されたバグに直接影響します。 企業はこの影響を最小限に抑えるために、クリーンコードプラクティスを優先させる必要があります。ソフトウェアが外側から見られるのと同じくらい内側から見た目もよく見えるようにすることは同様に重要です。
しかしながら今までの静的検証ツールでは、その検証ツールがサポートされていない検証項目以外に検出されることは無く、またロジックフローのエラーを検出することは不可能でした。
Acellereの次世代静的解析プラットフォームが、これまでに行われた間違いを発見するためにソースコードのAIとディープラーニングを通してこれを可能にし、開発者がクリーンなコードを書くのを助ける方法を説明します。

E3) テクノロジーセッション

3/27(水) 15:10-16:10 (60分)第5会場

セッション E3

「テキストマイニングによる市場データ分析とリスクベースドテストへの応用」

堀川 透陽(ベリサーブ)

セッションの内容

市場トラブルやクレームが多いという悩みに際し、ユーザーサポートが持つデータをテキストマイニングツールで解析し、リスクベースドテストへのインプットとした手法を紹介する。
データを俯瞰して問題の根本や共通性を捉えることが出来るほか、解析に掛ける時間も効率化できるなどメリットが多い。
本講演ではデータ解析の準備からリクス分析に繋げた一連の流れをフリーソフト「KH Coder」を使用した実践事例で説明する。

F3) テクノロジーセッション

3/27(水) 15:10-16:10 (60分)第6会場

セッション F3

「赤い会社のテストエンジニアたちが語りつくす
~テスト現場で起こるリアル課題と対処策~」

パネラー:
 佐藤 博之(SHIFT)
 鈴木 貴絵(SHIFT)
 宮田 一平(SHIFT)
 吉澤 麻由(SHIFT)

ファシリテーター:
 近藤 康二(SHIFT)
 春田 優子(SHIFT)

セッションの内容

日々、目まぐるしく変わり続けるソフトウェア開発の現場には、経験した人たちにしかわからないリアルがあります。
チームの在り方、メンバーのモチベーションの高め方、限られた工数の中でプロとしてできる最善策は何か…。品質保証・テスト現場の第一線で「品質」と向き合うSHIFTのテストエンジニアが、現場から集めたさまざまな課題や疑問と、その解決策をパネルディスカッション形式で語り合います。
本講演をもとに、聴講者の皆さんとの"共感"を生み、そしてさらなる議論を育めれば幸いです。

A4) 機械学習のテスト

3/27(水) 16:50-18:20 (90分)第1会場

セッション A4

「AIプロダクトに対する品質保証の基本的考え方」

石川 冬樹(国立情報学研究所)
小川 秀人(日立製作所)
西 康晴(QA4AIコンソーシアム)

セッションの内容

機械学習をはじめとするAI技術を用いた製品やサービス(AIプロダクト)は、Webサービスや製造業を始めとする様々な企業の競争力の源泉となってきている。
その一方で、QA(品質保証)が非常に難しい。本講演では産学によるオープンな活動であるQA4AIコンソーシアムの議論を基に、AIプロダクトに対する品質保証の基本的考え方を概説する。

B4) キャリアデザイン
~この道を行けばどうなるものか
迷わず行けよ行けばわかるさ~

3/27(水) 16:50-18:20 (90分)第2会場

セッション B4

「[ジャストーーーク!]
転職芸人が語るテスト/QA技術者としてのキャリアパス vol.2」

芸人:
 柿崎 憲(GA technologies)
 鶴岡 洋子(ユニファ)
 松谷 峰生(LIFULL)
 山本 久仁朗(ビズリーチ)
 山本 健(LINE)

ゲスト:
 越中谷 郁美(ユーザベース)

司会:
 鈴木 里惇(LINE)

セッションの内容

JaSST'17 Tokyo にて好評を博した「転職芸人が語るテスト/QA技術者としてのキャリアパス」セッション。JaSST'17 Tokyo で登壇された方々の多くは更に転職を重ね、新たなキャリアを築いています。
このセッションでは、テスト/QA技術者として転職を通じてキャリアアップしている転職芸人から、「人生こうやって切り開く方法もあるんだ」というテスト/QA技術者のキャリアパスを紹介していきます。また、転職という手段をとらずに社内で活躍しているQA技術者や、前回のジャストーク参加がきっかけでキャリアアップを考え行動を起こしたゲストなども迎え、様々な視点からキャリアパスを考えます。
このセッションを通じて、多くのテスト/QA技術者のキャリアパスを描く一助になればと思います

