3/7(金) 9:45-10:00 (15分)
(JaSST Tokyo 実行委員会)
3/7(金) 10:00-11:40 (100分)
Stuart Reid (英国コンピュータ協会)
※同時通訳
セッションの内容
This presentation provides an evidence-based insight into what motivates testers today. If you are a test manager it will help you improve productivity and keep your most valuable assets ? the testers. And, if you are a tester it will give you an understanding of how to change your behaviour (and that of those around you) to make you feel happier in your job.
Over the last two years, through a series of workshops, presentations and surveys, over 600 testers have provided feedback on what they believe motivates them.
Using the collected real-world tester data it is possible to identify those factors which testers find most motivating and which they find most de-motivating, so providing an excellent basis for job improvement.
The study also separated out survey respondents into six different roles, such as test analyst, test lead and test manager. It is clear from the results that the different roles are motivated most effectively by different factors and job characteristics, and, for some factors, something that motivates testers in one role demotivates testers in another. The effects on motivation of education, professional qualifications, experience levels, salary, and working on voluntary activities for the testing industry, such as developing the new ISO 29119 international software testing standards, are also presented.
本基調講演では、テストマネージャの方には最も貴重な資産であるテストエンジニアの生産性を上げるヒントを、テストエンジニアの方には楽しく仕事をするために自身や周囲の人たちの行動を変える方法など、「テストエンジニアのモチベーション」についてお話しします。
過去2年間のワークショップ、プレゼンテーションや調査より、実際に600人以上のテストエンジニアの皆さんから収集したデータに基づいて、テストエンジニアのモチベーションを左右する要因を特定します。回答者はテストアナリスト、テストリーダ、テストマネージャなどの6つの役割に分類され、役割によって最もモチベーションを上げる要因や作業の特徴が異なることが判明しています。さらに、ある役割でテストエンジニアのモチベーションを上げる要因が、別の役割では逆にモチベーションを下げる要因であることがわかりました。教育、資格、経験値、給与などテストエンジニアのモチベーションにまつわる背景や、ISO2911新しいソフトウェアテストの国際標準の開発などの有志活動について紹介します。
講師プロフィール
Chief Technology Officer at Testing Solutions Group, London
Stuart Reid has over 30 years' experience in the IT industry, working in development, testing and education.
Application areas range from safety-critical to financial and media. Stuart also supports the worldwide testing community in a number of roles. He is convener of the ISO Software Testing Working Group, which is developing the new ISO 29119 Software Testing standards and is the software testing representative at BSI. He chairs the BCS Specialist Group in Software Testing and founded ISTQB to promote software testing qualifications on a global scale.
Stuart is a popular speaker at conferences on software testing, and is invited to present keynotes, tutorial and track sessions worldwide. He chaired EuroSTAR 2007, Europe's largest ever software testing conference with over 1200 attendees, won the European Testing Excellence award in 2001, and regularly writes magazine articles on software testing.
