JaSST kansai

開催概要

JaSST’25 Kansai 参加のお誘い

「QA expo 2025」
2025年は、皆様ご存じのとおり「大阪・関西万博」が開催されます。
多くの国内外の来場者が予想され、大阪の街が春の賑わいに包まれることは想像に難くありません。
博覧会の歴史を紐解くと、1877年、西南戦争の最中に大久保利通の提案で実現した『内国勧業博覧会』では、
欧米の新技術と日本の技術が交流し、国内産業の発展に大きく寄与しました。
また、1970年に大阪で開催された『日本万国博覧会』では、戦後復興を世界に強く印象付けるとともに、「人類の進歩と調和」をテーマに、技術とそれがもたらす課題を共有する場ともなりました。
このように、博覧会(EXPO)は常に“技術”をテーマの核に持ち、ポジティブなイメージとともに、リテラシー向上や教育的側面を併せ持っています。
それは、シンポジウムという場が持つ目的とも重なります。
今回の JaSST'25 Kansai のテーマ「QA expo 2025」では、凄まじい技術進化の渦中にあるQAが、いかに変化し、どのように対応していくかを考える場を提供します。
ただし、危機意識に偏るのではなく、技術を活用して未来を創造していこうという、ポジティブな視点を大切にしたいと考えています。
また「expo」の名のもと、セッションだけでなく、ワークショップ、パネルディスカッション、ポスターセッションなど、バリエーション豊かなプログラムで皆様をお迎えいたします。
本シンポジウムは、昨年同様、現地(オンサイト)開催を予定しており、後日にはオンラインでの振り返りイベントも実施する予定です。
ぜひ現地に足をお運びいただき、セッションだけでなく情報交換会などを通じて、技術者同士の交流をお楽しみいただければと思います。
そして、QAの未来を、技術の力で切り拓いていきましょう。

JaSST'25 関西 実行委員長
堀川 透陽

プレミアムスポンサー

セッション情報

※こちらで公開している内容はプログラム情報の一部となります。
またプログラムの内容は、都合により予告なく変更させて頂く場合があります。予めご了承ください。
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基調講演

S1)DevOpsを加速させるテスト、DevOpsで加速するテスト

DevOpsを導入する際、その導入価値を語るのにテストの観点は非常に有用です。セキュリティなども含めた品質担保を仕組み化して「攻めて守る」ことで、その価値を効果的に語りながら、実践的な導入をしていくことができます。

私たちは、開発速度を落とさずに安全性を高めるガードレールや発展的統制の思想で、AWS等を活用したプラットフォームを整備。これをDevSecOpsとして全社戦略に位置づけました。この基盤こそが「DevOpsが加速するテスト」を実現します。CI/CDによるテスト自動化は勿論、システムの堅牢性を検証するカオスエンジニアリングや、AIによるテスト自体の進化も可能になります。

そして、このように進化したテストは、結果として「DevOpsで加速するテスト」として、開発運用プロセス全体を更に強化します。この好循環を生み出し、継続的なプロセス改善を目指す私たちの取り組みをご紹介します。

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前川 博志(ダイキン工業)

IoTプラットフォーム「DK-Connect」のSREチーム、サービスエンジニア支援プラットフォームのアーキテクトなどを経て、テクノロジー・イノベーションセンター内のAWSを始めとした開発インフラの標準化に従事。さらにそれらの開発プラットフォームを活用するアジャイル開発チームのアジャイルコーチも務める。
社内AWSコミュニティ「ACDC」の立ち上げにも関わり、様々な観点で社内の開発を加速させる取り組みに携わっている。

招待講演

S4-A-1)変化する開発、進化する体系:時代に適応するエンジニアの知識と考え方
~変わり続ける現場で生き抜くために~

JaSST関西のテーマは「QA Expo 2025」です。時代とともに求められる技術やスキルは絶えず変化し、開発現場も多様化しています。こうした変化の激しい状況下で、「何を、どのように学べばよいのか」「学んでいる内容がすぐに陳腐化してしまわないか」といった悩みを感じることがあるかもしれません。

本講演では、JaSST関西(当時はJaSST Osaka)が初開催された2005年前後の大規模プロジェクト開発と、現在のプロダクト開発を一例として対比的に紹介しながら、開発や技術の変遷と、その背景にある変化の要因を分析します。さらに、歴史あるソフトウェアエンジニアリングの書籍を題材に、その体系がどのように進化してきたのか、そして変わらず活用できる知識とは何かについてもご紹介します。