C4) 論文セッション
事例発表

3/27(水) 16:50-17:20 (30分)第3会場

セッション C4-1

「TPI-Next®を用いたテストプロセス改善の実施」

大羽 正浩(テクバン)

セッションの内容

テストプロセスを常により良いものに改善してゆくためには、既定の改善モデルを用いたFit/ Gap分析を実施し、それによって得られた客観的評価をもとに、課題を改善してゆくことが一般的です。
本発表ではテストプロセスの改善方法であるTPI-Next®を活用した改善事例のご紹介と、運用する中で発生した問題点やその対策事例についてご紹介致します。

C4) 論文セッション
事例発表

3/27(水) 17:20-17:50 (30分)第3会場

セッション C4-2

「リバースモデリングを用いたテスト観点標準化の取り組み」

柏倉 直樹(DeNA)

セッションの内容

我々の組織は特徴が異なるプロダクトを担当する複数の独立したQAチームに分かれているが、各QAチームのノウハウを共通化する取り組みが行われて来なかったため、テスト設計の効率・質の面で問題を抱えていた。この問題に対し、各QAチームが作成したテストスイートをベースにリバースモデリングを活用し、各QAチーム横断で利用できるテスト観点一覧を作成するアプローチで解決を試みた。本発表ではその事例を報告する。

C4) 論文セッション
事例発表

3/27(水) 17:50-18:20 (30分)第3会場

セッション C4-3

「リアルタイムOSのテスト設計と検証の事例
-無限に存在するテストケースを有効に絞り込み問題を発見した例-」

田村 聡(イー・フォース)

セッションの内容

コンパクトなリアルタイムOSは自動車,航空宇宙,重要インフラ,医療機器などクリティカルな業務ドメインにも使用されることがある。しかし,リアルタイムOSではイベント発生のタイミングによって無限のテストケースが存在する。本稿ではμITRONに準拠する二種類のリアルタイムOSについてリスクベースアプローチにより使用状況を想定した有効かつ有限のテストケースを設計し,潜在する問題を抽出した事例を紹介する。

D4) QA

3/27(水) 16:50-18:20 (90分)第4会場

セッション D4

「QA入門セッション」

秋山 浩一(富士ゼロックス)
中野 直樹(LIFULL)

セッションの内容

開発技術が著しく発展する今日において、開発現場でのテストエンジニアやQAエンジニアの役割や、求められる技能が多様化していると考えられます。
本セッションでは、これまでのトラディショナルなQA(品質保証)の基本的な考え方を振り返ることで、あらためてその目的や価値を再認識していただきます。
その上で、さらに今日の現場で行われているQA部門の取り組みの事例や課題感の移り変わりなどを紹介します。 セッションを通して、QAのこれまでとこれからを一緒に考えていただくことで、将来に向けたQAにおける技術発展や技能の多様化を考えるきっかけになれば幸いです。

E4) テストプロセス改善

3/27(水) 16:50-18:20 (90分)第5会場

セッション E4

「プロばこ4JaSST」

稲山 文孝(プロジェクトマネージャ保護者会)
高柳 謙(プロジェクトマネージャ保護者会)
並木 正典(プロジェクトマネージャ保護者会)
野村 敏昭(プロジェクトマネージャ保護者会)
森 ⼀樹(プロジェクトマネージャ保護者会)
森實 繁樹(プロジェクトマネージャ保護者会)

セッションの内容

『プロばこ』とは、チームで開発プロセスのテーラリングを体験することにより、自律的な改善を学べるワークショップです。
受講対象者は、テストエンジニア、QA、開発エンジニア、マネージャを想定しています。
プロばこは、テスト工程に囚われず、品質を確保する開発プロセスデザインを体験することができます。
プロばこ4JaSSTの体験を通じて、日々のテスト活動で活かせるヒントを持ち帰ってください。