博士、英国コンピュータ協会フェロー、認定ITプロフェッショナル、ロンドンに本拠を構えるTSG(Testing Solution Group)社CTO(最高技術責任者)。
リード氏は、高い安全性が必要なシステムや金融・メディアといったエンタープライズシステムの開発、テスト、教育など、IT業界で30年以上のキャリアを築いています。また多くの要職を務めることで国際的なテストコミュニティを主導しています。
特に、最近発行されたソフトウェアテストの国際標準であるISO/IEC/IEEE29119シリーズを作成しているISO/IEC JTC1/SC7/WG26のコンビーナ(議長)であり、WG26のイギリス代表委員でもあります。
BCS(英国コンピュータ協会)のソフトウェアテストの研究グループであるSIGTESTの長を務め、ソフトウェアテストの資格制度を国際的に発展させるべく設立されたISTQBの創設メンバの1人です。
リード氏の講演は国際的にも著名であり、ソフトウェアテストのシンポジウムやカンファレンス、イベントなどに基調講演やチュートリアル、招待講演として招かれています。2001年には、European Testing Excellence awardを受賞し、1,200人超の参加者を誇るEuroSTARシンポジウムの実行委員長を務める栄誉に浴しています。また雑誌にソフトウェアテストの記事を連載しています。
3/7(金) 13:10-14:40 (90分)
(智美塾塾長+塾生一同)
セッションの内容
昨年まで智美塾ではテストアーキテクチャ設計の各人の流儀の成り立ちについて議論を重ねてきました。この成果を踏まえ、今年度はテストアーキテクチャ設計の質について議論を進めてきました。例えばソフトウェア設計の質を示す概念に結合度や凝集度といった設計考慮事項、保守性といった品質特性などがあるように、テストアーキテクチャ設計の質を示す概念もあるだろうと我々は考えています。
本セッションでは、具体的な例を用いたテストアーキテクチャ設計のリファクタリングを通してテストアーキテクチャ設計の大切さについての議論を行っていきます。よりよいテスト設計をしたいテストエンジニアの方々や、一段上のテスト設計のレビューをしたいテストリーダ/マネジャーの方々には実り多いことでしょう。
3/7(金) 13:10-14:40 (90分)
粉川 貴至 (セガ)
黒岡 聡享 (ウェブテクノロジ)
尾中 竜雄 (アクワイア)
セッションの内容
JaSST東京は日本最大のゲーム開発者向けカンファレンス CEDECと相互にコンテンツの提供を行っています。
今回は、以下の3本構成でお送りします。
3/7(金) 13:10-14:40 (90分)
セッション C2-1 (30分)
町田 欣史 (NTTデータ)
セッションの内容
テストの方法論や技法を正しく適用するためには、テスト技術者のスキル向上が求められます。特にテスト設計スキルの不足は、テストケースの作成漏れによる欠陥の見逃しを引き起こしかねません。そこで、我々はテスト設計スキル評価のための枠組みを定義し、テスト技術者のスキルを測る試験を開発しました。本発表では、試験の概要、試験問題のサンプル、および試験結果や受験者のコメントを基に取組みを評価した結果を紹介します。
セッション C2-2 (30分)
鈴木 昭吾 (バグ票ワーストプラクティス検討プロジェクト)
セッションの内容
テスト担当者と開発者間等でコミュニケーションを行なうための開発ドキュメントの1つにインシデントレポート(以下「バグ票」)がある。しかし、ソフトウェア開発現場によってはバグ票を適切に利用できていないケースがある。そこでどのようなものがあるかアンケート調査を行ない、その結果をもとにアンチパターンの抽出を試みた。
本報文では、アンケート結果と試作したアンチパターンについて報告する。
3/7(金) 13:10-14:40 (90分)
セッション D2-1 (30分)
松浦 豪一 (富士通マーケティング)
セッションの内容
私たちは、結合テストにおいて、要因分析表を使ったソフトウェアテスト設計をしています。プログラミングを実施する前に、外部設計書をもとに要因を洗い出し分析することによって、設計段階からソフトウェアの機能や構造を明確にしております。この活動により、テストにおける要因や項目を減少に導くことができました。この活動を通じて、ソフトウェアの品質向上、生産性向上、さらには開発者の技能を向上させた事例をご紹介します。
セッション D2-2 (30分)
荻野 恒太郎 (楽天)
セッションの内容
システムテストの自動化は品質向上や開発工程の改善に有効であると注目を集めている。しかしながら特に大規模分散ソフトウェアシステムの場合、テスト対象のコンポーネントの多さ、仕様やテストシナリオの複雑さといった自動化を困難にする問題がある。本発表では2000件以上の自動化テストを安定的に運用するための工夫や、アジャイルのプラクティスと組み合わせる事で開発工程が改善した事例を紹介する。
3/7(金) 13:10-14:40 (90分)
大西 建児 (ガイオ・テクノロジー)
セッションの内容
