セッション 0
(JaSST Kansai 実行委員会)
セッション 1
山口 鉄平(freee)
JSTQBから公開されているシラバスや各種書籍・資料により、知識や経験が少ない人でもある程度のレベルのテスト活動ができるようになってきています。一方で、例えば、テスト計画の背景を知らず、テンプレートの穴埋めを目的としてしまい、計画の意味をなくしてしまっているような話も耳にします。 従来の方法があるからこそ、方法が適していない場合でも従来の方法を続けてしまうのです。本講演では、テストや品質改善業務中で発生するこのような「思考停止」といわれる現象の功罪や起きるメカニズム、そして講演者がおこなってきた「思考停止」を回避するための実践的な方法や事例を紹介し、「思考停止」に対する改善アプローチを解説します。
山口 鉄平(freee)
アジャイル開発における品質を得意とするプログラマー、コンサルタント、コーチ、トレーナー。
日立製作所でのソフトウェア開発技術の研究開発、ヤフーでのアジャイル開発や自動テストの組織普及を経て、現在freeeにて自動テストシステムやテスト環境の開発・運用および自動テストの組織普及に従事する。また、個人事業主として、自動テストやアジャイル開発に関するコンサルティングを提供している。
Regional Scrum Gathering Tokyoやテスト自動化研究会などの実行委員やソフトウェア品質管理研究会 研究コース4「アジャイルと品質」にも関わっている。
『Fearless Change』(丸善出版、2014)共訳。
『ソフトウェアテストをカイゼンする50のアイデア』(翔泳社、2022)翻訳。
セッション 2-1
近藤 昌人(ベリサーブ)
2018年、開発・テスト業務経験無しで、第三者検証専門のベリサーブに入社。テスト業務の経験を重ね、3年後、テスト業務のみではなく、プログラム開発も必要な案件にアサインされる。
IT知識の無かった自分が、どのように考え、動き、食らいついて、業務をこなせるようになったのか。
常に、求められている状況を分析し続け、今の自分の立ち位置を形成するまでの歩みを、経験談を踏まえお話します。
セッション 2-2
木村 直樹(SHIFT)
テスト設計って大事ですよね。
正しくテストするにはテスト設計がしっかりできていないと、ただ単に動作を確認しているだけになって、求めている品質にたどり着きません。本セッションでは、同じ機能のテストなのに、あるチームのテスト観点を、何も考えずにそのまま別のチームに適用したところ、大変なことになった事例をもとに、テスト開始前の設計がいかに重要であるか、また「設計時に本当にこれでよいのか?」を考えることがどれだけ重要であるかをご紹介します。
セッション 4-1
セッション 4-2
岡内 裕希(チームスピリット)
不具合が発生したときに、スクリプトテストだけでは安心しきれなかったことはないだろうか?経験ベースのテスト技法を用いて補完しようにも、その経験があるメンバーが潤沢にいるとは限らない。
今回は探索的テストの経験があるメンバーが少ない中で、不具合分析およびスクリプトテストの源泉となるテスト観点から、探索的テストのチャーターとして用いる観点を抽出した体験を発表する。
セッション 3
セキュリ亭ジャス虎(JaSST Kansai 実行委員会アバター)
IoTやM2Mなど、組み込み機器がネットワークに当たり前につながる昨今、システム開発においてセキュリティ対策は重要視されます。
しかし、Web系システムと比較して、組み込みシステムに関するセキュリティテストの情報や有識者はそれほど多くありません。
そのため、「何をどうしたらよいのか」分からないまま、脆弱性診断やペネトレーションテストのみ実施してテストを終えるケースがよく見られます。
サービスやツールを活用することで専門性の高いセキュリティテストを実施できますが、自ら思索して、より良いテストができるように、
本講演では、組み込みシステムのセキュリティテストに必要な情報や知識を、初学者に向けて分かりやすく紹介・解説します。
セキュリ亭ジャス虎(JaSST Kansai 実行委員会アバター)
Drow.io生まれのテス虎。テスト講談専門のセキュリ亭入門後、セキュリティテスト講談師としてどこぞで活動。
今回、関西テスト業界を盛り上げるために、呼ばれていないが参戦。
セッション 7
西尾 泰彦(豆蔵)
3年前私たちは、自身のスキルアップ、プレゼンス向上を目的に、かなり意気込んでテスコンに挑みました。しかし、意気込むあまり、テスト設計成果物をうまくまとめられず、決勝5チーム中5位ととても優秀なテスト設計とは言えない状況でした。
そんな状況だったにも関わらず、無理なく、筋が通るようにすることを意識することで、翌年優勝。さらに次の年、無理なく、筋が通るだけじゃ物足りないと、テストアーキテクチャ設計をケアして、 2年連続優勝という評価を得るまでに成長することができました。