F4) 特別セッション
Agile Japan x JaSST

3/27(水) 16:50-18:20 (90分)第6会場

セッション F4

「「YOUのアジャイルから宝を掘り出して披露しちゃいなよ そだねー」
~アジャイル実践論文の作り方~」

小坂 淳貴(Agile Japan 実行委員会)
関 満徳(Agile Japan 実行委員会)
和田 憲明(Agile Japan 実行委員会)

セッションの内容

アジャイル開発は日本に定着しつつあり、実践者が増えています。しかし、アジャイル開発を企業全体で積極的に実践している人達もいれば、周りの理解を得られず孤軍奮闘している人達もいます。まさに混乱期といっていいでしょう。そんな中、周りとノウハウを共有したり、アドバイスをもらったりという交流ができないことに、もどかしさを感じている人も多いと思います。

そこで、このセッションでは、アジャイル開発に関する自分たちのノウハウを周囲と共有して、アドバイスし合う場を作ります。Agile Japan が用意した「ノウハウ抽出テンプレート(※)」に沿って、自分のアジャイル開発実践経験から、共有可能な形でノウハウを抽出しましょう。そのノウハウをグループ内で披露し、アドバイスし合いましょう。

テーマは JaSST にちなんで「品質/テスト」です。当日は、サブテーマをいくつか提示しますので、参加者がノウハウを抽出する際のヒントとしてください。

現在アジャイル開発実践中で、なかなか周りとノウハウを共有する機会がない方々に、ぜひご参加いただきたいと思います。お待ちしています。

※JASPICソフトウェアプロセス改善知識網分科会ワークショップ('15.6.6)成果物を元に改修

G4) チュートリアル3:中級者セッション

3/27(水) 15:50-18:20 (150分)第7会場

セッション G4

チュートリアル3:
「JSTQB Advanced Level テストアナリストのシラバスでテストを学ぼう」

須原 秀敏(JSTQB技術委員会)
福田 里奈(JSTQB技術委員会)

セッションの内容

JSTQB Advanced Levelテストアナリストを中心に、JSTQBのシラバスを解説します。
同値分割法やドメイン分析などのテスト技法やテストプロセスなどを取り上げる予定です。ワーク付きで、手を動かして学んでいただきます。
対象のシラバスは、以下リンクで公開されているものです。
https://jstqb.jp/syllabus.html

JSTQBのシラバスには、ソフトウェアテストのトピックが体系的にまとめられており、資格試験を受験しない方でも学習に活用できます。
本チュートリアルの受講条件はありません。JSTQB Advanced Levelに関心をお持ちの方はもちろん、単にソフトウェアテストのスキルを伸ばしたい、という方も歓迎です。

※JSTQBの公認研修ではありません。また、昨年実施したチュートリアルと内容が一部重複します。

H4) チュートリアル4:テスト自動化

3/27(水) 15:50-18:20 (150分)第8会場

セッション H4

チュートリアル4:
「ファジング基礎と実践」

銭本 崇(ベリサーブ)
松木 晋祐(ベリサーブ)

セッションの内容

未知の欠陥を検出するテスト技法として、IoT、ADASなどの先進技術分野における脆弱性検出に"ファジング"が活用されています。本チュートリアルでは、技術の骨子、基本的なプロセス、httpdに対するファジングを例にした講義に加え、実際に複数の組み込みの現場で実践しているエンジニアより、現場での注意点、適用のポイントをお話いたします。現在開発現場で脆弱性検出に取り組んでおられる方がより発展的にこの技術を活用するために、本チュートリアルをご利用ください。

A5) テストマネジメント

3/28(木) 10:00-11:30 (90分)第1会場

セッション A5

「テストマネジメントの鉄則」

モデレータ:
 福田 里奈(メルカリ)

パネリスト:
 長谷川 聡(ベリサーブ)
 町田 欣史(NTTデータ)
 湯本 剛(ASTER)

セッションの内容

テストのマネジメントにおいて
「マスターテスト計画にはプロジェクトリスクを記述すべきです。」、「欠陥マネジメントにおける欠陥のモニタリングは重要です。」、 「テストのビジネスバリューを示す必要があります。」
といった内容はよく耳にすると思います。
ただ、実際にそれらを行うことがそんなに簡単でないことは皆さん経験されているかもしれません。
本セッションでは、テストマネージャのエキスパート達が実際にこれらを実現するために、テストマネジメントで「鉄則」として行っていること、考えていることなどを紹介し、議論していきたいと思います。
概念的なテストマネジメントの知識を基に、それらを実現していくことを考えたい方にオススメします。