このセッションは将来、テストエンジニアとしてキャリアを築くことに興味がある、または、既にその志を持っている初心者の方々に向けた
チュートリアルです。
テストエンジニアが具体的にどんな職業で、どういったスキルセットや素養が求められるのか、どのようなキャリアパスを築くことができるのか、といったことなどを先輩テストエンジニアが分かりやすく解説します。
質疑応答時間はしっかりと設けますので、予め聞きたいことを考えてから受講されることをおススメします。
3/7(金) 15:10-16:10 (60分)
セッション A3 (60分)
銀林 純 (富士通)
セッションの内容
形式手法は、数学や論理学を使う事で、曖昧さや矛盾を排除した仕様記述や動作検証が実現可能なシステム開発手法である。
約40年前に登場したが、専門性の高さから、実適用が困難とされていたところ、2010年のDSF(DependableSoftwareForum)活動で、「厳密さを多少犠牲にしても、実用性を求める」という発想が日本の主要ベンダーに生れたものである。
今回の講演は、形式手法の概要、業界における取組み、そして富士通の実践例を紹介するものである。
セッション B3 (60分)
(JSTQB技術委員会)
セッションの内容
『テストエンジニアのスキルを示せるグローバルスタンダード』、それがISTQBです。
ISTQBは世界でもメジャーな、ソフトウェアテストの資格認定制度を提供しています。
既に70か国以上で運営され、資格認定者数は30万人を超えています。ワールドワイドで通用する資格を認定するだけでなく、テスト手法や技法、用語を学習できるスキームを提供しているということも大きな魅力の一つです。
本セッションでは日本の運営団体であるJSTQBが、本資格認定制度の概要や特徴、取得メリットなどを詳しくご紹介&説明します。
セッション C3 (60分)
小林 元也 (SHIFT)
セッションの内容
テストは、開発全体のおよそ4割を占めると言われている。そのコスト削減に毎日頭を悩ませている企業様は少なくない。
着目点としてあげるならば、
1つ目は「効率化」。 2つ目は「自動化」。
しかし、自動化で省力化できる範囲にも限界がある。ならば、不具合を予見することで事前に潰しこむ。予防医学のような捉え方はできないか。 不具合の起こる要因を蓄積しデータ分析することで、不具合を予防かつ狙い撃ちする。
SHIFTが取り組んでいる活動を紹介し、自動化の先に見えるテスティングの未来を考えていきたい。
セッション D3 (30分)
陳 茵 (NEUSOFT Japan)
セッションの内容
弊社が日本企業とオフショアを開始して十年以上。
協業開始当時に起こった様々な問題を解決すべく組織された集団、ブリッジSE!
彼らが一体オフショアの問題にどのように立ち向かっていくのか?
オフショア課題解決の鍵となるブリッジSEについて、今こそ詳しく説明する。
3/7(金) 15:00-16:30 (90分)
伊藤 望 (TRIDENT)
テスト自動化研究会TA
セッションの内容
オープンソースのブラウザテストツール「Selenium WebDriver」を使って、みなさんのパソコン上で実際にJavaプログラムを書きながらシステムテスト自動化を学びます。基礎から丁寧に解説するので、自動化が初めての方でもテストが書けるようになります。
※本チュートリアルにご参加される方はノートPC、電源ケーブルをご持参ください。
ノートPCには、GoogleChrome、Eclipse(4.2以降)をあらかじめインストールしてください。
また、参加いただける方には別途ダウンロードいただくファイルもございますので、申し込み締め切り後の事務局からの案内メールを必ずご確認ください。
3/7(金) 16:50-18:20 (90分)
関 将俊 (とちぎテストの会議)
深谷 美和 (とちぎテストの会議)
秋山 浩一 (富士ゼロックス)
セッションの内容
2012年秋、日常をテーマとして「とちぎテストの会議02」は開催されました。
この会議において、関のチームのいつもの開発を紹介したのが「開発ライブ」です。
本セッションではこの開発ライブの再演を元に議論を深めたいと思います。
このライブは、壇上の世界的なプログラマと会場のテストが大好きな皆さんとがソフトウェアを作っていく参加型のライブです。
プログラミングとテスティングが調和する開発を一緒に楽しみましょう。
参加に当たって特別な準備は必要ありませんが、メイヤー(マイヤーズ)の三角形のテストケースを事前に考えておくと、より楽しめると思います。またTDDなどを予習しておくのもよいでしょう。
このセッションは二部制です。前半は開発ライブ、後半はライブで気付いたことを掘り下げるパネルディスカッションです。
3/7(金) 16:50-18:20 (90分)
湯本 剛 (日本HP)
藤田 克史 (JaSST Tokyo 実行委員会)
セッションの内容
テストは、品質の良いソフトウェアを提供するための手段のひとつです。
クライアントは、自社製品の品質戦略において、設計/開発/評価/運用・・・何を重視し、テストをどう位置づけ、何を期待しているのか?!