本発表では「無理なく、筋が通るようにとはどういうことか?」「どういうことを考えていて、2年連続優勝という評価を得るほどのテスト設計成果物を作れるようになったのか」についてお話ししたいと思います。
西尾 泰彦(豆蔵)
大学院博士課程修了(ソフトウェア信頼性工学。博士(工学))。
電機メーカーで13年、ソフトウェア品質保証(QAテスト、フィールド保証、マネジメント)業務に従事。
モデリングツールベンダで3年半弱、開発支援、コミュニティ活動、セキュリティ研究員に従事。
現職では、テスト・品質のコンサルティング。セーフティ&セキュリティのコンサルティング、MBSE導入のコンサルティング等に従事。
セッション 5
⾕尾 ⻁之介(ダイキン⼯業)
森鳰 武史(ダイキン⼯業)
⼤友 楽⼈(ダイキン⼯業)
障害復旧に関して、想定したフローでは復旧が困難であることは少なくありません。
弊社の開発・運⽤チームでも、想定⼿順による復旧が困難な障害が発⽣し、ユーザーに⼤きな影響を与えました。本障害の対策を講じるためポストモーテムを実施した結果、事前に復旧⼿順を検証・実践することの重要性が明らかになりました。以降、潜在的なリスクを明らかにし、レジリエンスを⾼めるために、近年注⽬されているカオスエンジニアリングに挑戦しています。
しかし、カオスエンジニアリングは本番に故障を注⼊するという性質による導⼊障壁が⾼く、現場への適⽤⽅法が課題でした。本セッションではどのようなカイゼンを繰り返し、カオスエンジニアリングに挑んでいるのか、その過程と今後の展望をご紹介致します。
⾕尾 ⻁之介(ダイキン⼯業)
ダイキン⼯業(株) テクノロジー・イノベーションセンター アジャイル内製化チーム 「ダイキン情報技術⼤学」の4期⽣として⼊社。 1年⽬からシステム開発・運⽤業務に従事。チームではQCとして、CI/CDの強化・最適化、品質全般に渡る勉強会の主導する等の役割を担う。
森鳰 武史(ダイキン⼯業)
ダイキン⼯業(株) テクノロジー・イノベーションセンター アジャイル内製化チーム 3年間データサイエンティストとして従事した後、 アジャイル内製化チームを⽴ち上げ、システム開発・運⽤、チームビルディングに従事。チームではリーダーとして、品質やSREなど全般に渡る活動を推進している。
⼤友 楽⼈(ダイキン⼯業)
ダイキン⼯業(株) テクノロジー・イノベーションセンター アジャイル内製化チーム 「ダイキン情報技術⼤学」の2期⽣として⼊社。 インフラからフロントエンドまで広く深くをモットーに、ソリューション全体の開発をリード。 チームではリードエンジニアとして、最新技術の探索と適⽤、社内共有会の主導等の役割を担う。
セッション 6
常盤 香央里(Graat)
「自律的なチームをつくるにはどうしたら良いだろう?」
「メンバーを自律的にするには何ができるだろう?」
テストエンジニアであるあなたが、いち担当者からテストリーダーや後輩育成に関わる立場になったときに出会う壁のひとつかもしれません。
チームやメンバーが思考停止しているのではないか?と気付いてしまったあなたは、どうしたら相手が思考停止から脱出してくれるのかと考え悩むことがあるでしょう。
思考停止からの脱出には、あなたの力はもちろん、対象となる人達の力が必要です。対象となる人達が、自律した世界の存在に気が付いて、そこへの道を辿りたいと思ってもらうには何が必要でしょうか?
さて、「思考停止からの脱出」が皆さんご存じの脱出ゲームだとしましょう。脱出するためには、いくつもの問いの答えを見つけながら進む必要があります。そう「問い」がなければ脱出はできないのです。
思考停止に閉じ込められたチームやメンバーにどんな問いを立てると脱出できるのか?そもそも脱出したいと思ってもらえるのか?いくつかのワークを通して、あなた自身に考えていただくセッションです。
常盤 香央里(Graat)
東京在住の道産子。
2005年4月より車載系組込システムの開発子会社にてソフトウェア開発・要件定義・PMサポート・ソフトウェアテストチームのプロジェクト横断改善活動などに携わる。
2019年7月より現職。問題分析・プロセス改善・ファシリテーション・ ワークショップデザインなどのスキルを活用し、様々なプロダクトのチームプロセス改善を支援。最近は支援の一環として、テスト関連のワークショップも実施している。
社外コミュニティでは、WACATE(ソフトウェアテストの合宿形式勉強会)の実行委員や、SigSQAの活動として「イマドキの品質保証」を考えJaSSTやSSなどのシンポジウムで発表なども行っている。
テスト関連資格は、JSTQB FL/AL TA/AL TM、AGILE TESTING FELLOWSHIPを保有。
セッション8
(JaSST Kansai 実行委員会)
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