B5) ゲームのテスト

3/28(木) 10:00-11:30 (90分)第2会場

セッション B5

「三銃士モデルを適応してみた!
-Next Generation 次世代の挑戦-」

ゲームのテスト研究会
 河内 奈美(アカツキ)
 小林 祐子(KLab)
 田中 翔(KLab)
 安田 芙美子(KLab)

水先案内人
 山本 久仁朗(ビズリーチ)
 吉澤 智美(日本電気)

セッションの内容

ゲームテストの世界は、いまだ混沌としてまるで「大森林」の如く。。。

異世界(異業種)では、ユニットテストのカバレッジは90%を超え、TDD・ATDD・BDDと開発手法にソフトウェアテストの考え方が用いられている。
しかし!  ゲーム=エンターテイメントの世界では、いかにして人の感情を揺さぶり、喜怒哀楽の様々な思いを疑似体験し感動を与えるかということを主体としており、テストの中心は人でありユーザーの感情である。
そんな世界に何も知らずに、うっかり「転生(転職)」しまったあなたは、知らないことだらけで、そこそこイケてると思っていたのに・・・ドメイン知識が何もない最弱な・・・まるでスライムのような存在に感じてしまうかもしれない。
そんな事にならないためにも!
「大賢者」のような先人たちの知識を学び、ドメイン知識と現場の知恵を「捕食」し自らの力とし、各々を「解析」して理解・分解・再構築することで、現場で供されている「呪文」「おまじない」「経典」のような「技能」を「技術」に変換し、組織・チーム力の向上と自己研鑽を重ねることで、「暴風龍」「オークロード」「魔王」のような巨大な敵・プロダクトに立ち向かえるようになれるかもしれない。
今回は、「ゲームのテスト」研究会に新たに加わった仲間たちを中心に、「ゲームテストに関するナレッジの整理」や「三銃士モデルの適応事例」について、ご報告させていただきます。

C5) 論文セッション
経験論文/事例発表

3/28(木) 10:00-10:30 (30分)第3会場

セッション C5-1

「クラウド接続した組み込みソフト製品のテスト自動化
-Sikuliを用いた自動化の取り組み-」

杉本 直之(京セラドキュメントソリューションズ)

セッションの内容

RPAの取り組みが注目を集めている。
自動化ツールの啓蒙活動と運用事例について発表する。
当初はソフトQAへフォーカスしたが、人間関係だけが悪化した。
原点に立ち返り、現場業務の理解とパイロット運用に務めた。
活動実績が、開発部門に始まり、QA内の自動化PJ立ち上げと海外拠点への展開という結果に繋がった。
老舗メーカーで抱える組織上の課題、コスト面、製造業としての工夫についても紹介する。

C5) 論文セッション
経験論文/事例発表

3/28(木) 10:30-11:00 (30分)第3会場

セッション C5-2

「テスト工程の品質管理の実態に関する意識調査」

永田 啓悟(NTTデータ)

セッションの内容

システム開発における品質マネジメント活動のうち,特にテスト工程の品質管理について,指標を漫然と測定するだけのプロジェクトが多々見受けられ,品質管理活動が事実上形骸化しているのではないかという懸念を抱いている.
そこで,テストの品質管理に関する実態の調査を目的としたアンケートを作成し,社内の開発者に回答を依頼した.
本稿では,調査の内容と結果,およびその結果に対する考察を述べる.

C5) 論文セッション
経験論文/事例発表

3/28(木) 11:00-11:30 (30分)第3会場

セッション C5-3

「意図的にバグを混入させたソフトウェアを用いた研修の実践と効果」

熊川 一平(NTTデータ)

セッションの内容

テスト技法を活用させるために、ドキュメントを整備したり、研修を実施したりすることがあります。
しかし、「知っていること」と「できること」のギャップを埋めなければ勉強した内容を、実践可能なスキルへと昇華させることができません。
当社では、意図的にバグを混入させたソフトウェアを使った実践型の教育を始めました。
本セッションでは、その教育における工夫した点や、実践・検証した結果をご紹介します。