大手クライアントのマネジメント層が本音で語ります!
乞う御期待!
3/7(金) 16:50-18:20 (90分)
セッション C4-1 (30分)
五味 弘 (沖電気工業)
セッションの内容
組合せテストを効率化するために直交表とオールペア法がある。しかし今まではどちらかの手法のみで運用し、組合せの強さを 2で固定するなど限定的な使用が多かった。そこで対象に適した手法をテスト回数と網羅率などの定量的な比較を元に直交表とオールペア法から選択し、因子やその水準、強さを選択するためのガイドラインを示す。また多因子、多水準、混合水準、 3以上の強さに対応した直交表のツールを作成したので報告する。
セッション C4-2 (30分)
熊川 一平 (NTTデータ)
セッションの内容
いま最も注目されているテスト技法の1つが探索的テストです。
しかし探索的テストの実践的で詳細な手法について、特に国内においては十分体系化されているとは言えず、皆様も探索的テストの採用に今一つ踏み出せない状況ではないでしょうか?
当セッションでは、実際のシステム開発での探索的テストの適用事例をベースに「探索的テストの実践的な手順」と「探索的テストを使った工数削減の取り組み」についてご紹介いたします。
3/7(金) 16:50-18:20 (90分)
モデレータ:
西 康晴 (電気通信大学)
パネリスト:
Stuart Reid (英国コンピュータ協会) ※逐次通訳
三富 篤 (日立製作所)
山崎 崇 (トレンドマイクロ)
セッションの内容
ソフトウェアテストのプロセスを軸とする国際規格ISO/IEC/IEEE 29119シリーズが先日発行されました。29119-2は、欧米のベストプラクティスが集められたテストプロセスモデルであると言っても過言ではありません。
本セッションでは、ISO/IEC/IEEE 29119の概要をご紹介するとともに、本規格を策定しているISO/IEC JTC 1/SC 7/WG 26の議長であるスチュアート氏、WG26に参加している日本のメンバーなど豪華パネリスト達の様々な視点からテストプロセスについて議論します。
本セッションを通じてよりよいテストプロセスを作るヒントをつかみましょう!
3/7(金) 16:50-18:20 (90分)
(JaSST Tokyo 実行委員会)
セッションの内容
BOFとはBirds Of a Featherの略で、イベント、セミナーなどで特定のトピックに興味を持つ方が集まって議論をする場です。
JaSST'14 Tokyoでは、普段なかなか集まれないテストに興味を持つ方々同士がテストに関する特定のテーマでおしゃべりできるBOFセッションを用意しました。
それが、「てす子の部屋」です。
今回の「てす子の部屋」では、テストエンジニアの育成・教育をテーマに、皆さんと意見交換したいと思います。
3/7(金) 16:50-18:20 (90分)
安達 賢二 (HBA Quasol)
セッションの内容
SaPIDは、ソフトウェア関連業務に携わる組織やチーム、管理者やエンジニアが期待する成果を得る、そして成長するために、当事者自らが解決すべき問題点を特定し、現実的に解決しながら段階的にゴールを目指すプロセス改善手法です。
本チュートリアルでは、システムズアプローチにもとづくSaPIDの背景、改善のあり方や進め方、そして事例としてテストのノウハウを活用した改善やレビュープロセスの改善の方法なども解説します。
改善は誰かにやらされるものではなく、自らの意思とチカラで成長するために行うものです。SaPIDでソフトウェアの仕事を楽しく、より価値のあるものに変えていきましょう!