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水野 昇幸 氏(システムエンジニアリング)

ソフトウェアの要件定義からテスト、運用までなんでも支援する流しのソフトウェア/システムエンジニア。過去は宇宙防衛システムのシステム設計・テスト・プロジェクトマネジメント、現在は企業内スタートアップとなるSaaSプロダクト開発を支援中。テスト関連の海外論文を書くのが趣味。
監訳:実践ソフトウェアエンジニアリング 第9版

S3)実践!実例マッピング!うまく実施するためのチーム作り

実例マッピングとは、主にアジャイル開発でユーザーストーリーを具体化する方法であり、実際の使用例をもとに要件を視覚的に整理し、チーム全体で共通理解を得ることを目的にします。
今回は登壇者が複数プロジェクトで実例マッピングを行った事例から、上手くいかなかった事例と上手くいった事例から気づきを得た、実例マッピングを効果的に実施するためのチーム作りについてご紹介します。

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小川 雄喜(三菱電機)

IoT・ライフソリューション新事業推進センター
三菱電機にて、IoT家電向けのプラットフォームおよびスマートフォン向けアプリ開発に携わる。開発を通じて、組織内へのアジャイル開発、試験自動化、CI/CDなどの導入に貢献。社内外を通じてコミュニティ活動にも多く参加・登壇し、AWS Community Builders 2025に選出。

S4-B)脱”今まで通り”。考えるQAエンジニアのワークショップ。【2歩目】~課題解決編~

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河内 晴菜(エムオーテックス/JaSST Kansai 実行委員会)

企画セッション

  • S4-A-2)テスト設計コンテストで新たな挑戦者求む!生成AIと創るテストの未来

    大段 智広(テスト設計コンテスト実行委員会)

  • S4-A-3)帰ってきたセキュリ亭ジャス虎 「踏み出せ!飛び出せ!セキュリティテスト」というお噺

    セキュリ亭ジャス虎(JaSST Kansai 実行委員会)

  • テクノロジーセッション

  • S2-1)仕事なのに楽しいって、ズルいですか?

    岩田雅弘(bubo)

  • S2-2)技術だけでは要求品質を満たせない
    ~論理的思考によるメンバー育成から導く品質向上~

    上垣 颯太(ベリサーブ)

  • S2-3)オフショアで挑む新規プロダクト開発

    須﨑 慎一郎(チームスピリット)

  • S5-1)製造業からパッケージ製品まで、あらゆる領域をカバー!生成AIを利用したテストシナリオ生成

    石井 優(SHIFT)

  • S5-2)テクノロジーセッション5

    鳥渕 建樹(ビットキー)

  • S5-3)テクノロジーセッション6

    長坂 明俊(ポールトゥウィン)

  • S5-4)テクノロジーセッション7

  • S5-5)テクノロジーセッション8

  • その他のセッション

  • S0)オープニングセッション

    JaSST関西実行委員会

  • S6)パネルディスカッション
    “関西のQAの未来を議論する”

    パネラー:
    前川 博志(ダイキン工業)
    小川 雄喜(三菱電機)
    水野 昇幸(システムエンジニアリング)
    大段 智広(テスト設計コンテスト実行委員会)
    堀川 透陽(JaSST関西実行委員会)

    司会:
    徳 隆宏(三菱電機)

  • S7)クロージングセッション

    JaSST関西実行委員会

  • S8)情報交換会

  • スポンサー情報

    JaSSTプレミアムスポンサー協賛企業

    JaSST’25 Kansai ゴールドスポンサー協賛企業

    JaSST’25 Kansai 実行委員会

    実行委員長

    堀川 透陽 (本田技研工業)

    実行委員

    小川 哲生(JSOL)
    河内 晴菜(エムオーテックス)
    谷口 僚(ENECHANGE)
    武林 亮太(JaSST Kansai 実行委員会)
    徳田 有作(日新システムズ)
    鍋島 穣(閂)
    野中 成夫(JaSST Kansai 実行委員会)
    白 宇飛(EMテクノロジー研究所)
    山田 恭平(アジャイルウェア)
    吉川 努(ベリサーブ)

    アドバイザ

    徳 隆宏(三菱電機)

    お問い合わせ

    E-mail:kansai-inquery@jasst.npoaster.jp

    ※本アドレスで受けられるメールの最大容量は100MBとなっておりますのでご注意ください