D5) 論文の書き方
~挑戦し続ける限り必ず答えは見つかる。~

3/28(木) 10:00-11:30 (90分)第4会場

セッション D5

「論文の書き方講座」

五味 悠⼀郎(日本大学)

セッションの内容

本セッションでは、論文を一度も書いたことがない人でも論文が投稿できるように、テストに関係する具体的な事例を挙げながら、初歩から分かりやすく解説させていただきます。JaSSTにおける論文の採択ポイントなどもお伝えする予定です。論文が書けるということは、論理的な分かりやすい文章が書けるということでもあり、日常業務でのドキュメント作成の上達にも繋がります。

- 主な内容 -
  • 論文とは何か
  • 論文の必要性
  • 論文の探し方
  • 論文の種類
  • 論文の構成
  • 論文の作成で気をつけるポイント
  • 論文の投稿方法
  • 論文の投稿スケジュール
  • 論文に関する質疑応答

E5) テストプロセス改善

3/28(木) 10:00-11:30 (90分)第5会場

セッション E5

「テストプロセス改善のお悩み相談室
~テストプロセス改善技術の導入で悩んでいる皆さん、悩みを共有しませんか?~」

モデレータ:
 春田 優子(SHIFT)

モデレータサポータ:
 吉澤 麻由(SHIFT)

パネリスト:
 池田 暁(日立オートモーティブシステムズ)
 池田 健太郎(SHIFT)
 上田 卓(ソーバル)
 山﨑 崇(ベリサーブ)

セッションの内容

テストプロセスを改善するための方法に、テストプロセス改善モデルを使った方法があります。2015年にそのモデルの一つであるTPI NEXTの訳書がリリースされたことを契機に技術導入や事例が増加の一途を辿っています。過去のJaSSTでの発表や各社の技術Blogで取り組みが紹介されており、その効果も実証されつつあります。そんなテストプロセス改善技術ですが、実際に取り組んでみると躓いたり上手くいかなかったりということがあるのではないでしょうか?

本セッションでは、技術導入にあたりセッション参加者に生じた悩みや課題を共有しながら、経験豊かな導入実践者の面々がそれぞれの経験からアドバイスします!小さいことから大きいことまで悩みを共有し、一緒に解決策を探ってみませんか?

※セッション聴講者想定について
本セッションは、テストプロセス改善モデルを導入中である方をメインターゲットにしていますが、テストプロセス改善モデルの導入にご興味がある方もご参加いただける内容になっています。なお、テストの全体像を概観できる(JSTQB Foundation Level相当)ことを想定しています。

F5) WEB QA

3/28(木) 10:00-11:30 (90分)第6会場

セッション F5

「Web.JaSST
~ウェブ系QAマネージャーがみんなのお悩みに全力で提案を返す会~」

パネリスト:
 柿崎 憲(GA technologies)
 河野 哲也(DeNA)
 菅原 史晴(メルカリ)
 藤原 史和(楽天)

司会:
 米山 允章(メルカリ)

セッションの内容

「Web Service QA Meeting」はウェブサービスの開発プロジェクトに従事するQAのためイベント(勉強会)です。
今回のWeb.JaSSTでは、JaSST'18に引き続き皆様のお悩みや課題を募集させて頂き、そのお悩みについてパネリストが真剣に考え、解決にむけた提案を行います。
今回のパネリストはウェブサービスを運営する企業のQAマネージャーの方たち。
激動のウェブサービス業界の中で、皆様が今どういった悩みを抱えているのか。
キャリア、マネジメント、プロセス改善、テスト自動化から給料、ワークライフバランスまでどんな悩みにも全力でお答えします。
現場の生の声を元にカイゼンに向けたヒントを探っていただくセッションとなります。

~Web Service QA Meeting のコンセプト ~

ウェブサービスの開発現場では、スピードとクオリティの両立が求められます。
組み込み開発やエンタープライズシステム開発などのドメインに比べて歴史は浅いですが、その分、QA担当者は現場で高い技術と柔軟性を求められます。
「Web Service QA Meeting」 では、発表を通して知見をぶつけ合い、シナジーを起こすことで現場の技術向上のヒントを生み出すことを目的としています。

H5) チュートリアル5 : 基調講演者チュートリアル

3/28(木) 10:00~12:50 (170分)第8会場

セッション H5

チュートリアル5:
「Unit Testing: What Every Tester and Developer Should Know」

Tariq King(Ultimate Software)(※逐次通訳)

セッションの内容

Explore the fundamentals of unit testing so you can find bugs as soon as they happen and do more thorough, targeted testing during software development. This introductory session is for everyone—of all programming skill levels. Learn how to apply program-based techniques such as testing by looking, automated unit testing, mocking, and code coverage analysis. Tariq explores core concepts and constructs used in modern programming and walks you through a set of practical code-based testing exercises. Leave ready and able to collaborate in new ways that enable you to uncover defects faster, earlier, and more cost effectively.