3/8(土) 9:00-11:40 (160分)
(テスト設計コンテスト 運営・実行委員会)
セッションの内容
テスト設計コンテストは今回で第4回となります。今回はテスト対象を「話題沸騰ポット」から「ASTER自動販売機」にリニューアル、北海道、東京、東海、関西、書類選考の全国各地域で予選を行い、参加チームの頭を悩ましてきました。
本セッションとなる決勝戦では、予選を勝ち抜いた7チームのテスト設計猛者たちによるバトルを繰り広げます。
会場では各チームの設計成果物を公開展示しています。セッションを聴講される方もそうでない方もぜひお立ち寄りください。
【参考】
テスト設計コンテスト'14の詳細は、こちらをご覧ください。
「ASTER-テスト設計コンテスト」
https://aster.or.jp/business/contest.html
3/8(土) 10:00-11:30 (90分)
天野 勝 (JaSST Tokyo 実行委員会)
和田 憲明 (JaSST Tokyo 実行委員会)
島根 義和 (JaSST Tokyo 実行委員会)
セッションの内容
■概要
チームを組んで仕事をしていると、自然と役割が決まり、いつの間にか良いチームとして機能するようになってくるものです。
しかし、人の異動、特に人が出ていくと、チームとしての機能が損なわれてしまうことがあります。
「〇〇さんが、抜けたらうまくいかなくなったね」というのは、まさにこのような状態の現れです。
しかし、その人の働きという暗黙知を形式知としてチーム内で共有でき、それをもとに行動ができれば、チームとしての機能が失われるのを軽減できるはずです。
本セッションでは、司会の説明に従って、チーム内でディスカッションをしながら、チーム内の暗黙知を共有し、形式化していただきます。
形式化したチーム内の知識と、暗黙知を形式化するノウハウを持ち帰るためにも、ぜひチームメンバー3名以上でご参加ください。
チームメンバーが集まらない場合、おひとりでもお気軽にご参加ください。
■このようなチームにお勧めです
3/8(土) 10:00-11:30 (90分)
野中 誠 (東洋大学)
小池 利和 (ヤマハ)
セッションの内容
テストに「事実に基づく管理」を導入し、継続的に改善していくには、テスト状況をデータで把握したり、改善の着眼点をデータで示したりすることが求められます。
しかし、このようなデータの活用は必ずしも容易ではありません。
本セッションでは『データ指向のソフトウェア品質マネジメント』の著者である2人が、「事実に基づく管理」をテストに持ち込もうとして試行錯誤をした過程の一端をご紹介します。
具体的には、
という問題について、2人が取り組んだデータ分析・活用事例をお話しいただきます。
本セッションが、「事実に基づくテストマネジメント」を実践する上でのヒントになれば幸いです。
3/8(土) 10:00-11:30 (90分)
セッション D5-1 (30分)
小池 輝明 (NECネクサソリューションズ)
セッションの内容
中堅企業向けシステム開発は年々予算が縮小しており、システムベンダーであるSIerは絶え間なく開発コスト削減努力をしている。そこでは、コスト削減と品質確保の両立が求められ、また、性能の検証も疎かにすることはできない。性能の検証には様々なプロセスがあるが、我々は性能の検証プロセスを標準化しつつ簡素化し、少ない予算で検証できるプロセスを構築したので、その事例について発表する。
セッション D5-2 (30分)
小林 由依 (NTTデータ)
セッションの内容
GUI操作を行うテストの自動化方法としてキーワード駆動テストが注目されています。
Open2Testは、テスト対象画面上のボタンなどの部品情報と、部品に対する操作を表形式に記入することでキーワード駆動テストによる自動化を実現します。
本セッションではOpen2Testを用いたキーワード駆動テストの実現方法と、従来のキャプチャプレイバックツールでは難しかった工期短縮を実現した事例を紹介します。
セッション D5-3 (30分)
川口 真司 (宇宙航空研究開発機構)
セッションの内容
宇宙機ソフトウェアを対象にソフトウェア独立検証と有効性確認(Independent Verification and Validation、以下IV&V)について、評価内容をIV&V観点として整理し、IV&Vガイドブックとして明文化した。評価内容の整理にあたって、IV&V観点を階層的に設定することで、IV&Vガイドブックが宇宙機ソフトウェアに対する検証内容を網羅的にカバーできるようにしている。
3/8(土) 10:00-12:50 (170分)
Stuart Reid (英国コンピュータ協会)
※逐次通訳
セッションの内容
Agile is fast becoming a mainstream approach to software development, but it is implemented in a variety of ways and many 'agile' projects follow only a few of the 'agile principles'. This tutorial provides a pragmatic introduction based on the Scrum framework. The tutorial initially introduces the philosophy behind agile and explains how it differs from the traditional approach. Despite suggestions that testing is a secondary activity in agile, testing is actually a crucial component, and testers are key members of the agile team. True agile projects deliver shippable code at the end of each sprint, but in reality most projects make compromises and do not achieve this goal; these compromises are largely driven by how testing is embedded into the development process. The variety of options for integrating testing are considered, along with their advantages and disadvantages.
People are the most important component of a successful agile project so special attention must be paid to getting the right mix of skills and personalities on your agile team. The skills, capabilities and communication required for working on successful agile projects are identified.
Finally the workshop will finally provide guidance on how to introduce agile development and test into your organization.
アジャイルはソフトウェア開発の主流として急速に広まりました。しかし、多彩な方法で実装されており、多くの"アジャイル開発"プロジェクトはほんの少しの"アジャイル開発の理念"に従っているにすぎません。本チュートリアルでは、スクラムフレームワークに基づいた実践的な導入について説明します。
チュートリアルでは、アジャイル開発の原理に触れ、従来のアプローチとの相違点を説明します。アジャイル開発において、テストは補助的なアクティビティであるとされていますが、実際のところテストは不可欠であり、テストエンジニアはアジャイル開発チームの主要メンバです。各スプリントの終了時に出荷可能なコードを完成するのが本来のアジャイル開発プロジェクトですが、現実には、ほとんどのプロジェクトは妥協してこの目標を達成できていません。そしてその妥協は、開発プロセスにどうテストが組み込まれているのかに起因しています。長所と短所と合わせたあらゆる選択肢が、テストの統合について考慮されているのです。
また、成功するアジャイル開発における最も重要な要素は人員であるため、チームメンバのスキルや個々の人柄を上手く組み合わせるよう、特別な注意が求められます。
以上の内容を踏まえ、アジャイル開発やテストを組織に取り入れる方法についてのアドバイスを紹介します。
3/8(土) 11:50-12:50 (60分)
セッション A6 (60分)
安竹 由起夫 (コベリティジャパン)
セッションの内容
ソフトウェアの不具合・脆弱性の検出とその問題管理を支援するコベリティ製品は、世界で1,100社を超える顧客に利用されています。多くの顧客のビジネスリスクを軽減する製品は、その製品自体が品質を高く保つ必要があります。また顧客と市場からのフィードバックを的確に捉え、早いサイクルでそれを実現しなければなりません。これにはテストの自動化が大きく貢献しています。
本セッションでは、コベリティ社内開発チームのテスト自動化への歩みとそれにともなう技術革新についてご紹介します。
セッション B6 (60分)
佐藤 孝俊 (SHIFT)
セッションの内容
赤字プロジェクトが絶えないSI業界、一番の悩みは品質リスク 。
製造業、パッケージベンダーで培ったSHIFTの品質保証の考えを SI業界で実践した場合にどうなるのか。
オフショア、マルチベンダー開発における 課題と品質側面からの支援方法をご紹介します。
SHIFT SI-Divisionが目指すSI業界のHappyな世界!