ユニットテストの基礎をじっくり理解し、ソフトウェア開発過程にてバグの発生と同時にバグを検出し、より完全かつより対象を絞ったテストを実行しましょう。本チュートリアルは、プログラミングレベルの方を含むすべての方を対象にした入門的な内容です。目視テスト、自動ユニットテスト、モッキングやコードカバレッジ分析など、プログラムベースの技術をどのように応用できるのかを学びます。また、現代のプログラミングで使用されている主要なコンセプトや構成概念を探求し、実践的なコードベーステストの演習問題をご紹介します。チュートリアルで学習した内容を現場に持ち帰り、不具合を素早く早期に発見できるコスト効率の高い方法に是非取り組んでください。

B6) テクノロジーセッション

3/28(木) 11:50-12:50 (60分)第2会場

セッション B6

「テスト自動化を10年続けて分かったこと
- 開発者が語るINTARFRMテストツール -」

頭島 俊樹(富士通)

セッションの内容

富士通の標準開発基盤「INTARFRM」におけるテスト自動化機能はどのように作られたか。その取り組みの10年間を振り返りながら、テスト自動化の現状と今後目指す姿をツール開発者自身が語ります。

C6) テクノロジーセッション

3/28(木) 11:50-12:20 (30分)第3会場

セッション C6

「FLシラバス2018のポイント解説!!」

湯本 剛(JSTQB技術委員会)

セッションの内容

テスト技術者の認定制度として、今や世界で約57万人、日本でも1万6千人以上が資格を有するISTQB Foundation Levelですが、そのシラバス(学習事項)が7年ぶりに改訂されました。
2018年の6月に英語版シラバスがリリースされ、日本語翻訳版もまもなく(今春)リリースされます。
今回は、日本語翻訳版のリリースに先立ち、そのシラバスの策定および翻訳に携わった委員が改訂のポイントをご説明いたします。 これから資格認定を考えられている方は今後の学習のために、また既に認定を受けられている方もテスト技術の最新動向獲得にご活用ください。

D6) テクノロジーセッション

3/28(木) 11:50-12:50 (60分)第4会場

セッション D6

「クリーンコードのためのAIベースの静的解析とコード修正推奨エンジン」

Sudarshan Bhide(Acellere GmbH)(※逐次通訳)

セッションの内容

ソフトウェアの設計と実装の品質は、テストや本番で発見されたバグに直接影響します。 企業はこの影響を最小限に抑えるために、クリーンコードプラクティスを優先させる必要があります。ソフトウェアが外側から見られるのと同じくらい内側から見た目もよく見えるようにすることは同様に重要です。
しかしながら今までの静的検証ツールでは、その検証ツールがサポートされていない検証項目以外に検出されることは無く、またロジックフローのエラーを検出することは不可能でした。
Acellereの次世代静的解析プラットフォームが、これまでに行われた間違いを発見するためにソースコードのAIとディープラーニングを通してこれを可能にし、開発者がクリーンなコードを書くのを助ける方法を説明します。

E6) テクノロジーセッション

3/28(木) 11:50-12:50 (60分)第5会場

セッション E6

「自動テスト再入門」

藤田 真広(ベリサーブ)

セッションの内容

システムが多様化・複雑化していく中、自動テストの技術なしでは製品の品質を保つことは難しくなってきている。
そもそも自動テストとは、テスト技術者にとってどんな存在なのだろうか。
本セッションでは、これまで自動テストに取り組んできた講演者が自動テストと改めて向き合い、初めて自動テストに取り組む技術者、また現在取り組んでいる技術者と一緒に、自動テストエンジニアとしての心得や、必要なスキルなどについて考える。