それはどこだ!?
セッション C6 (60分)
銀林 純 (富士通)
セッションの内容
形式手法は、数学や論理学を使う事で、曖昧さや矛盾を排除した仕様記述や動作検証が実現可能なシステム開発手法である。
約40年前に登場したが、専門性の高さから、実適用が困難とされていたところ、2010年のDSF(DependableSoftwareForum)活動で、「厳密さを多少犠牲にしても、実用性を求める」という発想が日本の主要ベンダーに生れたものである。
今回の講演は、形式手法の概要、業界における取組み、そして富士通の実践例を紹介するものである。
セッション D6-1 (30分)
石原 一宏 (バルテス)
セッションの内容
ソフトウェアテストの現場で、日頃からよくありがちな「悩み」の中から今回4つをピックアップして、ソフトウェアに関する品質向上のトータルサポートサイト「Qbook」を活用した解決案をご紹介。
「テスト実施のスキルレベルを上げていきたい!」「テスト設計の精度を高めていきたい!」「プロジェクトメンバーと共有してスムーズにプロジェクトを進めていきたい!」といったテストエンジニア、マネージャーの皆様、是非ご聴講ください!
セッション D6-2 (15分)
東 大輔(日本ノーベル)
セッションの内容
Android 端末の多様性にテスト自動化を諦めていませんか?
自動テストツールベンダーによる、ひとつの解答(意地)をお見せします!
Quality Commander と、QCWing for Android の新機能をご紹介します。
セッション E6 (60分)
(JSTQB技術委員会)
セッションの内容
『テストエンジニアのスキルを示せるグローバルスタンダード』、それがISTQBです。
ISTQBは世界でもメジャーな、ソフトウェアテストの資格認定制度を提供しています。
既に70か国以上で運営され、資格認定者数は30万人を超えています。ワールドワイドで通用する資格を認定するだけでなく、テスト手法や技法、用語を学習できるスキームを提供しているということも大きな魅力の一つです。
本セッションでは日本の運営団体であるJSTQBが、本資格認定制度の概要や特徴、取得メリットなどを詳しくご紹介&説明します。
3/8(土) 14:20-15:50 (90分)
八谷 和彦 (東京芸術大学)
セッションの内容
2013年夏、ある自作航空機がネットで話題になりました。
【本当に飛べる! ナウシカのメーヴェを実際に作った八谷和彦さんにお会いしてきたよ!(動画あり)】
http://www.gizmodo.jp/2013/09/post_13101.html
この機体、2003年から10年かけて作られたのですが、作者(私ですが)は、その前の1996年から7年間、PostPetというメールソフト(ピンクのクマがメールを運ぶアレ)の開発をやってました。
当日は、この2つを題材に「それまで世の中になかったものを作るとき、どうやってお客さんと共につくっていくか?(しかも低予算で)」に関してお話したいと思います。
講師プロフィール
東京芸術大学 美術学部 准教授
メディア・アーティスト
1966年4月18日(発明の日)生まれの発明系アーティスト。
九州芸術工科大学(現九州大学芸術工学部)画像設計学科卒業、コンサルティング会社勤務後、(株)PetWORKsを設立。現在にいたる。
作品に《視聴覚交換マシン》や《ポストペット》などのコミュニケーションツールや、ジェットエンジン付きスケートボード《エアボード》やメーヴェの実機を作るプロジェクト《オープンスカイ》などがあり、作品は機能をもった装置であることが多い。
また、311震災以後は「ガイガーカウンターミーティング」などサイエンス・コミュニケーション系の活動もちらほら。
3/8(土) 16:00-17:40 (100分)
モデレータ:
安達 賢二 (HBA Quasol)
パネリスト:
Stuart Reid (英国コンピュータ協会) ※逐次通訳
片山 徹郎 (宮崎大学)
佐々木 方規 (ベリサーブ)
中野 直樹 (マルチパラダイムシステムズ)
西 康晴 (電気通信大学)
セッションの内容
テストエンジニアをどう育てていくのか。
プロジェクトの成功や組織の活動を継続していく上でも、とても重要な事であり、悩みや課題をお持ちの方も少なく無いと思います。
育成方法には、テストチーム内での育成や、組織の教育部門による育成、社内外の資格認証などを利用した育成など、様々な機会があります。
しかし現在、これらを有効に活用できているでしょうか?