F6) テクノロジーセッション

3/28(木) 11:50-12:50 (60分)第6会場

セッション F6

「UX/マイクロサービスアーキテクチャー時代の自動テスト戦略」

山下 裕晃(SHIFT)
柏井 香里(SHIFT)

セッションの内容

ビジネス環境の激変に伴い、開発現場はより早く・柔軟なリリースや顧客を魅了するサービス創りを実現するべく変化を続けています。
その変化に合わせて私達テストエンジニアもまた変化し続けなければなりません。

その変化の一環として昨今「GUIベースのマニュアルテストの自動化」という試みが一般的になりつつあります。
しかし、この手法も「安定しない」「カバー範囲が限定的」「実装・実行のスピードが遅く開発フローへの組込みが困難」など、依然として課題も多く、新しい解決策が求められていますが、現状では確固たる答えがない状況です。

そんな中、本講演では、自動化を専門とする若手2人が、試行錯誤しながら辿り着いた自動テスト戦略を実例も交えて共有致します。

A7) 招待講演

3/28(木) 14:20-15:50 (90分)第1会場
(サテライト会場:第2~4会場 ※会場数は変更になる場合があります)

セッション A7

「人工知能は何ができて何ができないのか」

松原 仁(はこだて未来大学)

セッションの内容

人工知能はいま3回目のブームを迎えている。今回のブームは機械学習の手法の一つであるディープラーニングがこれまでにない能力を発揮していることがきっかけになっている。ディープラーニングがなんでも解決してくれるという期待がある一方で、進歩した人工知能が暴走するという恐怖も指摘されている。ここでは人工知能はどのような歴史を経て現在に至ったのか、人工知能に何ができて何ができないのか、人間と人工知能はどう付き合っていくべきかなどを考える。

講師プロフィール
写真:松原 仁 氏

松原 仁 氏(はこだて未来大学)

1959年2月6日東京生まれ。1981年東大理学部情報科学科卒業。
1986年同大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了。
工学博士。同年通産省工技院電子技術総合研究所(現産業技術総合研究所)入所。2000年公立はこだて未来大学教授。
2016年公立はこだて未来大学副理事長。人工知能、ゲーム情報学、観光情報学などに興味を持つ。
著書に「コンピュータ将棋の進歩」、「鉄腕アトムは実現できるか」、「先を読む頭脳」、「観光情報学入門」、「AIに心は宿るのか」など。
前人工知能学会会長、前情報処理学会理事、観光情報学会理事。
株式会社未来シェア代表取締役社長。

A8) クロージングパネル

3/28(木) 16:00-17:40 (100分)第1会場
(サテライト会場:第2~4会場 ※会場数は変更になる場合があります)

セッション A8

「人工知能の未来
~その未来をどうテストし、どうテストに活用するのか~」

モデレータ:
 榊原 彰(マイクロソフト)

パネリスト:
 Tariq King(Ultimate Software)
 石川 冬樹(国立情報学研究所)
 松原 仁(はこだて未来大学)
(逐次通訳)

セッションの内容

現在、人工知能を搭載したシステムは急速に普及し、より身近なものとなってきています。
人工知能そのものの技術も、今後、より高度化していくことが考えられます。
我々テストエンジニアは、人工知能搭載のシステムや人工知能そのものに対し、どう取り組み、品質に寄与していけるでしょうか。

また、人工知能の技術は、ソフトウェアテストにおける新しいアプローチとしての可能性も持っています。
既に多くの現場で、ソフトウェアテストへの人工知能技術活用の試みが進んでいます。

今回は、人工知能の活用や品質保証に取り組まれている第一人者の方々にご登壇いただき、人工知能がもたらす5年後、10年後の未来の世界について議論いただきます。

A9) クロージングセッション

3/28(木) 17:40-18:00 (20分)第1会場
(サテライト会場:第2~4会場 ※会場数は変更になる場合があります)

セッション A9

クロージングセッション

(JaSST Tokyo 実行委員会)

展示ブースツアー(事前予約なし、当日先着順)

3/27(水) 11:40-13:10 (90分)5F
3/28(木) 12:50-14:20 (90分)5F

展示ブースツアー

情報交換会(登録者のみ)

3/27(水) 18:40~

情報交換会(登録者のみ)

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