また、複数の手段・機会を組合せ、より効果的な育成を進めていくには、どうすればよいのでしょうか?
さらには、「育成」において、エンジニア「個人」の成長だけを考えていればよいのでしょうか?
本クロージングパネルでは、エンジニアの育成/教育に関わる国内外のエキスパートをお迎えし、エンジニアの育成と、それを踏まえた組織力・チーム力の向上をテーマに、じっくり語っていただきます。
リーダー・マネージャとして部下やメンバーの育成に携わっていらっしゃる方はもちろん、自身の更なるステップアップを図りたいエンジニアの方も、より効果的な成長を促し、組織・チームとして最大限のパフォーマンスを引き出せるような育成について、一緒に考えていきましょう。
3/8(土) 17:40-18:00 (20分)
(JaSST Tokyo 実行委員会)
3/7(金) 11:40-13:10 (90分) , 3/8(土) 12:50-14:20 (90分)
<ネットワークランチサービス> (事前申込制)
今年も会場にてお弁当をご用意した昼食会を実施します。久しぶりに会うお仲間との会食、また、新たに出会う人とのコミュニケーションの場としてご活用ください。会場ではスポンサーによるツールやサービスの紹介もございます。なお、お弁当は有料の事前申込となっております。 (参加申込時にお申し込みください)
<展示ブースツアー> (ネットワークランチサービス参加者限定 先着順)
また、展示ブースを回るツアーを今年もネットワークランチサービスに申し込まれた方限定で実施します。「展示ブースツアー」を、JaSST実行委員がツアーガイドとなり、ランチを食べながら興味ある内容を語り合った後、展示ブース巡りにでかけましょう。
JaSSTではご協力いただいているスポンサー企業さんに、我々テストエンジニアが現場で役立つツールやサービスを展示していただいています。展示ブースに興味はあるけど、なかなか1人では聞いてみるのが難しいという方。 参加者や実行委員とテストツールやサービスの話をしてみたいという方。展示ブースツアーに参加してみませんか?
展示ブースツアーへの参加は、当日昼食会場で先着順に受付いたします。ランチ開始とともにすぐに定員いっぱいとなってしまいますので、興味がある方はお早めにランチ会場へ!
3/7(金) 18:40~
セッションの内容
恒例となりましたJaSST東京初日終了後に行われる情報交換会。今年も賑やかに開催します。
今回はリーズナブルな参加費への改定、参加人数枠の拡大など、より沢山の方々と交流できるようにしました。そして、参加者の方々に楽しくトークしていただくための新しい仕掛けもご用意させていただきます。テストに関して日頃関心のある話題を酒の肴にして、参加者同士やJaSST実行委員と存分に意見交換しましょう!セッション講師の方々やJaSST実行委員も多数参加します(都合により参加されない方もいらっしゃいます。ご了承下さい)。これまで以上の、みなさまのご参加をお待ちしております。